【キングダム 全勝負②】ALL戦闘シーン57戦を最新まで紹介![鄴攻略編まで]保存版・常時更新

【キングダム 全勝負②】ALL戦闘シーン57戦を最新まで紹介![鄴攻略編まで]保存版・常時更新

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム 44巻(原 泰久) 集英社
本能型の静かなる智将 趙大将軍の慶舎を討ち取る信

漫画「キングダム」で繰り広げられる全ての戦闘シーンを回顧シリーズ第二弾!

あの激戦から感動の名シーンまで全巻から全ての戦いを最新巻まで紹介。

敵も味方も想いを乗せて戦う武将達。キングダムの世界で繰り広げられる全ての戦闘シーンを信少年時の一巻から最新巻まで余すことなく紹介している本シリーズですが、本記事は合従軍以降を掲載。新たに登場したつわものたち、紀彗(きすい)・慶舎(けいしゃ)・尭雲(ぎょううん)や毐国(あいこく)の反乱など数々の列将が繰り広げる戦い57戦(更新時現在 コミック57巻まで)のうち合従軍編後から最新の鄴攻略編までの戦いをストーリーに合わせて紹介します。

※合従軍編まで(~33巻)の戦いは【キングダム 全勝負①】ALL戦闘シーン57戦を最新まで紹介![はじまり合従軍編まで]をご覧ください!

※原則決着した戦いをピックアップしていますが、重要な伏線となる戦いや、引き分けでも影響の強い戦いは紹介しています。
※物語のあらすじと共に紹介しているのでネタバレを含みます。

目次

幕間 蚩尤決戦 全勝負(34巻)

40:○ 羌族「羌瘣」vs 幽族 「幽連」× @趙国(34巻)

姉の仇を討ちに飛信隊から抜け羌瘣(きょうかい)。元羌族である羌明(きょうめい)の手引きで現 蚩尤(しゆう)の幽連(ゆうれん)の居場所をつかみ、姉である羌象(きょうしょう)の恨みを晴らすため、とうとう幽連と対峙することとなる。

20人以上の仲間を引き連れ羌瘣を討ち取ろうとする幽連だが、羌瘣の巫舞の前に次々と倒される。卑怯な手を用いて勝ってきた幽連だったが祭で実妹を殺め蚩尤としての真の強さを得たその強さは羌瘣の想像を超えるものだった。

幽連を倒す唯一の方法は、巫舞を意識が戻ってこれない深さまで落とし今までにない強さを発揮することだったが、それは昏睡に陥り自身の死を意味するものだった。
しかし、飛信隊の仲間たちの存在が意識をつなぐ光となり、とうとう羌瘣は深い巫舞で覚醒し幽連を討ち取ることに成功した。羌瘣は幽連の亡骸を隠し、死んでいないことにすることで祭という殺し合いの歴史を終わらせた。

羌?vs幽連
作画引用・出典 キングダム 34巻(原 泰久) 集英社
姉の仇である幽連をとうとう討ち取ることに成功した羌瘣

【レビュー】

羌象の仇討ちのためだけに生きてきた羌瘣だったが、信と出会ったことで帰る場所を見つけたことで今までにない深さの巫舞により幽連を討ち取った。孤独だった羌瘣にとって飛信隊の仲間の存在が姉の仇を討つ上でとても重要であったことが分かるワンシーンだった。敵討ちを達成した羌瘣は、これ以上に飛信隊にとって重要な副官となる。


王弟謀略編 全勝負@屯留(34巻 – 35巻)

合従軍迎撃後、趙軍が屯留へ侵攻しする。秦軍は主要地の防衛で列将不在だったため王宮では呂不韋(りょふい)が蕞の時のように嬴政(えいせい)が出陣すればいいと軽々しく放言し政陣営にひんしゅくを買うが、謀反失敗後に改心していた成蟜(せいきょう)の妻である瑠衣(るい)の故郷でもある屯留へ迎撃に向かうこととなった。

成蟜軍は趙軍をあっさり迎撃したが、それに成蟜が違和感を感じながら入城すると瑠衣の姿はなく蒲鶮(ほかく)という城主代行が現れる。
すると成蟜が率いてきた将軍龍羽(りゅうう)が裏切り成蟜は投獄されてしまう。蒲鶮は屯留の民に、成蟜こそ正当な王家の後継であり王宮を奪還すると吹聴し、王宮には成蟜が謀反を起こしたと伝わる。呂不韋は討伐軍を送るが嬴政はそれが謀略と怪しみ、信へ成蟜を救出するよう伝令を送る。討伐軍として壁(へき)が派遣されるが、離反した龍羽軍が昧広率いる趙軍が迎撃するも飛信隊が合流し昧広は敗走し龍羽は屯留へ撤退する。

41:○ 秦国 王弟「成蟜」vs 秦国 城主代行「蒲鶮」× @屯留(35巻)

成蟜は見張りを諭して牢獄から抜け出し、瑠衣を救出するが、途中で蒲鶮の襲撃に合い瑠衣を逃がして蒲鶮に相対する。

飛信隊は屯留を持ち前の強さで早々に落城させ、成蟜が謀略に陥れられたことを確信し急いで救出に向かいう。成蟜は蒲鶮兵の攻撃を何度も受け満身創痍であったが、とうとう蒲鶮を斬り捨てる。信と瑠衣が成蟜のもとに辿り着くが、既に成蟜は深手を負っており、信と瑠衣へ最後の言葉をかけて絶命する。

作画引用・出典 キングダム 35巻(原 泰久) 集英社
死に際、最愛の妻である瑠衣に想いを伝える成蟜の姿に胸を打たれる

【レビュー】

過去、反乱を起こし嬴政を失墜させようと企てた成蟜が政が描くの中華統一の道に感化され、嬴政率いる秦国と妻の瑠衣のために命を懸けて戦う姿に心が揺さぶられる王弟謀反編。秦国正統の王族として政へ国を託した成蟜は、過去因縁の相手である信へ自分が政の”剣”であり”盾”である存在であることを忘れるなと諭し、瑠衣には「あの時からずっとお前にほれておる」と伝え、瑠衣も「・・・知っています」と応える。成蟜の不器用ながらも国や妻を愛して散った最期に心を打たれる印象的な場面となった。


対魏 著雍攻略編 全勝負@著雍(36巻 – 37巻)

中華統一を目指す秦は中華進出のための新たな要所である著雍を騰軍が侵攻していた。それに対し魏軍は呉鳳明(ごほうめい)を総大将とした大軍で迎撃し、謎の三軍が次々と秦の拠点を落城させていく。

騰(とう)は王翦(おうせん)に援軍を求めようとするが王賁(おうほん)が私情をはさみつつも趙軍を防衛する王翦軍の軍を薄くするべきではないと制止し、魏軍の布陣に3点の弱点を見出し、それを同時刻に3つの主攻が攻め落とすことで勝てる望みがあると見立てる。
その策を騰が採用し、録嗚未(ろくおみ)軍、玉鳳隊、飛信隊が主攻として出陣する。謎の3軍は、過去秦の六大将軍や趙三大天に肩を並べる強さを持っていたが既にこの世を去ったと思われていた魏火龍七師のうち霊凰(れいおう)・凱孟(がいもう)・紫伯(しはく)の3人であった。

42:△ 秦国 四千人将「信」vs 魏国 大将軍「凱孟」△ @著雍(36巻)

信が凱孟の激しい攻撃に互角に戦い抜き、河了貂(かりょうてん)の策によって羌瘣隊が本隊から離脱し本陣へ向かう。それにより飛信隊は凱孟軍に包囲されるが、前日に河了貂が援軍を要請していた隆国軍が加勢したことで荀早は撤退を決断し凱孟軍は退くこととなる。

信vs凱孟
作画引用・出典 キングダム 36巻(原 泰久) 集英社
魏を代表する猛将であえる凱孟と互角に打ち合う信

【レビュー】

各国の猛将に肩を並べる魏火龍の凱孟。信も大将軍級の一撃を受け強さを確信する。ただ、王騎・廉頗ですら凱孟の一騎討ちは避けたと言うほどの強さを持っていると自負するも、信に避けたのではなく相手にされなかったのでは?と指摘される。事実、王騎は「あなたは赤ん坊のまま猛牛になった困った人です。無邪気に一騎討ちと言われたも割に合わない。」と相手にしなかった。しかし、「戦は強者が欲望のままに弱者を屠る単なる殺戮の場であり、それ以上でも以下でもない」と言い切り、次までに納得する答えを用意しておけと言い放ち撤退したため、その本当の強さは分からなかった。

43:○ 秦国 四千人将「王賁」vs 魏国 大将軍「紫伯」× @著雍(37巻)

玉鳳隊は初日こそ攻め込んでいたものの、2日目に紫伯が動き出す。紫伯軍に包囲されるが王賁は紫伯に突撃する。しかし王賁は魏火龍紫伯の圧倒的名強さに深手を負い退却を余儀なくされる。翌日も玉鳳隊は紫伯軍と激戦を繰り広げ、王賁は再度紫伯と対峙する。正統な槍術を会得した王賁は、前日の戦いから紫伯が急所を守ろうとしない事に気づき、我流で強くなった紫伯の槍術を型で捉えることができるようになる。
紫伯は過去、婚約者であった紫季歌(しきか)を魏火龍の一人だった太呂慈(たいろじ)に殺されたことで世に未練が無くなり生きることに執着せず戦い続けてきたのだった。王賁はとうとう紫伯の槍を見切り、胸に一撃を突き刺し討ち取ることに成功した。

王賁vs紫伯
作画引用・出典 キングダム 37巻(原 泰久) 集英社
正統な槍術により紫伯を見切った王賁が紫伯を討ち取ることに成功する

【レビュー】

紫伯は魏火龍のうち三人を一人で殺してしまうほどの圧倒的な強さを誇る、まさに中華最強の槍術の持ち主であった。王賁はそんな強敵を見切り打ち勝ったことから、王賁の槍術もまた中華最強レベルになったと言って過言ではない戦いだった。武力だけでなく知力にも長け、リーダーシップも発揮する王賁が、今後の秦国にとって必要不可欠な重要な武将であることを印象付けた。

44:○ 秦国 四千人将「信」vs 魏国 大将軍「霊凰」× @著雍(37巻)

王賁の策どおり、三部隊は計画通りに呉鳳明の本陣を急襲する。最後に到着した飛信隊の羌瘣が総大将の天幕に押し入り呉鳳明を斬り捨てるも替え玉であった。

呉鳳明の軍略の師でもある魏火龍の霊凰も同様に退却するが、今からでも手薄な騰の本陣を落とせば形勢を逆転させれると画策するも、そこに信が追いつき襲い掛かる。信はどちらが総大将である呉鳳明か判別できず斬る相手を迷っていると、咄嗟に呉鳳明は霊凰に対し「鳳明様お逃げをっ」と声をかけ、信は呉鳳明と勘違いし霊凰を討ち取る。その間に呉鳳明は逃走。

霊凰の配下にどういうことだと詰め寄られるも、呉鳳明は「これからの戦国を魏が勝ち残るためだ。これからは魏軍総司令の自分が上官になる。口を慎め。」と言い放ち、逃げ切るのだった。
これにより魏軍は全軍敗走し秦軍が勝利した。

信vs霊凰
作画引用・出典 キングダム 37巻(原 泰久) 集英社
退却する霊凰と呉鳳明と追走し襲撃する信

【レビュー】

恩師の死すら厭わず、魏国の将来を見据えて生き延びた呉鳳明。秦の六大将軍や趙の三大天のように乱世で名を馳せた魏火龍七師。その次世代を担う魏の智将は生き残り、趙の李牧と並び今後秦国の脅威になるであろう未来を伺わせる著雍の対魏戦となった。


【著雍攻略編 総括】

結果:秦の勝利 → 騰 大将軍になる
信の首級:霊凰(魏火龍七師 大将軍) 武功で五千人将に
王賁の首級:紫伯(魏火龍七師 大将軍) 武功で五千人将に

対毐国 毐国の乱編 全勝負@咸陽(37巻 – 40巻)

政はとうとう22歳の加冠の儀を迎えたことで、嬴政を倒し自らが秦国国王に成り上がると目論んでいた相国呂不韋と国王嬴政との権力闘争も最終局面を迎えていた。
呂不韋最後の謀略は、大后と呂不韋が送り込んだ男娼である嫪毐(ろうあい)が秦国中原に毐国という新国家樹立を企てたことに乗じ、加冠の儀で嬴政不在の間に咸陽へ毐国のクーデターを起こさせ、嬴政を葬り、呂不韋陣営が毐国を討伐することで救国の英雄となり王の座を乗っ取るという筋書きであった。

呂不韋の差し金である虎歴が、秦王宮が毐国を国家反逆の奸賊とし攻めてくるため咸陽攻めをやむなしと扇動し、とうとう毐国は咸陽へ挙兵する。

45:○ 秦国 五千人将「信」vs 毐国 武将「樊琉期」× @咸陽(40巻)

毐国三万の軍勢は呂不韋の手引きで悠々と国門函谷関を通り抜け咸陽をも落城させてしまう。だが、それを察した昌平君が飛信隊へ暗号文で伝令を送り、飛信隊は咸陽防衛のため進軍する。
咸陽は毐国武将の樊於期(はんおき)・樊琉期(はんるき)親子が後宮まで攻め入り、王女である向(こう)とその嫡子である麗(れい)の首を狙うが、それを宮女の陽(よう)がかばう。
陽が殺されると思われた間際に信が登場し兵を蹴散らし樊琉期の腕を斬りおとして捕らえる。

信vs樊琉期
作画引用・出典 キングダム 40巻(原 泰久) 集英社
咸陽・王宮で向とその子の麗、宮女の陽を襲う樊琉期を討伐する信

【レビュー】

呂不韋の謀略により幾度と無く巻き起こった秦国内での内乱。最後のクーデターは今までに無い規模の軍勢であったが、成蟜と時のような失敗は許されないと誓った信の迅速な行動と武勇で陽・向・麗は無事救出された。

46:○ 秦国 軍総司令「昌平君」vs 毐国 武将「ワテギ」× @咸陽(40巻)

加冠の儀の最中に呂不韋から離反した昌平君(しょうへいくん)は、咸陽防衛のため屈強な私兵と介億と共に乗り込む。
咸陽は未だ秦国に積年の恨みを抱えていた戎籊公・ワテギによって襲撃を受けていた。河了貂は恩師 介億(かいおく)の笛の音に気づき、包雷という戦術に呼応し機転を利かせて後陣の陣形を敷いたことでワテギ軍を包囲し、昌平君は寡兵ながらワテギ本陣に辿り着く。

ワテギは昌平君に突撃するが若いころ蒙武(もうぶ)より強かったといわれる昌平君の一撃になすすべなく討ち取られる。これにより毐国のクーデターは鎮圧され、9年に渡った呂不韋との権力闘争は嬴政陣営の勝利で終わる。

昌平君vsワテギ
作画引用・出典 キングダム 40巻(原 泰久) 集英社
普段は丞相で武官の昌平君が前線に打って出て、ワテギを瞬殺する強さを見せつける

【レビュー】

ここまでのストーリーで軍総司令として軍略家の側面だけを見せていた昌平君が、未だ現役の武将として圧倒的武勇を誇ることを示す場面であった。呂不韋陣営の四柱として脅威であった昌平君が大王陣営につき、その武勇と知略が今後の秦国にとって大きな力になることを証明する印象的な一戦であった。

対趙 黒羊丘侵攻戦編 全勝負@黒羊丘(41巻 – 45巻)

呂不韋が失脚し秦国の実権を握った嬴政は本格的に周辺諸国の統一に乗り出す。楚攻めを目論むも長らく楚国を司ってきた春申君(しゅんしんくん)が暗殺され丞相に媧燐(かりん)が着任したことを聞いたことにより矛先を趙の黒羊丘に改める。桓騎(かんき)率いる五万の軍勢が黒羊丘侵攻に出撃し、飛信隊も桓騎軍に編入することとなり、戦で虐殺や略奪を厭わない桓騎から「大人の戦いを覚えていけ」と忠告される。

47:○ 秦国 副官「羌瘣」vs 趙国 副官「劉冬」× @黒羊丘(42・44巻)

密林地帯の黒羊丘では5つの丘の占拠が勝敗を分けるが、飛信隊はもっとも重要な中央の丘を奪い丘の先に前線を敷くよう命じられる。しかし、紀彗軍副官の馬呈(ばてい)・劉冬(りゅうとう)に策略に欺かれ作戦に失敗してしまう。桓騎は中央丘の占拠を防ぐため、雷土(らいど)隊・ゼノウ隊を送り込むも慶舎(けいしゃ)の策にはめられ岳嬰(がくえい)軍に包囲され敗走する。

一方で敵前線より奥に隊を進めて羌瘣は劉冬の夜営地を発見し、仲間に制止されるも単騎で襲撃する。首尾よく劉冬のもとに辿り着くが、罠にかかり、劉冬に一太刀浴びせるものの深手を負い崖から転落してしまう。その後、黒羊丘に点在する村の老婆に命を救われ、紀彗が城主をし、黒羊丘の先にある離眼城で過去起きた、紀彗・馬呈・劉冬の3人の悲劇の生い立ちを聞かされる。

その後、劉冬は慶舎との乱戦の際に加勢に入ったところを足止めに来た羌瘣に敗れる。羌瘣は離眼城の悲劇を絶対に起こさせないと誓うのであった。

激戦を繰り広げる副官同士の羌瘣と劉冬
作画引用・出典 キングダム 42巻(原 泰久) 集英社
激戦を繰り広げる副官同士の羌瘣と劉冬
劉冬は離眼城を守り抜くという想いを秘め絶命する
作画引用・出典 キングダム 44巻(原 泰久) 集英社
劉冬は離眼城を守り抜くという想いを秘め絶命する

【レビュー】

いつも冷静で知略に富む羌瘣がリスクを犯しても飛信隊のために武功を上げようと覚悟を決めて討って出るが劉冬が一枚上手であった。武勇を誇る紀彗筆頭とした馬呈・劉冬がこれまで趙軍の戦いに現れなかった訳や、夜営地で3つの人形を大切に持って感傷に浸っていた劉冬の姿。黒羊丘戦がこれまでの戦とは異なる、ただ勝ち負けでは無いことを匂わせるワンシーンであった。

48:○ 秦国 五千人将「信」vs 趙国 将軍「慶舎」× @黒羊丘(43-44巻)

緒戦の失敗を取り戻そうとする飛信隊であったが川の向こうに陣を張る馬呈に苦戦する。
河了貂の策略と渕(えん)さんの責任感により馬呈の裏をかき退却させることに成功する。それにより中央の丘を奪うための絶好の状況が訪れた桓騎軍であったが、桓騎は両軍の期待を裏切りあえて何もしなかった。

それに痺れを切らした慶舎軍が飛信隊を襲撃する。蜘蛛のように敵を絡め取る慶舎の本能形の知略を桓騎が読んでおり飛信隊を囮とし、自ら動き出した慶舎をゼノウ軍が急襲する。
紀彗軍の加勢があり難を逃れた慶舎であったが、信がリスクを問わず慶舎本陣へ突撃する。屈強な慶舎軍を攻め、羌瘣が劉冬を足止めし信は慶舎との一騎討ちとなる。見かけとは裏腹に武力も強い慶舎であったがとうとう信の前に斬り捨てられた。

信vs慶舎
作画引用・出典 キングダム 44巻(原 泰久) 集英社
慶舎の本陣を捨て身で急襲した信は、一騎打ちの末慶舎を討ち取る

【レビュー】

あらゆる策略で桓騎軍を大いに苦しめた慶舎であったが、全く動揺しない桓騎の心理戦の前に討って取られるのであった。信の武勇と、桓騎のセオリーを無視した異端的な軍略、相反する二人の戦い方が黒羊丘の勝利につながった。しかし、総大将を討たれながらも戦局としては五部であり、慶舎の腹心である岳嬰と強力な武勇を誇る紀彗軍が反撃の機を伺う。その後、黒羊丘の村を全滅させ虐殺した屍を紀彗に送りつけ”離眼城ではこれ以上の虐殺をする”と脅し紀彗を撤退させる事で桓騎軍が中央丘を取り秦軍が勝利する。残虐的な方法で趙を退かせたが結果的に秦軍の人損は見積もりより大幅に減るのであった。


【黒羊丘侵攻戦 総括】

結果:秦の勝利
信の首級:慶舎(将軍) 武功は羌瘣の同士討ちにより無功になり五千人将のままに

対趙 鄴攻略戦編 全勝負@朱海平原 他(46巻 – 55巻)

本格的に中華統一を目指す嬴政。 咸陽では蔡沢(さいたく)の根回しにより斉王と李牧が咸陽に訪れ、嬴政は斉王の密会する。統一後の中華は「人」ではなく「法」により統治し、王も法の下に入ることは小事であると言い放つ嬴政に斉王は納得し、その想いがこれからも変わらなければ国を明け渡すと約束する。

その後、李牧から「七国同盟」こそ無血で戦争を無くす方法だと提案されるも、そんな不完全な同盟は長続きしないと反論。それを宣戦布告と受け取った李牧は、まず滅ぶのは秦国であると宣言して咸陽を去るのだった。

作画引用・出典 キングダム 46巻(原 泰久) 集英社
嬴政に中華統一を断念するよう伝える趙国宰相の李牧

しかし、統一までの15年という猶予の中で趙への侵攻に必要な期間は予測を上回るものだった。
昌平君が出した結論は趙の王都邯鄲の喉元にある鄴の陥落。その総大将に抜擢されたのは、知略と武勇に富んだ将軍である王翦(おうせん)であった。
王翦は兵糧運搬を用いて趙を欺き進軍する。
李牧は秦が国門である列尾を超え鄴を狙っていることに勘付くが、普通であれば秦が圧倒的に形成が不利になる鄴へ進軍する秦に対し 「秦は正気か!?」と驚愕する。

趙の国門である列尾は飛信隊と楊端和(ようたんわ)率いる山の民の猛攻を前に容易に陥落する。その手応えのなさを不信に思った王翦は列尾が意図的に落ちやすく設計されていることに気付く。それは裏を返せば奪還しやすい城であり、秦軍が列尾を通過後に奪い返されることで補給路と退路を絶たれ鄴を落とす前に兵糧が切れて全滅する可能性があるという事であった。

王翦は鄴を事前に偵察すると攻城戦では落ちない完璧な城であると判断し戦略を切り替える。王翦は鄴までの道中にある小城を次から次へと落城させ、民を難民とし鄴へ向かわせ、結果鄴は多数の難民を収容して門を閉ざす。それを桓騎軍が包囲し睨みを利かせることで鄴を兵糧攻めとしたのだった。
それにより主戦場は残る主要な地である閼与と遼陽となり、楊端和軍に閼与を任せ、残る全軍を遼陽にある朱海平原へ進軍させる。これより秦対趙の兵糧合戦は、鄴を囲む桓騎軍と閼与を攻める楊端和軍、そして朱海平原を侵攻する王翦軍が同時進行で戦いを繰り広げる事となった。

49:× 秦国 将軍「麻鉱」vs 趙国 三大天「李牧」○ @朱海平原(49巻)

朱海平原では紀彗軍に数で劣る楽華隊が緒戦に討って出ると善戦し、王翦の副将である麻鉱(まこう)軍が挟み撃ちにする。
飛信隊も加勢した事で紀彗軍は大いに苦戦するが、そこへ本陣から李牧が自ら別働隊として現れる。麻鉱が李牧に気づくやいなや、李牧に一瞬で討ち取られてしまう。早くも大将が討たれ士気が低下したことで崩壊しかける麻鉱軍であったが、蒙恬の咄嗟の指揮采配で息を吹き返し、緒戦を耐え抜いた。その功により蒙恬は臨時の将軍として麻鉱軍を率いる事となる。

麻鉱vs李牧
作画引用・出典 キングダム 49巻(原 泰久) 集英社
普段は前線で戦うことのない李牧だが、一騎打ちでも脅威の強さを見せつける

【レビュー】

朱海平原の緒戦では早くも将軍の麻鉱が李牧の手によって討ち取られてしまう。李牧筆頭に、紀彗、岳嬰、李牧の副将で歴戦の強者である馬南慈、三大天であった藺相如(りんしょうじょ)を支えた武将である趙峩龍・尭雲という手練れ揃いの朱海平原の戦いは、まさに秦国の命運をかけた戦いであり、そこを信・王賁・蒙恬が握ると言って過言ではない戦況となった。特に麻鉱を鼓舞し、咄嗟に指揮した蒙恬のリーダーシップは将軍たる器に十分足るものだったと言える。

50:△ 秦国 五千人将「信」vs 趙国 将軍「尭雲」△ @朱海平原(51巻)

右翼では岳嬰・趙峩龍(ちょうがりゅう)・尭雲(ぎょううん)の三軍が亜光(あこう)軍を攻め、王賁率いる玉鳳隊が奮闘しそこへ飛信隊が加勢するが戦いは苛烈さを増していた。王翦は左翼を蒙恬に託し、飛信隊全軍を右翼へ布陣させ、飛信隊は尭雲軍と激戦を繰り広げるが程なくして本陣を攻めに来た尭雲と一騎討ちとなる。王騎の矛を受け継ぐ実力があるかを尭雲に疑われた信は覚醒し、尭雲と互角に打ち合う。信が一騎討ちを繰り広げる最中、羌瘣も奮闘し戦局を乗り越えていく。

とうとう日が暮れ両者は共に退却することとなるが、尭雲は自軍が羌瘣に殲滅されていることに驚愕し3つの誤算があったことに気づく。それは信が本陣急襲を読んだことと、信がそれを止めるほど強い相手であったことと、戦局を変えれる武勇を持った武将が信以外にいたことたった。

作画引用・出典 キングダム 51巻(原 泰久) 集英社
廉頗に匹敵する強さを持ち合わせる強敵尭雲にも劣らない戦いぶりを見せる信

【レビュー】

三大天藺相如の右腕であり、六大将軍と渡り歩いた尭雲は本編の中でもトップクラスの強さを持つ武将であると考えられるが、信はそれに互角に戦えるほどの強さにまで覚醒し、王騎の矛での戦いもモノにした。

51:○ 秦国 五千人将「信」vs 趙国 将軍「岳嬰」× @朱海平原(52巻)

朱海平原での攻防も9日目に入り、飛信隊は岳嬰軍と戦い、亜光軍は尭雲軍と馬南慈軍の二軍の猛攻に苦戦していた。前線に討って出た亜光軍副将の虎寧は尭雲の前に斬り捨てられ、亜光は尭雲と馬南慈(ばなんじ)の二人を同時に相手することとなる。
亜光は猛将二人を相手に奮闘するも深手を負い、討ち取られる寸前に亜光軍千人将である亜花錦(あかきん)に救出される。亜光の苦戦を察した王賁も加勢に入り必死で退路を確保する。
一方で、飛信隊を前に慶舎の仇討ちに燃える岳嬰は猛然と信へ突進する。信はうつむいたまま動かず襲い掛かる岳嬰の槍が信を貫こうとする一瞬に反撃し、岳嬰を真っ二つに斬り捨て討ち取る。その強さはもはや王騎すら彷彿とさせるものであった。

作画引用・出典 キングダム 52巻(原 泰久) 集英社
王騎の矛を使いこなせるようになった信は、慶舎の仇討に来た岳嬰を瞬殺する

【レビュー】

馬南慈と尭雲を同時に相手にしても退かず戦える程の強さを見せる王賁。また、信も将軍級の岳嬰を瞬く間に討ち取ってしまうなど、蒙恬だけでなく王賁・信共に将軍級の強さへ成長していることが分かる一戦であった。王翦の副将である麻鉱を早々に葬られ、亜光も致命傷を負うなど将軍級が倒れる中で、秦軍も岳嬰を破り互いに譲らない戦況となった。

52:○ 秦国 将軍「壁」vs 趙国 犬戎王「ロゾ」× @遼陽 (53巻)

朱海平原での死闘が続く中、楊端和軍も遼陽攻めを続けていた。趙から特別に自治を許され遼陽城を根城にしていた犬戎の手引きで兵糧庫を見つけ出し火を放つ。兵糧が限られた楊端和は全面攻撃を仕掛ける。

緒戦でメラ族の族長カタリがジリを討ち取りるも、同じく犬戎の将ブネンが味方ごと背後からカタリを刺し討ち取る。一方、フィゴ軍も多大な犠牲は出しながらも犬戎の将トアクを討ち取る。楊端和とバジオウ軍は敵将のゴバを退かせるも、舜水樹の謀略により城から打って出た犬戎王ロゾと公孫龍軍に四方を包囲され窮地に追い込まれる。楊端和はゴバを討ち取り退却するも敵の追走にあい軍は四散する。深手の楊端和をバジオウが守り続け生き残った山の民が救出にされる。

その後フィゴ王は犬戎王ロゾに挑み、壁とカタリの妹であるキタリも参戦しブネンを討ち取り兄の敵を取る。キタリに汚名返上のためにロゾを討てと発破をかけられた壁は、ロゾと激戦を繰り広げるフィゴ王が囮となりお膳立てされ、背後から遂にロゾを討ち取ることに成功する。その間に、楊端和から再集結の場所として指定された遼陽城を猿手族が落城させていた。そして犬戎は楊端和に懐柔され秦国につくこととなる。

その他 秦軍被害:メラ族カタリ[vsブネン](→討死)
その他 趙軍被害:ジリ[vsカタリ](→討死)・ブネン[vsキタリ](→討死)・ゴバ [vs楊端和](→討死)・トアク[vsフィゴ王](→討死)

壁vsロゾ
作画引用・出典 キングダム 53巻(原 泰久) 集英社
息を吹き返し背後からロゾを討ち取る将軍・壁

【レビュー】

鄴攻め勝利に必要な遼陽を見事に楊端和軍が攻め落とした。これまで正攻法を持ち味として目立つ武功は無かった壁であったが、とうとう大局を左右する大将級の首級を上げることに成功する。信の初陣から共に戦ってきた壁の成長や、山の民との心の交流に胸が熱くなる一戦であった。

53:△ 秦国 五千人将「王賁」vs 趙国 将軍「尭雲」△ @朱海平原(54巻)

兵糧も底をついた開戦13日目。朱海平原の激戦も佳境を向かえ、玉鳳隊と飛信隊の活躍により右翼が主戦場となった。
まだ無傷であった王翦本軍も右翼に進撃していく。李牧は玉鳳隊に狙いを定め尭雲が王賁を襲撃する。

王賁は尭雲との一騎打ちにて奮闘し、右腕に槍を突き刺し重傷を負わせたものの、尭雲の反撃に致命傷を負って倒れてしまう。関常はなんとか王賁を救出し、関常隊の宮康が「賁様は命を懸けてでも守るに足るお方だ」と王賁をかばい討ち死にする。これにより右翼の先行きは飛信隊に託される。

作画引用・出典 キングダム 53巻(原 泰久) 集英社
尭雲に深手を負わせることに成功する王賁

【レビュー】

王賁は本戦で覚醒したことでその強さを確固たるものにし、趙三大天である藺相如の右腕であり秦六大将軍と渡り歩ける武勇を誇る尭雲に深手を負わせるほどの善戦を見せた。しかし、右翼は王賁と亜光が討たれたことにより右翼の戦局は飛信隊に託された。

54:○ 秦国 五千人将「信」vs 趙国 将軍「趙峩龍」× @朱海平原(55巻)

飛信隊は兵力で劣勢なものの趙峩龍の本陣に迫る。趙峩龍は信の姿を「王騎のようだ」とつぶやき、六大将軍級の実力の気配を感じる者だと 尭雲が 語ったことに納得する。

本陣から退却する趙峩龍を追走する信をあえて振り払わずおびき寄せたところで 配下の手練れである武将の 徐林(じょりん)・徐肖(じょしょう)に横撃させた。信は徐林・徐肖からの同時攻撃に苦戦するも、徐林を討ち取るが、敵の包囲は勢いを増し信の本体を損耗していく。
そこへ羌瘣と那貴(なき)の二隊が加勢に入り羌瘣が徐肖を討ち取り、趙峩龍の主力部隊を次々と撃破する。

信はさらに趙峩龍を追い一騎討ちとなるが、趙峩龍は予想を上回る強さを誇る。しかし信も負けじと必殺の一撃を趙峩龍へ食らわせ討ち取るのであった。
それにより右翼は馬南慈軍のみとなり、それを亜光軍と飛信隊が挟撃したことで半壊させ、秦軍は実質的に右翼の勝利を掴むこととなる。あとは中央軍との決戦を残し14日目が終わったところで、左翼に突如龐煖が現れるのだった。

その他 趙軍被害:武将徐林[vs信](→討死) ・武将徐肖[vs羌瘣](→討死

信vs趙峩龍
作画引用・出典 キングダム 55巻(原 泰久) 集英社
とうとう趙峩龍が信の手により討ち取られる

【レビュー】

中華統一を果たす嬴政の金剛の剣であると自称する信。趙峩龍が全力で信を討ちに行くが、それに屈したことで、信が六大将軍級の強さを秘めていることを再確認できる一戦であった。鄴攻略戦は、尭雲・李牧・龐煖という強力な武将たちを残し15日目のクライマックスを向かえ、今後の展開に胸が高鳴るシチュエーションとなった。


55:○ 秦国 五千人将「王賁」vs 趙国 将軍「尭雲」× @朱海平原(56巻)

朱海平原での決戦も15日目を迎え秦軍の兵糧は尽きていた。
一方で王翦の計略により難民に成りすました桓騎軍の密偵が鄴の兵糧庫に火を放ち、鄴も兵糧攻めにより陥落寸前である報せが李牧に入る。
李牧は朱海平原での総攻撃を決断し、決着をつけようと動く。
それにより王翦の本軍も総攻撃を仕掛ける。
秦軍の勝利には、右翼が尭雲・馬南慈軍を突破し、本軍と挟撃の布陣を形成できるかが非常に重要であり、飛信隊の信と玉鳳隊の王賁がその大役を担う格好となっていた。

そんな中、尭雲に辿りついたのは王賁だった。
前回の戦いで尭雲は王賁の槍で腕を負傷しており、王賁も深手を負っている状況で、因縁の相手とまみえることとなった。

尭雲配下の手練れである十槍達を玉鳳隊の関常(かんじょう)や番陽(ばんよう)が食い止める中、 王賁は尭雲との一騎打ちとなる。
尭雲は藺相如の遺言である、中華統一を掲げた敵に出会ったら必ず討てという約束を果たすため、王賁へ矛を振り下ろす。スピードで劣った王賁が討ち取られるかと思ったその瞬間、王賁は槍で矛の力を受けていなし、そのまま槍を尭雲の胸に突き刺した。

作画引用・出典 キングダム 56巻(原 泰久) 集英社
因縁の宿敵尭雲を王賁が捨て身で討ち取る

尭雲が討ち取られたことで、部下が王賁を討とうとするが信がそれを守り、混戦となりかけるが、尭雲がそれを止めて藺相如のもう一つの約束を信と王賁に伝える。

振り上げた刃は必ず最後まで振り下ろせ

趙国 三大天 藺相如(尭雲)
作画引用・出典 キングダム 56巻(原 泰久) 集英社
藺相如の遺言を中華統一を目指す王に使える武将である信と王賁に伝える尭雲

王賁の尭雲撃墜により飛信隊を筆頭とした秦国右翼はとうとう李牧本軍を挟撃することに成功し、形成を有利にするが、決着には突如現れた龐煖の存在という憂いを残していた。

【レビュー】

満身創痍の王賁が捨て身で尭雲を討ち取ったことで、秦国勝利の道筋が見える重要な一戦であった。また、双方深手を負っていた中でも藺相如十傑の中で最も強かった尭雲を倒した王賁の真の強さを見せつける結末であった。

56:○ 秦国 将軍「蒙恬」vs 趙国 大将軍「馬南慈」× @朱海平原(57巻)

李牧の本陣を挟撃することに成功した飛信隊。
朱海平原の決着も間際と思われた戦局だったが、趙の傅抵が王翦の本陣に突撃する。王翦軍の倉央は傅抵軍の数百騎では本陣を落とせないと読み追走せず、王翦本軍での迎撃に委ねるが、そこに現れたのが馬南慈だった。

王翦本陣の右翼に突入した武力に富む馬南慈と傅抵に挟撃され、一転王翦本陣は窮地に陥る。
王翦の退路を確保するため尭雲を討ち満身創痍だった王賁が父を救出するため数騎でかけつけ王翦を守る。
しかし、それでも形勢は変わらず混乱する本陣であったが、そこに駆け付けたのが蒙恬率いる楽華隊だった。

作画引用・出典 キングダム 57巻(原 泰久) 集英社
王翦本陣のピンチに蒙恬がかけつける

蒙恬は馬南慈に最初の一太刀で仕留めねば勝ち目がない武力差があると悟りながらも、馬南慈を止めなければ秦の勝利はないと捨て身で突撃する。
馬南慈は蒙恬に猛烈な一撃を放ち、一瞬蒙恬の首が刎ねられたように見えたが、蒙恬は太刀でその勢いを受け流して落馬しながら馬南慈の顔面を一閃する。

作画引用・出典 キングダム 57巻(原 泰久) 集英社
蒙恬が失敗が許されない一閃を見事に馬南慈の顔面に浴びせることに成功する

馬南慈は深手を負い、王翦本陣の挟撃は失敗に終わる。

【レビュー】

形成有利だった戦局が一変最大の窮地に陥った秦軍。しかし、ここ数話出番のなかった蒙恬が将軍に抜擢された実力を遺憾なく発揮し値千金の勝利を得る。馬南慈を討ち取ることはできなかったものの王賁と共に総大将を守り、李牧の討伐成功を信に委ねるのであった。


57:○ 秦国 副官「糸凌」vs 趙国 将軍「共伯」× @朱海平原(57巻)

王翦本陣は蒙恬の活躍により窮地を脱し、一転王翦軍は李牧を攻め落とすため猛攻を続ける。
秦軍の主攻に対し趙の将軍たちが迎撃に入るが、そこに第四将倉央の副官である糸凌(しりょう)が突入していく。

朱海平原の戦いでも王翦本軍が動き出してから登場した女武将キャラクターだが、これまでの摎や羌瘣・楊端和のような女性武将を彷彿とさせるような強さを見せる。

そこに相まみえたのが趙・李牧軍の将軍共伯(こうはく)。
二人は一騎打ちとなるが、糸凌強さに圧倒された共伯は「き 貴様は本当に 女かっ」と驚愕し、糸凌は共伯を一刀両断する。

作画引用・出典 キングダム 57巻(原 泰久) 集英社
女武将の糸凌が敵将に対して圧倒的な強さを見せる

その後、李牧本軍に近づけぬよう趙の女武将カイネも糸凌に立ち向かうが、糸凌の強さに圧倒される。

【レビュー】

王翦軍が動き出し、所属している武将たちの戦いぶりが明らかになっていく中でも異彩を放つ女武将糸凌。その圧倒的な強さは強烈なインパクトを残した


58:○ 秦国 飛信隊「淡」vs 趙国 将軍「金毛」× @朱海平原(57巻)

李牧軍に迫る飛信隊。元慶舎の腹心で信に対し慶舎と岳嬰の仇を持つ金毛(きんもう)が迎え撃つが、飛信隊の強さの要因に軍師である河了貂の存在を見抜く。

飛信隊を打ち崩すため金毛自ら河了貂を急襲し、肩と手に矢を受けた河了貂は死地に追い込まれるがそこを守ったのが天下の弓術を持つ仁淡兄弟の仁(じん)だった。
類まれな弓術で河了貂を守るも、酷使した弓が破損し、とうとう自らの身を投げうって敵前に突入し致命傷を負う。

河了貂が槍兵に討ち取られる寸前、仁の弟である淡(たん)が覚醒し敵兵を矢で射貫いた。戦に怯え、ここまで全く敵兵を打てなかった淡が、兄の窮地を救うため才能を発揮した瞬間だった。

そして河了貂を追い詰めた金毛も淡の矢によって胸を撃ち抜かれる。

作画引用・出典 キングダム 57巻(原 泰久) 集英社
淡の矢に胸を撃ち抜かれる慶舎の腹心である金毛

飛信隊のような戦場に夢を見る人間たちがいるから戦が無くならないのだ!と死に際の金毛は激高するが、河了貂は「今は戦争だからぶつかり合ってしまうのは仕方がない。だからお前たちの思いもオレたちが背負っていく。お前たちの気持ちをちゃんと分かっているからこそ信は強いんだ」と説く。

それを聞き、なぜ慶舎が信に討たれたか納得し、最期は自ら淡の矢を受け絶命する。

飛信隊の入隊テストで圧倒的な弓術を見せつけた仁淡兄弟。兄の仁はその弓術を駆使し、鄴攻略戦に貢献してきたが淡は臆病な性格から活躍できなかった。そんな淡が河了貂の窮地と、兄を守るために才能を覚醒させ、兄を上回る圧倒的な弓術で敵の将軍を討ち取る金星を挙げた名シーンとなった。

そして、李牧に迫る信の目の前に現れた龐煖との因縁の決着の時が刻々と近づく・・・

作画引用・出典 キングダム 57巻(原 泰久) 集英社
因縁の宿敵龐煖と激戦を繰り広げる信

58巻へ続く・・・

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