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【リーダー必見】キングダムがビジネスに役立つの10の要素を知り経営・出世に役立てろ

サムネイル画像: 作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 経営者やビジネスパーソンが仕事に役立つと評するキングダム!それはなぜか?そこに隠される10の理由・要素を解説。 世の中のビジネスパーソンから絶大な支持を得るキングダム。その背景には紀元前の中国、春秋七雄と呼ばれた7つの国家が群雄割拠する乱世の時代において、 中華統一という大義を掲げる若き国王と、戦争孤児の下僕だった主人公が天下の大将軍への成り上がりを夢見るストーリーが、現代経済を生きるビジネスパーソンに共感でき学べる点が多いところであろう。 経営者、起業家、役員・幹部のようなリーダーシップ・カリスマ性を発揮しなくてはならない人たちや、将来の処世を目標とする若手も含め様々な立場の人々に勇気と知恵・信条・考え方を教えてくれるキングダムの物語に含まれる、ビジネスに役立つ10の要素を解説する。 キングダムがビジネスに通じる10の要素 経営や組織運営において必要な様々な要素が存在するが、キングダムの物語でそこに通じる点は以下の10個であろう。 ビジョンの共有 信条の共有 動機付け 発信力 処世 戦略 右腕 人材配置 組織階層 経営と執行の分掌 経済社会でリーダーと呼ばれる人たちには命題的な要素が多いと思うだろう。それらをエピソードを交え1つ1つ見ていきたい。 1.ビジョンの共有 なぜやるのか?なんのためにやるのか?組織のトップがメンバーへその先の展望や理想を落とし込み、共感を得ることは、組織運営上非常に重要な要素である。 キングダムでは主人公の一人である秦国の若き王嬴政(えいせい)が、これまで誰も成しえなかった中国を統一国家にすることをビジョンとして語る場面が幾度となく登場する。500年以上続く血で血を洗う乱世を、中華統一という方法で終結させ平和をもたらすという展望を持ち、それがただの夢ではなく実現するための明確な手段や考え方も同時に持っている。 それを信じることができ、共感できるからこそ、秦国の武将・官僚たちは身を挺して行動する。 代表的なエピソードとして、物語に序盤に弟のクーデターによって王宮を追われた嬴政が山の民の女王楊端和(ようたんわ)へ協力を打診しに行った際に志を語り協力を得るシーンや、7国のうちの一国である斉の王ですら共感させ、味方につけるシーンがある。 また、主人公の信は自らを王の金剛の剣であると喩え、嬴政のビジョン実現のために戦っていることを自負する。 もともと王宮内の権力闘争の敵であった丞相呂不韋(りょふい)の筆頭家臣であった秦軍総司令の昌平君(しょうへいくん)も嬴政のビジョンに共鳴した一人だ。 嬴政が成人し権限を持つ前にそれを阻止したかった呂不韋は、太后をそそのかしクーデターを謀るも、昌平君は呂不韋から寝返りそれを鎮圧する。それにより呂不韋の権力は失墜する。 嬴政の確固たるビジョンに共感し、多くの仲間が共通目標を実現していくため協力していく姿を通してビジョンの共有が組織を動かすうえで非常に重要であると気づく。 2.信条の共有 信条とは、正しいと信じている価値観や考え方である。キングダムの時代背景は、現代の基本的人権に基づいた法治社会と異なり、権力構造もまちまちで無秩序や横暴も存在する時代だ。 1に記述したビジョンの共有においても、その手段の是非によっては人それぞれの価値観において相容れないこともある。 例えば嬴政が中華統一をビジョンとして掲げるが、その手段を呂不韋は「金」だと語る。金、つまり経済が人を治めると。それに嬴政は人の「光」だと反論する。また、後に斉王には「法」のもとに国家を治めるべきだと語る。一方で趙の李牧(りぼく)が7国同盟を提案するが、嬴政は現世代がこの世を去った後の時代にそれが継続する保証がないと、武力での統一を掲げる。将来の平和のために、一時的な武力の行使は是と語るのだ。 また信条を共有する代表的なシーンとしては、魏を攻める桓騎(かんき)の軍に信を大将とした飛信隊が従軍した際に、飛信隊の尾平が略奪と繰り返していた桓騎兵にそそのかされて敵国の村民の宝石を盗んだことが露見し隊を追放されてしまう。 信の初陣から、信を支えてきた尾平。その後、信は尾平へ自分が描く理想の大将軍像を語り、自らの信条のために隊の仲間へ色々と我慢させて申し訳ないと謝罪するが、尾平はそんな信の考え方に惚れているからこそみんな自分の意思で信と戦っているし、潤っていると伝え、絆が深まるのだった。 自らが正しいと信じる価値観を伝え、仲間がそれに共感するからこそ、ブレずに行動でき、ビジョンの実現を近づけるということを学ぶことができる。 3.動機付け 人を動かすためには何を行動の源泉にするのか?という動機付け(インセンティブ)が重要となる。特に経営や、組織マネジメントに関わるビジネスパーソンにおいては命題的なテーマだと言えるだろう。キングダムのストーリーの中には、いかにして人を率いて人が動くのか?という動機付けにまつわるエピソードが多く存在する。 主人公である信が百人将だった時代から数々の修羅場をくぐり抜けてきた古参の忠臣である渕(えん)は、魏の著雍を攻める際に困難な戦局で非常に重要なミッションを任される。他の武将と比較し凡庸な渕の抜擢を不安視しる声があるなか、古くから信を支えてきた責任感から、渕はそれを決死でやってのける。 また、同じく同郷で初陣から信と共に戦っていた尾平は、桓騎軍に従軍した際に桓騎兵が侵攻した敵国の村民から略奪や凌辱を繰り返す姿を目の当たりにする。桓騎兵は命をかけて戦っているのだから役得であると無法行為を正当化する。 結果そそのかされて尾平は飛信隊ではタブーであった盗みを働いて隊を追放されてしまうのだが、その後信と会話の際に飛信隊は心が潤っているから略奪や凌辱なんて必要ないんだ・みんな自分の選択と意思で信についていってるんだと語る。 同じ戦場でも自分がつかえる人間の信念への共鳴する人もいれば、金や欲望を満たすことを動機とする人もいることが垣間見える場面だ。 楊端和の右腕であるバジオウも、幼少期に楊端和に命を救われたことで楊端和を守り続けると決め、趙の遼陽攻略の際に絶体絶命になった楊端和を命をかけて窮地から救う。同じく、戦争遺児だった輪虎(りんこ)も、廉頗(れんぱ)に拾われたことを天命と信じ、自らを「廉頗の剣」と語りあらゆる戦場を戦い抜いてきた。 一方で、王弟成蟜(せいきょう)が飼い慣らした怪物ランカイは、子供のころから成蟜に恐怖を植え付けられて調教され成蟜の言うことはなんでも聞くようになり、信を阻む強敵となる。しかし、信に致命傷を与えられたことで最後は戦意を喪失して言う事を聞かなくなり、恐怖というインセンティブが継続しないことを物語っている。(ちなみにランカイはその後山の民に引き取られ、蕞の防衛戦では秦を守る力となった) 人が動く動機には大きく「恐怖・欲望・信念」と言われるが、あらゆる方法で動機付けをするシーンを通して、マネジメントへの学びを得られるだろう。 4.発信力 将来の展望、正しい価値観、人が行動するための動機、組織運営においてあらゆる要素を満たしていても、それを人々の前で力強くアウトプットできるかが重要である。言葉にして伝える。リーダーにとって必須スキルだ。 キングダムではさまざまな場面で強い発信力を持ったリーダーたちを描いている。 代表的なエピソードは、敵国5ヶ国が結集して秦を攻めた合従軍侵攻戦において、秦の都咸陽の目前にある蕞(さい)という城が趙軍に攻められた場面だ。蕞の陥落は事実上の秦国の敗北を意味する絶体絶命の戦局に、蕞は決定的に兵力が足りていなかった。最後の手段として王である嬴政自らが蕞に出向き、兵士でない一般の民へ共に戦うよう鼓舞する。 戦場に出たことのない民たちは最初は戸惑うも、王の強いメッセージに心を打たれ共に戦うことを決心する。民に語り掛ける嬴政の力強さ・言葉のチョイス・納得感、人を動かすための発信力の重要性を知ることができるシーンだ。結果、多数の民が命を落としたものの蕞を守り切り母国を守った。 秦王嬴政である よく聞いてくれ蕞の住民よ咸陽には敵を迎え撃つ準備がないつまりこの蕞が敵軍を止めることが出来る最後の城だ もう一度言う蕞 ここで敵を止めねば秦国は滅亡する 恐ろしいのは分かる敵は屈強でこちらは老人・女子供も多い戦えば多くの血が流れ多くの者が命を落とすであろうだが、そなたらの父もまたその父親も同じように血と命を散らして今の秦国を作り上げた 今の生活はその上に成り立つ降伏すれば敗れればそれらは全て無に帰し、秦の歴史はここで途絶える秦人の多くは虐殺され生き残った者も土地を奪われ列国の奴隷になり下がるであろうそなたらの子もまた次の子も それを止められるのはそなた達だけだ 秦の命運を握る戦場に共に血を流すために俺は来た530年続いてきた秦の存亡をかけた戦いだ必ず祖霊の加護がある これまで散っていった者達も必ず背を支えてくれる最後まで戦うぞ秦の子らよ 我らの国を絶対に守り切るぞ! 秦国 国王 嬴政 ※一部割愛(出典 キングダム (原 泰久) 集英社) 秦を代表する大将軍である王騎は、苦境において部下へいつも以上の実力を発揮するようコミットをさせる。しかし、後ろにはいつでもこの王騎がついていると自信をもたせる。 この声を聴く王騎軍の兵士に言い渡します 敵の数はおよそ十倍 ならば一人十殺を義務づけます敵十人を討つまで 倒れることを許しません皆 ただの獣のと化して戦いなさい いいですか ここから王騎軍の真骨頂ですこの死地に力ずくで活路をこじあけます 皆の背には常にこの王騎がついてますよ 秦国 大将軍 王騎(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) 王騎のカリスマ性に多くを学んだ信も、上述の蕞防衛において、民が力の10割のうち20を出したのだから実力の20を出せと伝える。ただ自分は100を出すとけしかける。 はっきり言って民兵達は十持ってるうちの二十を出しきっただったら俺達は十持ってるうちの三十を出すちなみに俺は百を見せてやる! 秦国 武将 飛信隊リーダー 信(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) 普段は明るく天真爛漫な若手武将で楽華隊を率いる蒙恬も、部下たちに自分の人柄を活かした発信をして部下を鼓舞する。隊の長所を伝えながら壮絶な決戦へ覚悟させ、長所を評し自信を持たせ、最後には「宜しく頼むよ みんな」とシリアスかつにこやかに伝える。 楽華隊!この隊の長所は気高く冷静な戦い方と血みどろの泥臭い戦い方両方ができることだそして今日は 後者だ知ってのとおり こういう乗りは好きじゃないがやっぱり 俺たちにしかできなことが 今目の前にある 今日はひどい死闘になるぞ悪いが宜しく頼むよ みんな 秦国 武将 楽華隊リーダー 蒙恬(出典 キングダム (原 泰久) 集英社) みなそれぞれがもった個性とカリスマ性を活かして、強いアウトプットをして人を動かすのだった。 5.処世 キングダムは、職位や立場に言及するシーンが多い。戦争孤児から大将軍を目指す主人公信だけでなく、ライバルの若武者たちも様々な功績を上げ、切磋琢磨しながら少しずつ出世を果たしていく姿が、経済社会の出世レースに通じる点が多いからかもしれない。 また、「何人を率いているのか?」、「どこまでの責任を負っているのか?」「どうすればその職位たる器なのか?(ただ強ければいいという訳ではない)」など職位に対する指標の明確さが描かれている点も、物語の中で処世が大きな要素を占めていることが分かる。 将軍を目指す信が、先に昇格した同世代の王賁や、臨時で将軍を任された同じく同世代の蒙恬を羨んだり姿に感情移入する。だが、その後信自身も将軍代理を任され見事勝利を掴むなど、追いつけ追い越せの出世劇を見せる。 天下の大将軍になるという明確な目標を持ち、着実に歩みを進める若手武将たち。それぞれの個性を活かしたオンリーワンの中に、唯一無比のナンバーワンを目指す姿に、リーダーを目指すビジネスパーソンの共感を呼ぶ。 6.戦略 キングダムがビジネスに通じる要素として、単なるバトル漫画でなく、あらゆる戦局で細かく戦略を描いている点がある。そのため武将だけでなく、軍師が繰り広げる頭脳戦も数多く描かれている。 ビジネスにおいても、人のスキルや能力を活かし、競合他社の弱点をつき、成功を掴むためには考え抜かれた戦略が重要となる。 例えば秦の将軍王翦(おうせん)は、「私は絶対に勝てる戦にしか興味がない」と豪語するように、いつも緻密に状況を把握し秦軍を勝利へ導く天才。武将にして知略で敵を追い詰める王翦は、敵将と一騎打ちをするシーンはキングダムの物語で一度も描かれていない。勝算なき戦いはしないというのは古代の兵法家である孫氏の兵法に通じる。 王翦が敵国趙を侵攻する上で要所となる難攻不落の鄴(ぎょう)城を攻略するために用いた作戦は、武力ではなく難民を誘導して鄴を兵糧攻めに遭わせるというものであった。全体戦略において圧倒的不利だった秦だったが、鄴が兵糧攻め遭うことで趙と形勢を互角に持ち込む。 一方で残虐で冷酷な将軍桓騎は敵を精神的に追い込む心理戦や、予測を上回った奇策で次々と敵将を葬る。趙の黒羊丘を攻略する際には、侵攻した土地の村人を虐殺し、その亡骸を勝利のネックとなっていた敵の勇将紀彗(きすい)に見せつけることで心理的に追い込み撤退させ、秦の損耗を最小化させ勝利した。 単に武力だけでなく、戦略により形勢を有利に持ち込んだり、戦わずして勝つなどあらゆる戦略で戦いを勝利へ導く点は、その手法の是非はともかくビジネスにも通じると言える。 7.右腕 経営においてリーダーは孤独である。自らの責任において選択・決断をしなくてはならず、組織下からはあらゆる経営判断材料が提示されるが、その是非の判断は最終的にリーダーの責任のもとで結論を出さなくてはならない。 だからこそ、トップに人生をコミットして有能な右腕として存在するナンバー2の存在は非常に重要となる。キングダムの名将たちにも有能な右腕の存在が描かれるシーンが多い。 その最たる例が、秦の六大将軍王騎の右腕を担い、共に戦場を渡り歩いてきた騰だ。 ユーモラスで個性的なキャラクターの騰だが王騎から絶大な信頼を得ており、部下からの信頼も厚く、王騎は死に際に軍の全権を騰へ委譲する。また、王騎の傍らで乱世を渡り歩いてきた経験を自らも自負している。騰の存在が王騎軍の強さを支えてきたことは間違いない。 また、山陽の攻略戦においては信を苦しめた勇将の輪虎。戦争遺児で死にかけていたところを廉頗に拾われた彼もまた廉頗の右腕として自らの人生を廉頗の剣として生きることにコミットし活躍する。 楊端和におけるバジオウ、藺相如(りんしょうじょ)における趙峩龍(ちょうがりゅう)・尭雲(ぎょううん)らも重要な右腕として描かれ、信にとっても羌瘣は自らにコミットしてくれている大事な右腕だろう。 8.人材配置 組織運営において、それぞれの適性や強みに合わせて人の配置を采配していくいわゆる適材適所は非常に重要である。有能な人材も適所に割り当てなければ強みが死んでしまう。 キングダムでは数々な困難な局面が訪れる都度、それに見合った人材を割り当てるシーンが描かれている。 例えば、韓を攻めていた秦はその隙をついて趙に馬陽を攻め込まれる。その迎撃に際して、嬴政と昌平君は圧倒的な武力を持つ蒙武を総大将にする思いきや、王騎を総大将に任命した。攻めが得意な蒙武に対して、迎撃戦のような守りが重要となる戦には守功双方を担える王騎が適任だと判断したのだった。結果、副将として従軍した蒙武は敵陣へ武力による突撃を図った末に謀略に嵌り絶体絶命の窮地に陥ることとなった。王騎は蒙武の救出に入った結果死すものの、秦は趙を退けることに成功する。 また山陽の武功により千人将へ昇格した信だったが、これまで隊の采配を担ってくれていた羌瘣が姉の仇討のために隊から離れていた間に全く戦に勝てなくなり降格の憂き目にあう寸前に陥っていた。そこに軍師学校で経験を積んだ河了貂が隊に戻ってきたことにより、河了貂の指揮によって成果を取り戻す。信の個の強さだけで武功を上げてきた訳ではなかったことが浮き彫りとなった。 多くの戦の中で、盤上の武将たちをそれぞれの個性に合わせてどう配置するかというシーンが描かれるキングダムの物語の中で、成果のために人材配置がいかに重要かを学ばされる。 9.組織階層 組織組成において階層構造をいかに形成するかが非常に重要となる。適切な組織階層が、教育や理念・戦略の連鎖・浸透を助ける。 物語の中で組織階層の構造が最初に語られるのは、信の初陣で魏と対決した蛇甘平原の攻略戦だ。国中から広く集められた兵卒たちは5人一組の伍を作り、その中のリーダーが伍長となり4人を率いる。伍を20組結集した100人を率いるのが百人将となり、そこから3人の百人将から形成される300人を率いる三百人将、千人将という具合に、武功に応じて率いる隊の規模が大きくなる。王弟のクーデターを鎮圧した際に共に闘った壁が千人将であることに末端の兵卒として従軍した信は驚くが、意に介さずに結果を出して一回の戦で百人将へと出世を果たす。 組織階層に対応して重要となるのが人事制度であるが、キングダムでは漫画の中で戦が終わる都度、「論功行賞」という武功の評定が王宮で行われ、武功に応じて財宝や土地・爵位・職位が与えられる。現代社会においても企業の人事・給与報酬査定により出世や基本給や賞与が評定されるシステムと同じであるから、ビジネスパーソンはキングダムの物語に共感を覚えるのだろう。また、羌瘣が同士討ちをした黒羊丘では、その罪を上官である信が咎められ、敵大将軍の慶舎(けいしゃ)を討ったものの懲戒処分として昇格を保留された場面も現代企業の評価制度・就労規則などに通じる。 信は下僕の出身ながら56巻の段階で将軍の前の五千人将まで上り詰めており、昇格する都度、武力だけでなく統率力や人材配置の術・人心掌握術などリーダーたる資質を高めていき、隊の中でもその考え方が連鎖浸透して隊全体が強化されていく姿が描かれている。信と同世代の王賁率いる玉鳳隊、蒙恬率いる楽華隊も、リーダーの昇格に応じて隊全体の組織階層が伸長し強い組織に変遷していく姿が描かれ、あらゆる角度から組織形成への学びを得ることができる。 そういった組織階層の重要性が多く語られるため、キングダムはビジネスパーソンに支持を受けるのだろう。 10.経営と執行の分掌 歴史活劇の漫画は戦場という現場での出来事ばかりにフォーカスすることが多いが、キングダムでは現場にいない王宮での出来事も多く描かれている。敵国の侵攻、攻略、またクーデターのような内部紛争、窮地が訪れる都度王宮の大臣や官僚たちが王と共にいかに対応するかを協議する姿や、その中にも内部の権力闘争によるジレンマも共に描かれる点は、現代経済の企業経営においても重なる部分が多い。 合従軍が侵攻してきた時にはいかに国防するかを王宮の武官たちが昼夜を問わず寝る間を惜しんでシミュレーションする姿が描かれていたり、中華統一のための趙国を降伏させるための戦略を軍総司令の昌平君が死に物狂いで考える姿なども印象的だ。昌平君は唯一の攻略策と思われた戦略を総大将の王翦へ授け、現場での不測の事態は王翦の現場判断に委ねる。実際に想定外の事態が起こるも、王翦はその知略を発揮し、現場レベルで代替戦略を打ち立てて趙を苦しめる。こういった運営サイドと執行現場との信頼関係・柔軟な対応は、経営と執行の分掌によるバランスの理想形であると言える。現場を無視した経営の押し付けや、執行の独走が起きると、組織全体の均衡が崩れて事態は失敗方向へ向かってしまう。 さらにビジネスパーソンからして胸アツな点は、王宮に留まる武官たちがいざという時には現場へ降りて戦い、そして圧倒的に強いというところだろう。嬴政の加冠の儀に乗じて咸陽で謀反が起きた際は陥落の瀬戸際で司令官の昌平君が配下の手練れと共に戦場へ出撃し、敵将のワテギを瞬殺し、信たちを驚愕させるシーンがある。現場でも現役武将に引けを取らずに戦える姿が、単なる机上論で戦略を講じている訳ではない根拠にもなるし、現場の信頼を掴む。 武官だけでなく文官も国力の向上に寄与している姿も物語の中で描かれている。元武官の昌文君は国内の治水事業に成果を出し、老臣の蔡沢は外交力で合従軍が発起した際には秦の真逆に位置する斉を辞退させたことで合従軍が戦力を秦へ一極集中できない状況を作ったり、最終的には王同士の会談をセッティングして他国の平定の暁には斉の自主降伏の密約を取り付けるのだった。こういった戦以外の国家運営努力においても王である嬴政を中心に実施されていることが描けれている点も、キングダムの魅力の一つだろう。 以上、キングダムがビジネスパーソンを魅了する10の要素でした!特に組織のリーダーやマネジメントに携わる人には学びが多い点がある程度ご理解いただけたかと思いますが、かいつまんで紹介しているため、ぜひ本編を実際に読んでもらいたいと思います。楽しく読めるビジネス本という観点からあらゆる立場のビジネスパーソンにおすすめです。

【5分で分かる】キングダムの全あらすじを最新刊(62巻)まで超ざっくり一気に説明

サムネイル画像: 作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 超人気漫画キングダムのストーリーを超短時間で理解できるよう説明! 今でもファンが増え続けているキングダムだが、まだ見たことのない人は60巻を超えるロングストーリーを読み切るにはなかなか時間がかかる。この記事ではそのシナリオを超ざっくり振り返り、なるべくわかりやすく説明する。 弟に反逆されるが鎮圧する(1-5巻 王弟反乱編) 漂(ひょう)という幼馴染と大将軍を夢見る戦争孤児の主人公信(しん)の前に王宮の偉いおじさんの昌文君(しょうぶんくん)という人が来て、王様とすごく似ていた漂を影武者にするため連れて帰る。実は王様の弟の成蟜(せいきょう)が反逆して国を乗っ取ろうとしていたのだった。 結局、漂は王様の身代わりに死に、信は逃げてた王様である嬴政(えいせい)に出会う。 政を追う暗殺者を次々と信が倒して、途中で河了貂(かりょうてん)という子供を仲間にして、国を取り戻すため山の民に協力をお願いしに行くが断られて殺されそうになるが、政が中華統一をする志を語ると、山の民の女王楊端和(ようたんわ)が協力してくれる。 山の民と王宮に戻り、成蟜の飼っていたランカイという怪物を倒して国を取り戻した。 信が初めて戦に行く(5-7巻 対魏 信初陣@蛇甘平原編) 大将軍になりたい信は出世するため兵士として敵国の魏と戦う戦争に行く。そこで麃公(ひょうこう)というめっちゃ強い将軍が総大将をしていた。麃公は敵の総大将の呉慶(ごけい)という魏で強い上位7人のうちの一人を割とあっさり倒す。信は初めての戦なのに敵を倒しまくったので、100人を兵士率いる部隊の大将(百人将)になる。また、そこで羌瘣(きょうかい)という謎に強い女の子に出会う。 政を暗殺者から守る(8-10巻 政暗殺編) 呂不韋(りょふい)という実質秦で一番偉い大臣が王様になりたくて、王を殺そうと暗殺者を送り込む。暗殺者には羌瘣もいたが、結果的に羌瘣とも協力して暗殺者を倒して王を守る。 王騎大将軍と一緒に趙と戦う(11-16巻 @対趙 馬陽攻防編) 敵国の趙が攻めてきたので、王騎(おうき)という秦で一番強い大将軍と一緒に迎え撃つ。信は王騎から飛信隊という名前をつけてもらい敵将を討ち取る。 蒙武(もうぶ)という秦で王騎の次に強い将軍が活躍するも趙の策にハメられて、助けに行った王騎の前に龐煖(ほうけん)という中華で一番強い武人が現れて一騎討ちに。龐煖は昔王騎の婚約者の摎(きょう)を殺した時に怒った王騎に殺されかけたのでリベンジしにきたのだった。 王騎が龐煖に勝つ寸前に、敵が姑息にも王騎へ矢を放ち、その隙をついて龐煖が王騎を倒して瀕死に。龐煖は横槍が入ったのに興ざめして立ち去る。 瀕死の王騎は信に大将軍とはなんぞや?を色々教えて自分の使っていた矛をプレゼントして死ぬ。秦は防衛に成功する。 信は敵将を討ち取った功績で三百人将に昇格。 魏を攻めにいき、老将の蒙驁が気合いで戦う(対魏 山陽攻略編 17-23巻) 趙と戦わない条約を結んだ秦は、その隙に魏を攻めに行くが、もともと趙で一番強くて今は魏の将軍である廉頗(れんぱ)が出てくる。蒙驁(もうごう)は廉頗に一度も勝った事が無かったので焦るが、副将の桓騎(かんき)や王翦(おうせん)がよく戦い、信も輪虎(りんこ)というめっちゃ強い武将を倒す。 最期は蒙驁と廉頗が一騎打ちして、蒙驁は実力以上の戦いをするも死にかけるが、土壇場で桓騎が敵本陣を落として秦が勝つ。 信は敵将を倒した功績から千人将に昇格。 敵国5ヶ国が一気に秦を攻めてきて絶体絶命(合従軍侵攻編 25-33巻) 趙・魏・韓・燕・楚の五国が一気に秦に攻めてきて、秦は絶体絶命の危機に瀕するが、蒙武や桓騎や老将・張唐(ちょうとう)らの活躍で国門である函谷関を守る。信は万極という敵将を討ち取る。 しかし、その隙をついて趙の李牧(りぼく)が、蕞という攻められたら秦が滅びる重要な城を狙って侵攻する。 それに気づいた麃公が止めにいくが、龐煖が現れて殺される。 蕞は兵士がいなかったが、王様の嬴政が蕞の一般民を鼓舞して兵隊にして一緒に戦い、陥落間際に山の民が助けにきてくれて蕞を守る最後に龐煖と信が一騎打ちするがなんとか防いで、秦が勝つ。 信は蕞を守った功績から四千人将に昇格。 羌瘣が姉の仇を取る(34巻 蚩尤決戦) 羌瘣は姉を騙して殺した幽連(ゆうれん)を倒して仇を取ることを目的に生きていたのだが、居場所が分かって戦いに行く。予想以上に強かったが、信たちと出会って心に居場所を見つけた羌瘣は幽連に勝つ。 王弟成蟜が謀略により死ぬ(34-35巻 王弟謀略編) 呂不韋が成蟜が謀反を起こしたと見せかけて王宮を陥れようとするが、改心していた成蟜が抵抗し、謀略に気づいた信もかけつけ成蟜を助けに行く。しかし、成蟜は息絶える。ただ謀略は失敗し、成蟜の人脈は嬴政につく。 魏の要所を秦が攻める(36-37巻 対魏 著雍攻略編) 秦が魏の要所を攻めにいくと魏でめっちゃ強くて死んだと思われていた7人のうちの3人が実は生きていて立ちはだかる。 信と若手の武将で王翦の息子の王賁(おうほん)と王騎の副将だった騰(とう)が活躍して攻める。 王賁は7人のうち一番強い紫伯(しはく)を満身創痍ながらも倒して、信も7人のうち一番知将の霊凰を倒して秦が勝つ。 信は霊凰を討ち取った功績から五千人将に昇格。 嬴政の成人の儀式に母親と愛人が謀反を起こす(37-40巻 対毐国 嫪毐の乱編) 呂不韋にそそのかされて、嬴政の母親の太后とその愛人の嫪毐が謀反を起こす。謀反で嬴政を殺して、反逆者を鎮圧した呂不韋がヒーローとなり王になるという筋書きだったが、信が救出にいく。 信と軍総司令で呂不韋の部下だった昌平君が呂不韋が裏切って、毐国の武将を瞬殺して嫪毐を鎮圧する。 桓騎が残虐な計略で趙を攻める(41-45巻 対趙 黒羊丘侵攻編) 本格的な趙攻略のために桓騎を総大将として秦が攻める。 趙の総大将慶舎(けいしゃ)の知略と、勇将の紀彗(きすい)に苦しめられるが、桓騎軍がゲリラ戦を駆使し、信はとうとう慶舎を討ち取る。 慶舎の部下の岳嬰(がくえい)と紀彗は巻き返そうとするも、桓騎が趙の村民を虐殺して亡骸のアーチを作り紀彗へ見せしめて精神を追い詰め退かせる。結果 虐殺を許せない信や羌瘣が桓騎と衝突するものの秦が勝つ。 信は敵総大将を討ったものの、内輪モメをした責任から昇格せず。 趙国を降伏させるため、鄴へ侵攻する秦(47-60巻 対趙 鄴攻略編) 秦の中華統一を阻む李牧を討ち、趙国の王宮邯鄲を攻めるため、要地の鄴を攻めめるという非常に困難な戦いに打って出る。趙を欺いた王翦の策略で鄴を難民に溢れさせ、桓騎のスパイが城内に火を放ち兵糧攻めにするも、秦軍自身も兵糧が底をつく。 要地の遼陽を壁と楊端和が落とし、主戦場の朱海平原を秦が勝利すれば邯鄲を落とせるところまできた。 信と王賁はそれぞれめっちゃ強い趙峩龍(ちょうがりゅう)と尭雲(ぎょううん)を倒し、王翦と李牧の本軍がそれぞれ相まみえる最終結成に至る。 信は李牧本陣を王翦本軍主攻と挟撃し優位に立つが、王翦本陣も傅抵と馬南慈に挟撃され危機に瀕す。しかし王賁と蒙恬の救援により乗り越える。 あとは信が李牧を討つだけの構図になるが、そこに現れたのが龐煖だった。これまで何度も秦を恐怖に落とし入れた武神龐煖を信がとうとう打ち破ることに成功し、その激闘で生死の境を彷徨うも羌瘣の秘術により命を救われる。 その後、鄴を陥落させるが兵糧が足りず窮するが、斉の救援により助かった秦はとうとう鄴を手に入れた。凱旋した信は将軍になるため姓を得て「李信」となり、蒙恬・王賁とともに将軍に任命された。 敗走した趙の宰相李牧は処刑されそうになるが、趙の暗君悼襄王が急死し免れる。李牧の能力を深く理解し名君の素質がある太子の「嘉(か)」が王位を継ぐと思われたが謀略により暗君の素質が強い「遷(せん)」が王位に就いたことで李牧は司馬商がいる青歌へ落ち延びた。 幕間の間に呂不韋が自害し、 嬴政との因縁の男が静かに物語から姿を消した。(ただ、死んだと見せかけて放浪の旅に出たと描かれている) 魏と同盟し楚の什虎城を攻める(60-62巻 対楚 秦・魏同盟什虎侵攻編) 秦は完全に趙を攻め落とすための体制を作るため、 秦魏の同盟軍で楚の要地である什虎城を攻め、それを魏に渡すことを条件として 魏と同盟を組む。 什虎に蒙武と騰が、魏の呉鳳明が攻め、什虎城の将軍である満羽(まんう)・千斗雲(せんとうん)と軍司の寿胡王(じゅこおう)が迎え撃つ。 満羽と千斗雲はかつてに楚に対抗し続けた猛将中の猛将であり、若手将軍の項翼と白麗も参戦するが、魏が助攻となる呉鳳明の策略の前に敗走し什虎は陥落する。 それにより秦は3年間の魏との同盟を実現し、趙を滅ぼすための体制を整えた。 幕間では苛烈な祭を潜り抜け、祭をせずに生き残った羌瘣を逆恨みし殺しにやってきた妹の羌礼(きょうれい)が登場するが、羌瘣が返り討ちにし、諭したことで改心し有力な味方として信軍に加わった。 本格的に趙を攻める(62-巻 対趙 邯鄲攻略編) 本格的な中華統一のために、嬴政は六大将軍を復活させる(蒙武・騰・楊端和・王翦・桓騎・空席)。 桓騎を総大将とした秦軍が、新たに将軍となった李信・蒙恬・王賁を擁して攻めに入るが、邯鄲の守護神と言われる扈輒(こちょう)に苦戦する。 以上、キングダムのストーリーの超ざっくり振り返りでした。邯鄲攻略戦の行く末はいかに・・・!

【桓騎の虐殺・奇策録】名将かつ悪将の桓騎がキングダムで起こした奇想天外の策の数々

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 残虐にして色気と魅力を放つ人気キャラクター桓騎。秦軍を勝利に導くも時に虐殺もいとわず敵を追い詰める奇策の数々を徹底解剖・・・! キングダムを語るうえで外せない将軍桓騎(かんき)。多くの戦地で武功をあげるが、そのやり口は時に残虐無比で敵を震い上がらせてきた。 元野盗で首切り桓騎の異名を持ち、多くの荒くれ者を束ねる恐るべき人間だが、人の心理につけこんだ知略や人間味も持ち合わせる。時にユーモラスであり端麗な容姿を持ち、色気を放つ人気キャラクターだ。 そんな桓騎の虐殺劇や奇策を物語と共に紹介しよう。 ※物語のあらすじと共に紹介しているのでネタバレを含みます。 敵兵の目玉を袋詰めして大量に送り付ける・・・!敵に扮して本陣急襲!圧倒的インパクトを残した初登場(20巻~@山陽攻略編) 敵兵の目玉をくり抜く。串刺しにする。初めて明るみになった残虐性は噂通りだった・・・! 蒙驁(もうごう)大将軍の副将として王翦(おうせん)と共に山陽の地で初登場した桓騎。敵の実質的な総大将は元趙の三大天の廉頗(れんぱ)。廉頗四天王として秦を苦しめる知将の玄峰(げんぽう)と介子坊(かいしぼう)。その対応にあたったのが桓騎だった。 ゲリラ戦、心理戦で介子坊を追い詰める 山中で陣を細分化しゲリラ戦を仕掛ける桓騎。討った敵兵の目玉をくり抜き袋詰めして大量に介子坊陣営に送りつけたり、敵兵を串刺しにして見せしめにするなど介子坊を動揺させ追い詰めていく。 魏軍の兵に扮して玄峰本陣へ侵入し、玄峰を討つ 追い詰められる武将の介子坊から軍師の玄峰に指揮を移譲するが、それも束の間、大胆にも魏兵に扮した桓騎が数騎で玄峰本陣に潜入する。寸前にそれに気づいた玄峰が桓騎を弟子にしてやるから寝返れと口説くも、あえなくあっさり首を刎ねられてしまう。 最後は総大将の白亀西を討ち取り蒙驁の窮地を救う 蒙驁と廉頗が秦の本陣で激戦を繰り返し、秦本陣が陥落間際になった際に、魏の本陣から狼煙が上がる。玄峰を討ち取った後に魏の本陣へまたしても魏兵に扮した桓騎が潜入し、形式的に総大将を任されていた白亀西(はくきさい)を討ち取っていたのだ。 桓騎は白亀西へ命乞いしたら助けてやると言うも、白亀西はそれを拒否し、あっさり桓騎に刺殺されてしまう。刺した後も、さっきの威勢はどうしたと、いたぶる姿が桓騎らしい。 結果、王翦軍がほぼ無傷で残っていた点もあり、廉頗はこの戦は詰んだと和睦を申し入れ、秦は勝利を掴む。 初登場にしてその残虐性とゲリラ戦、命知らずで大胆な襲撃策を繰り広げる桓騎は強烈なインパクトを与えた。 国門函谷関の陥落を防いだ桓騎の大胆不敵な計略と、熱き老将の壮絶な最期(28巻~@合従軍侵攻編) 残虐だけじゃない!陥落寸前の函谷関を守った桓騎の勇敢かつ大胆な策に熱き将たちのドラマが 秦国を震い上がらせた5ヶ国連合の合従軍の侵攻。国門函谷関は韓の成恢(せいかい)の毒による攻撃と魏の呉鳳明(ごほうめい)による井闌車と床弩車による攻撃により陥落寸前の危機に瀕していた。 そこで桓騎は門にかけられた井闌車へ煙幕を放ち、火を放たれたと勘違いした敵が混乱するうちにわずか100騎にも満たない兵力で地上に降り立つ。それは、魏軍の兵に扮して敵本陣を急襲するという奇策だった。万一敵に露見すれば絶体絶命の策に味方も不安にかられるが、桓騎は「全部 上手くいく」と微笑む。 桓騎と共に陥落間際の函谷関に釘づけの敵兵は桓騎たちに全く気付かず、毒により死期が迫る老将張唐と共に成恢の本陣に行き着く。 そして、敵の急襲に怖気づき逃げる成恢を毒の影響で絶命間際の張唐が一刀両断し韓軍は崩壊する。桓騎は混乱に乗じて撤退の際にも床弩車を破壊していくなど、国門陥落の危機を持ち前の度胸と知略で防いだのだった。 この出来事の前夜に張唐は桓騎に「なぜ秦国の武将をしているのか?」と問いかける。それに対して「武将だなんだと偉そうにしているやつより戦が抜群に強いからだろ。秦がどうなろうが知ったことではない」と桓騎は吐き捨てる。しかし、張唐は桓騎の度胸・戦略眼に一目置き、絶命の間際に「秦国一の将軍になれ」と桓騎に伝え絶命する。馬上から崩れ落ちそうな張唐を落馬せぬよう掴み、調子が狂うジジィだとつぶやく姿に冷酷ながらも人間味を感じさせるのだった。 蒙驁の弔いと、魏兵を火あぶりの刑に・・・!(34巻) 残虐で冷酷な桓騎だが、副将として仕えた蒙驁には尊敬の念を持っている人情も 合従軍の侵攻を防いだ秦。諸国も損耗の影響が癒えない中、翌年は敵国との大きな衝突はなかった。 そんな中、老将であり長く秦を支えてきた蒙驁が孫の蒙恬らに看取られ亡くなる。 数少ない戦の中で、桓騎は魏の汲を陥落させるが、直ちに降伏しなかった敵兵を火あぶりの刑にし惨殺する。それを副将として長く使えた白老蒙驁へのたむけだという姿に、冷酷ながらも人間味が溢れる姿を見せるのだった。 一方で王翦は魏の慶都を攻め落とすが、一生自分に忠誠を誓う引き換えに命を救うという、両者蒙驁の副将だった同士が敵に対して対照的な対応をする点も、それぞれの個性を見せる象徴的なシーンとなった。 総大将桓騎の残忍性が内輪の衝突にも発展した黒羊丘の戦い。村民を虐殺し亡骸のアーチを作り、紀彗を精神的に追い込む(43巻~@黒羊丘侵攻戦編) 趙への本格的な侵攻の要となる黒羊丘の戦いの総大将となった桓騎と、従軍した飛信隊。そこには戦に対する決定的な考え方の違いが 趙を進行するにあたり要所となる黒羊丘は密林と丘から成る攻略の困難な地形をしており、ゲリラ戦を得意とする桓騎が総大将に任命された。 初めて桓騎とまみえる信だったが、いままで出会った将軍とは異質な雰囲気を放つ桓騎に戸惑う。桓騎は信に大人の戦いを教えてやると意味深な言葉をかける。 秦軍は趙の総大将の慶舎(けいしゃ)と離眼城から出撃した勇将紀彗(きすい)らに苦しめられるが、桓騎配下のゼノウや雷土(らいど)、砂鬼(さき)家などの残虐性に富む元野盗らのセオリーを無視した戦いぶりと、相手の心理を読んだ桓騎の知略により慶舎を追い詰め最期は信に討ち取られる。 桓騎の卑劣な計略により秦は勝利を収める 慶舎の腹心岳嬰(がくえい)は、総大将が討たれたものの戦略的に優位な丘を趙が取っていたため紀彗に抗戦し巻き返すことを進言する。 紀彗は過去離眼城で子供たちを守るために大人たちが虐殺されるという悲劇のトラウマと、その経験から離眼の子供たちを必ず守るという使命を持っていた。 その過去を見抜いていた桓騎は戦地の村人たちを虐殺し、亡骸のアーチを作り紀彗に「離眼城の子供たちにも同じ目に合わせる」と見せしめる。紀彗は勝利より離眼城を守ることを優先し丘を明け渡すのだった。 この出来事を契機に衝突する信と桓騎 紀彗軍の勇将劉冬(りゅうとう)と刺し違え致命傷を負った際に、戦地の村人に命を救われていた羌瘣(きょうかい)は、桓騎軍がその村人たちを虐殺していた場面を目の当たりにし、怒りにかられ軍律で禁止されている同士討ちをしてしまう。 その後、桓騎軍の虐殺と凌辱に激高した信と羌瘣は桓騎と衝突するが、尾平(びへい)が仲裁に割って入ったことでなんとか事なきを得る。 しかし、桓騎兵にそそのかされて尾兵が村人の宝石を盗んでいたことが露見したことで信と仲間割れをしてしまうが、最終的には飛信隊は桓騎軍と違い心が潤っているから虐殺も凌辱も必要とせず共に戦っていけることを再確認し絆を深めるととなった。 虐殺・凌辱・盗み、野営地には娼婦がいて兵卒が宝飾品を身にまとう桓騎軍。命をかけて戦地にいる見返りとして、それらを正当化する元野盗集団の桓騎軍と、共に戦うことを自由意志の中で選び結束する飛信隊。両極端な二人の考え方が如実に表れる戦だった。しかし、桓騎の計略により秦は想定より大幅な損耗で勝利を収めたという事実も同時に存在し、大義を掲げる自国の最小損害のために他国の民衆ですら無残に犠牲にすることの正当性や倫理観の是非を考えさせられる戦いだった。それを含め、桓騎は信へ大人の戦いを教えてやると語ったのかもしれない。 鄴侵攻編では王翦の計略により、鄴城内の兵糧攻めをしたたかに成功させる桓騎。今後のストーリーで残忍かつ人間味がある不敵な魅力を放つ桓騎をはじめ、配下のオギコ、黒桜(こくおう)、摩論(まろん)、雷土らの活躍に目が離せない。

【キングダム至高の名言集】人生やビジネスに役立つ心揺さぶる名言・名シーンを心に刻め!

サムネイル画像: 作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 キングダムから学ぶ人の心を掴み動かす方法!物語に散りばめられた名言・名シーンから現代社会に生きるための信念や心構えやビジネスに活かされるテクニックを心に刻もう。 キングダムがなぜここまで人を魅了するのか?その一つに物語で登場する様々なシーンに、人の心を掴み動かす多くの名言が存在しているからではないだろうか。 キングダムを描く時代は中国が7つの国に分かれていた群雄割拠の春秋戦国時代。武力がものを言う乱世の時代だ。国家を率いる王や、何十万もの軍を統率する大将軍が国の明暗を握る中で、どのように人心を掴み、動かすのか?その言葉を通して、特に仕事で人をマネジメントをする立場にあるビジネスマンや、高いポジションへキャリアアップを成し遂げたいと考える人は、あらゆるヒントを得ることができるだろう。 某人事コンサルティング企業やベンチャーIT企業もキングダムを必携推薦図書にしているなど、現代日本を生き抜く知恵をキングダムの名言から学び取るため至高の名言をまとめてみた。 ※物語のあらすじと共に紹介しているのでネタバレを含みます。 「奴らの見た夢を現実のものに変えてやれよ!!」信(3巻@王弟反乱編) 恨みにかられた山の民を味方につけた信の真っすぐな言葉が心を刺す 王弟成蟜(せいきょう)の反乱により咸陽を追われた嬴政。都を取り戻すための唯一の手段は屈強な山の民たちを味方につける他なく、山の民の王である楊端和(ようたんわ)へ協力の打診をしにいくのだった。 かつての山の民は当時の秦王「穆公(ぼくこう)」の分け隔てのない温情に報い、お互い協力し合っており、未来永劫に融和することを夢見ていた。しかし、穆公の亡きあとは秦に迫害・虐殺され、山の民の子孫は秦に対し強い恨みをもっており、山の民のもとに赴いた嬴政や信は捕らわれてしまう。秦への恨みを語り、信を処刑しようとした時に信が山の民に向けて放った言葉が状況を変える。 無念無念ってうっせェんだよ!! 大体一番の無念は夢見てたものが幻に終わったってことだろうが!! ・・・・・もしお前らが本気で死んだ奴らのことを想うのなら 奴らの見た夢を現実のものに変えてやれよ!! 秦国 信( 出典 キングダム (原 泰久) 集英社) 信の放った真っすぐな正論に思わず嬴政も「お前にしては上出来だ」とつぶやく。その後嬴政が楊端和に自分が中華を統べる最初の王となると志を語り、その想いを信じた楊端和が援軍となり咸陽を攻め、成蟜のクーデターを鎮圧することに成功するのだった。 映画キングダムでもハイライトシーンの一つとして描かれているこの場面。 先祖の無念に報復することが是と考えていた山の民に、先祖の夢を実現することこそが本当の報いであると説く信。それはキングダムの時代から2000年以上経った現代でも世界中で起こっている紛争やテロのような報復の連鎖に対して、本来目指すべき世界が何なのかを問いかけているようだ。 「勇猛と無謀は違う そこをはき違えると何も残さず早く死ぬ」縛虎申(7巻@信初陣(蛇甘平原)編) 信が初陣で出会った特攻の猛将縛虎申(ばくこしん)が信にかけた言葉。無謀のように見えた将が語った言葉だからこそ胸に刺さる 信の初陣で、信は麃公(ひょうこう)の配下の千人将であり、歩兵からは特攻好きのイカレた将校と噂される縛虎申の隊に所属することとなる。魏軍の戦車の前に秦軍は多大な損害を受けるが、信の活躍もあり敵将宮元(きゅうげん)のいる丘までなんとか行きつく。 縛虎申は信と共に突撃し、黄離弦(こうりげん)の矢を受け致命傷を負いつつも宮元と刺し違え、討ち取ることに成功する。 しかし、制圧した丘へ敵軍1000人が奪還に向かっており、わずか10人程の縛虎申兵は丘を明け渡し退却を進言するも、信が兵士の犠牲と縛虎申の命と引き換えに奪った丘を守るためには命をいとわず戦うと意気込む。そんな信へ 死に際の縛虎申はこう諭すのだった。 ・・・・・フフ 小僧 信・・・・・・いいか 信 勇猛と無謀は違う そこをはき違えると何も残さず早く死ぬ 皆と共に丘を降れ 命令だ 秦国 縛虎申(出典 キングダム (原 泰久) 集英社) 歩兵の命もいとわず突撃する無謀な将校に見える縛虎申だったが、勝利という目標達成のために命を懸ける場面と、引く場面をわきまえるこのできる知将でもあった。 戦地の混乱に動揺する歩兵に配慮し壁(へき)が退却を進言した際も「貴様は歩兵を助けるためにわざわざ戦地にきたのか?それとも魏軍に勝利するためにきたのか どっちだ!!」と檄を飛ばす場面や、多大な損害が起きている中でも麃公を信じ切る点、味方が多数死んだ時ほど無茶をすると評される点など、単なる無謀な将ではなく、勝利のために人を信じ・人の死を犠牲にせぬよう、最後は自らの命と引き換えに敵を倒すという強い信念を持った将であった。初陣でこのような将校と共に戦った経験は、信の考え方に大きく影響を与えただろう。 臆病と無謀の中庸にあるのが勇猛である。臆病では大義を成せず、無謀では命を落とす。感情にかられた無策な行動は無謀であり、大義を成すためには戦略に裏付けられた勇敢な行動が必要であると学ばされ、その考え方は現代の経済社会にも通じる点が多いのではないだろうか。 「あなたは誰よりも偉大な王になれます。」紫夏(8巻@政暗殺編) 心を無くした政を蘇らせ、中華統一を目指す王としての信念の礎となった紫夏の言葉 政は王の血統の中でも位が低かったことから幼少期に母親と共に趙の人質となっていた。趙はかつて秦に戦で敗北した際に捕虜を40万人生き埋めにされるという凄惨な出来事があり、その恨みから秦王の子である政は趙民からひどい虐待と迫害を受けていた。 そのため政は感情と感覚を失い、腕に矢が刺さっても痛みを感じないほどであった。 秦王が崩御したことにより政は趙から脱出を図るが、秦の後継者となった政を生かすまいと趙の刺客が追走する。そこを守ったのが趙の闇商人である紫夏(しか)だった。人から受けた恩は次の誰かに受け継ぐよう父から教えられていた紫夏は命を懸けて政を守り、その姿を見て政は次第に失った心を取り戻していく。 紫夏は秦の国境目前で敵の刃に倒れ、絶命の間際に政へこう伝える。 あなたは生まれの不運により およそ王族が歩まぬ道を歩まされた・・・ しかし 逆に言えばあなたほどつらい経験をして王になる者は他にいません だから きっと あなたは誰よりも偉大な王になれます 趙国 闇商人 紫夏(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) 紫夏の最期の言葉が嬴政の中華統一への信念の礎となり、秦を率いる誇り高き王への成長を遂げたのだった。 自らつらい経験やどん底を味わったからこそ、あらゆる困難に立ち向うことができ、人の痛みが分かり、人の心を掴むことができる偉大な人間になることがかなう。苦難・困難が人を成長させることを教えてくれるかけがえのないメッセージだった。 「仲間の力込みで、、お前の力だ。信、、、 」尾到(14巻@馬陽攻防編) 強さは一人だけの力ではない。自分を信じて賛同し協力してくれる仲間たちの力が結集することで大いなる夢が近づく。 王騎を総大将とする秦軍は馬陽で趙軍を防衛するための激戦を繰り広げる。信は百人将ながら飛信隊の仲間たちの支えもあり、敵将軍の馮忌を討ち取るなど大きな武功を収める。 そんな中、秦の宿営地に武神・龐煖が急襲し、多くの死傷者が出る。龐煖に果敢に立ち向かう信であったが歯が立たず討たれる間際、飛信隊の仲間たちが信をかばい救出する。そして初陣から信を支えてきた同郷の尾到が瀕死の信を背負い混乱を逃れ、敵襲が追走するも安全な場所へ避難し信は命拾いする。 逃走時に深手を負っていた尾到は信に「本気で将軍になれると思うか?」と問いかける。いざ戦場に出ると下僕が将軍になるのはまさに”夢”みたいな話で、どれだけ死地を乗り越えればいいのか?一度死んだら全員それで終わりだと。 そして尾到は続ける、 だけどお前は龐煖相手に生き残った 隊の皆が命をかけてお前を守ったからだ 命令でもないのに命がけで、、、 これはふつうのことじゃねェ、普通の隊長にはできねェよ信 だから思ったんだ。信は本当に将軍になれるってな。 名だたる大将軍達、、、あの王騎将軍でさえきっとこういう場面を繰り返して来たんだと思うぜ、、 仲間の力込みで、、お前の力だ。信、、、 秦国 飛信隊 尾到(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) 尾到は今回の戦で多くの死者が出たが、俺たちは戦をしているんだから死人も出る、それで下を向く必要はない、みんなお前と一緒に夢を見てェと思ったんだ と信を励ます。 それでいいんだ、、、これからお前はそうやって 大勢の仲間の思いを乗せて天下の大将軍にかけ上がるんだ 絶対なれるぞ、、、信、、、 秦国 飛信隊 尾到 尾到はそう語ると眠りにつき、もう二度と起きることはなかった。 自分一人の力ではなく、同じ夢を追いかけることができるそれぞれの力をもった仲間たちの協力があるからこそ夢を実現できる。そういった仲間を惹きつける魅力があることが信の最大の武器であることを伝えた尾到の最期の力強いメッセージだった。 自分一人ではできないことも、それを実現させてくれる多くの仲間の力があるから夢が現実のものとなる。組織戦で戦う現代ビジネスにおいても、大義を成すには人を魅了し、人を率い、人の力を借りることの重要性を教えてくれる尾到の尊い最期であった。 「だってそれは この期に及んで一発逆転の好機が生まれたって話だろ! 」信(19巻@山陽攻略編) ピンチと捉えるかチャンスと捉えるかは自分次第。信の無邪気だが熱い言葉が老いてもまだ成長できることを教えてくれる。 秦が魏の山陽へ攻める際に総大将に任命された老将蒙驁(もうごう)の前に立ちはだかったのは、かつて一度も勝つことができなかった因縁の相手であり猛将の廉頗(れんぱ)だった。蒙驁は戦の相手が廉頗と知り、心の中で動揺する。 蒙驁は戦の前夜に身分を隠して宿営地を徘徊する癖があり、そこでたまたま出会ったのが信であった。信に「過去一度もケンカで勝てなかった相手と再び戦う。自分は老いたが、相手はむしろ猛々しい。深刻じゃろ?」と相談する。 すると信は悩む蒙驁を意に介さずこう言うのだった。 悩む意味が全っ然わからん だってそれは この期に及んで一発逆転の好機が生まれたって話だろ! ケンカってのは最後に立っていた奴の勝ちだ 次勝って勝ち逃げしてやれよ!そうすりゃじーさんの総勝ちだ! 秦国 信(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) また負けるかもと後ろ向きに考えるより、勝つ機会が訪れたチャンスだと前向きに捉えるべきだと説く信。蒙驁はこの言葉をモチベーションに自信を持って戦い、廉頗の一騎打ちで実力を上回る力を発揮し、片腕を失うものの秦を勝利に導いた。蒙驁が初めて廉頗に勝った瞬間であった。 現代社会でも負け癖がつくと、好機を危機と感じてしまうことがある。しかし、そういった状況であるからこそ地力を超える成長を遂げ、大きな成果を手に入れることができる。ピンチこそチャンスであることを教えてくれる場面だった。 「私は”絶対に勝つ戦”以外興味はない」王翦(21巻@山陽攻略編) 「やること」より「やらないこと」を選ぶ。知略に富んだ王翦の不戦のポリシーに勝率を高める原理原則を学ぶことができる 蒙驁の副将として山陽に参戦していた王翦(おうせん)は、廉頗の四天王のうち中華十弓の一人である姜燕(きょうえん)を迎え撃つこととなる。王翦は壁に五千の兵を持たせ囮とし姜燕(きょうえん)を誘い込み、それに気づかず壁軍を取り囲んだ姜燕軍をさらに王翦軍が取り囲む。しかし、それを先読みしていた廉頗自らが出現し王翦軍を包囲するのだった。 王翦を挑発する廉頗であったが、王翦は誘いに乗らず絶対に勝つ戦以外に興味はないと言い残し退却するのだった。 私は”絶対に勝つ戦”以外興味はない 秦 将軍 王翦(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) 王翦は退却後、廉頗の急襲をさらに読んでいたかのように岸壁に築いていた天然の要塞に籠ってしまい、魏は手出しができなかった。 その後、蒙驁の本陣が廉頗に陥落されかけるが、桓騎が敵本陣を落としたのと王翦軍が無傷で残っていたことが決定打となり、最終的に廉頗は負けを認め和睦することとなった。 孫氏兵法の基本にもある勝てる算段のない戦はしないという原則。様々な戦略や戦術、経験則から勝利への成功実現性をいかに高められるかを追求し、敗北の可能性があれば”やらない”という考え方は現代のビジネスにも通じる部分が多いのではないだろうか。 「そうじゃねェだろ 俺達はみんなてめェの足で立って戦ってんだ」信(22巻@山陽攻略編) 人は自らの意思で、自らの力で生きている。信を苦しめた勇将輪虎へ送った言葉がアツすぎる。 魏 山陽攻略において信を最も苦しめた武将が戦いの天才輪虎(りんこ)であった。 戦争遺児であった輪虎は廉頗に拾われてその才覚を開花させ、「廉頗の剣」として戦場を巡ってきた。幾度となく信を苦しめたが、最後の決戦で信に対し、自分が廉頗に拾われたのは”天が与えた運命”と語る輪虎。 天に寵愛される武将は一握りその一人である廉頗に天が出会わせた剣がこの僕だってねだからこんなところで負ける訳には・・・ 魏 将軍 廉頗四天王 輪虎(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) しかし、 信はその考え方を正す言葉を投げかける。 下らねェ さっきから聞いてりゃ それじゃまるで全部が天任せみてェじゃねェかよそうじゃねェだろ 俺達はみんなてめェの足で立って戦ってんだ 今のお前だって廉頗の剣であるべく命がけで戦いまくって来た結果だろうが! 秦国 信(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) 天命に生きたと自らを評する輪虎に、自分の意思・足で生きてきたんだろ?と正す信の言葉には、武将として凛とし強く気高い輪虎を敵ながら尊敬する想いが感じられる。 強力なライバルとの戦いが、信を心身ともにさらに強くするのであった。 人は自らの意思で選択し、自らの足で生きているんだという信のメッセージは、自分の人生を決めるのは運命でも他人でも環境でもなく、自分自身なんだという原理原則に気づかされるパワーのある名言だ。 「お前には、たまたまそこから引き上げる人間が周りにいなかっただけだ」信(27巻@合従軍侵攻編) 恨みから虐殺を繰り返してきた万極(まんごく)の死に際に送った信の言葉に胸を打たれる! 万極は過去長平の戦いによって秦軍六大将軍だった白起(はくき)により生き埋めという凄惨な殺された方をした40万人の捕虜の戦争遺児たちで構成され、秦への強烈な恨みから虐殺を繰り返してきた。 自らも戦争孤児である信は、乱世の時代では自分も含め誰しもが万極のようになってもおかしくない、ただそこから引き上げてくれるのは仲間の存在がいなかった万極は運が悪かったと憐れんで、もう楽になれと引導を渡す。 違う!! […]

【キングダム最強武人TOP10】単騎で純粋に最も強い武将をランキング!徹底分析。※随時更新・保存版※

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 勇猛で屈強な武将が多数登場することが漫画キングダムの最大の魅力!その中で気になるのが「誰が一番強いのか?」軍としての強さではなく圧倒的な”個”として最強の武人をランキングにしました! キングダムに登場し、戦場の前線で戦う武将たちにも様々なタイプが存在する。李牧(りぼく)や呉鳳明(ごほうめい)のような盤上の策を見通す知略型の武将、桓騎(かんき)や王翦(おうせん)のような場面で兵を上手く操り組織で勝つ軍略型の武将、麃公(麃公)や蒙武(もうぶ)のような単騎の圧倒的な強さで軍を率いる勇猛型の武将。それを全て兼ね備えた王騎や、戦に興味は無いが武力では比類ない龐煖(ほうけん)など、タイプは様々。 今回は、「単騎」で最強な武人は誰なのか?という観点からランキング。戦を勝利へ導くかではなく、ただただ個の実力として強い武将を分析しているため、軍師や個としての戦いが物語の中で描かれていないキャラはランキングしていません。また、史実も考慮していません。純粋な漫画の中での戦いと、キャラクターの発言などから優劣を判断しています。 また、楚の「項燕(こうえん)」や趙の「司馬商(しばしょう)」などのまだ描かれていないキャラクターや、燕の「楽毅(がくき)」や秦の「摎(きょう)」や「白起(はくき)」のような過去の六大将軍など登場時に既に故人となっていたキャラも含んでいません。 第10位 秦 大将軍「麃公」 秦 六大将軍に肩を並べた秦を代表する超武闘派将軍! 信が尊敬してやまなかった戦場に生まれ戦場で生きた生粋の猛将であった麃公(ひょうこう)。その武力と本能型の計略により様々な戦局で秦の窮地を支え続け、特徴的なギザギザの歯とその豪快なキャラクター、人を惹きつけてやまない発言や生き様にキングダムファンに愛される大将軍。キングダム物語の序盤から魏火龍七師の呉慶(ごけい)をあっさり打ち破り、没する間際の龐煖との戦いも強さの証明の一つだ。そんな麃公の強さを根拠となる点としては以下があげられる。 六代将軍級の実力者であり戦神と呼ばれた秦の昭王から何度も咸陽へ呼ばれていたが、戦場で生き続けたいという理由から六大将軍になることを断っていた(王騎(おうき)や摎に肩を並べる強さと推察) 魏火龍七師の呉慶をあっさり討ち取る 結果敗れるものの龐煖と互角に渡り合い、死に際片腕をへし折る 一騎打ちのシーンが少ないため純粋な武力としての強さは推測の域であるものの、その他の比較対象と比べ強さの信憑性は高いといえる。 武力ランク:AA 【主な首級】呉慶(魏 大将軍 魏火龍七師@蛇甘平原) 第9位 秦 大将軍「騰」 王騎の右腕として共に乱世を駆け巡った武勇は折り紙つき! 王騎の副将として長きにわたり王騎と戦場を駆け巡ってきた騰(とう)。常にポーカーフェイスで、たまにブラックジョークを放つユーモラスなキャラクターであり、”ファルファル”と独特な擬音で敵を切り刻んでいく姿は多くのキングダムファンから愛される存在である。 猛将との一騎打ちシーンはそう多くない騰であるが、その強さを裏付ける根拠としては以下が挙げられる。 楚の将軍で超武闘派の臨武君(りんぶくん)を瞬殺 王騎の没時に「あなたの実力は私に見劣りしない」と言わしめ、猛将揃いの王騎軍を任されている 蒙武に対し「王騎の死がお前を強くした。そしは私は元々強い」と自己評価し、蒙武も実力は分からないが王騎が認めた男と納得している場面がある 趙国  鄴攻めの際に秦軍の大将軍に任命されている 一騎打ちシーンが少ない分、比較対象が少ないものの個の武力は相当なものであると推察できる。 武力ランク:AAA 【主な首級】趙荘(趙 軍師 @馬陽攻防編)、臨武君(楚 将軍@合従軍侵攻編) 第8位 趙 将軍「尭雲」 三大天 藺相如の十傑で最も強かった尭雲の武は廉頗(れんぱ)に匹敵!? 史実では登場しないキングダムのオリジナルキャラクターである尭雲だが、趙の三大天であった藺相如の配下である十傑の中でも最も強い武将であり「藺相如の武そのもの」と言わしめていた。つまり、当時藺相如と刎頚の交わりであった最強クラスの武力を有していた廉頗に匹敵する武力を尭雲は持っていると読み取れる。鄴攻略の朱海平原に登場する武将の中でも最も強い将軍であると描かれていることからもその強さは折り紙付きであると言えるだろう。 藺相如との関係性から廉頗並みの強さを持っていると推察できる 朱海平原での信と王賁(おうほん)との戦いを見るに相当な強さを持っている 武力ランク:AAA 第7位 秦 将軍「王賁」 信を上回る成長を遂げる王賁の槍術はもはや中華一!? 信の良きライバルである玉鳳隊の王賁(おうほん)。王翦の息子であり、クールな佇まいに反して大将軍を目指す熱き想いを持った武将だ。キングダムの若武将の中でも突出して成長を遂げる王賁は、正統な槍術を操り多くの敵将を葬ってきた。 特に著雍攻略編では王賁自ら唯一勝ちに導く計略を進言した上、魏火龍七師で中華一の槍使いである紫伯を討ち取り、鄴攻略戦では尭雲を打ち破るなど圧倒的な強さを証明してきた。 秦の六大将軍、趙の三大天に並ぶ強さを誇った魏火龍の一人であり、同じく魏火龍の太呂慈(たいろじ)・晶仙(しょうせん)・馬統(ばとう)を一人で葬った中華一の槍術をもつ紫伯を討ち取った 三大天 藺相如の武を担っていた尭雲を双方手負いの状態ながらも討ち取った 紫伯を倒した時も、尭雲の時も同様に王賁は満身創痍であったが、その捨て身の極限状態であったことが本来以上の能力を引き出し勝利に導いたとも言える。しかし、戦いを重ねるごとに確実に王賁の本質的な強さは高まっており、その強さはもはや大将軍級だ。 武力ランク:AAA 【主な首級】紫伯(魏 大将軍 魏火龍七師@著雍攻略 編)、尭雲(趙 将軍@鄴攻略戦編) 第6位 魏 大将軍「廉頗」 元 趙三大天の一人で当時趙で最も強かった伝説の猛将! 秦の六大将軍が活躍していた時代に、趙の三大天の一人であった廉頗。同じく三大天の藺相如と廉頗がいたため当時の秦は容易く趙を攻めることはできなかった。六大将軍の胡傷(こしょう)や白起と激戦を繰り返し、知力の藺相如と比べ武で趙を守ってきた趙ナンバー1の強さを持った廉頗であったが、長平の戦いでは趙王に疎まれ更迭されてしまう。(それにより趙は大敗し、白起に捕虜40万人を生き埋めにされるという悲劇に見舞われることとなる。) 趙王に愛想をつかし魏に亡命する際には当時趙国ナンバー2の強さであった楽乗(がくじょう)を破り、藺相如からも敵国のライバルである王騎からもその強さに一目を置かれていた廉頗はキングダムの将軍の中でも最強クラスであったことは間違いないだろう。 三大天 藺相如がその強さを認め、当時趙で最も強かった。それにより六大将軍が最も活躍していた昭王時代の秦国も容易くは趙に攻めれなかった 王騎とライバル関係にあり、魏へ亡命した際は王騎が訪問しにいく程、王騎も強さを認めた相手であった 著雍で秦軍を苦しめた武勇を誇る輪虎を育て、輪虎より強かった 蒙武の父である蒙驁を一騎打ちで圧倒し腕を叩き切った 武力ランク:S 第5位 楚 大将軍「汗明」 自他ともに認める大国 楚を代表する超武闘派の猛将! 合従軍では楚の総大将を務め、他国からは楚の巨人と恐れられている汗明(かんめい)。初陣より無敗を誇り、自らを超越者と評す圧倒的な強さを持つ猛将だ。 その強さを裏付けるエピソードとして、秦の六大将軍の一人であった王齕(おうこつ)を一撃で撃退し、さらにその勝利にも特段の高揚もなかったと言い切っている。 最後は至強を決する戦いとした蒙武との激戦の上に戦死したが、王騎亡き今秦で最も強いであろう蒙武と相打ち間際の壮絶な戦いを演じた汗明は、名実ともに最強クラスの猛将であったと言える。 初陣より無敗で他国から楚の巨人と恐れられていた 秦の六大将軍である王齕を一撃で退けた 合従軍では大国楚の総大将として開戦の合図を任され、最も重要な戦局である函谷関の布陣の中核を担う 蒙武との一騎打ちで序盤は蒙武を圧倒し、ほぼ互角の戦いを見せた 武力ランク:S 第4位 秦 大将軍「蒙武」 現在の秦国で最も強いであろう豪将!その強さは中華一の水準に! 元々呂氏四柱の一人で、呂不韋(りょふい)陣営の武を一手に担っていた蒙武。策を武力打ち破れる唯一の存在であると昌平君(しょうへいくん)から評され、中華最強の証明以外興味が無いと言い切る蒙武の強さを証明する最も象徴的な出来事は楚の巨人汗明を討ち取ったことであろう。 個の圧倒的な武力の一方で、馬陽では趙軍の策により窮地に立たされ、結果王騎が龐煖によって討死するキッカケになってしまうなど苦い経験もあったが、それもまた蒙武を強くする糧になったと言える。 中華全土に轟く強さを持った楚の大将軍 汗明を討ち取った 蒙武の強さの裏付けはここに尽きるだろう。ここからさらなる蒙武の猛勇ぶりを楽しみにしたい。 武力ランク:S 【主な首級】汗明(楚 大将軍@合従軍侵攻 編) 第3位 趙 三大天「龐煖」 とにかく強さを極め続ける求道者・武神龐煖! とにかく桁外れの強さで描かれ、自らを武神と称する龐煖。馬陽で王騎を葬り、合従軍で麃公を葬り、信が憧れた大将軍たちを次々と討ち取ってきたキングダム史上最も恐ろしい存在である。 ただただ自らの強さを証明するために強い相手を求めて出現し、その相手は王騎同様に戦場にいるという李牧の手引きで趙の武将となっているが、従軍はせずに神出鬼没の存在だ。 摎(きょう)を殺害した際に激情した王騎に一度敗れたが馬陽にて王騎と再び相まみえることになり自らの強さの証明をしようとするも、李牧(りぼく)軍の魏加(ぎか)が放った矢を浴びた王騎に隙が生じたことで勝ったため本当の証明にならず興ざめし、さらに強い相手を求めて鄴攻略編の朱海平原に登場することとなる。 秦 六大将軍の王騎を横やりが入ったものの討ち取る 秦 大将軍の麃公を圧倒し討ち取る 100個目の落城を目前としていた秦 六大将軍の摎を討ち取る 武力ランク:SS 【主な首級】摎(秦 六大将軍)、王騎(秦 六大将軍@馬陽攻略編)、麃公(秦 大将軍@合従軍侵攻編) 第2位 秦 将軍「信(李信)」 キングダムの主人公にして着実の強さを高めていく信その戦いぶりはもはや大将軍級!? ストーリー序盤から強さのポテンシャルを発揮し続けてきた信。これまで剣を主な武器としてきたが、趙の鄴攻めの際には馬陽で没する王騎から受け継いだ矛を使いこなすまでに成長した。 鄴攻めでは朱海平原の右翼を任され、趙の将軍である慶舎の配下である岳嬰(がくえい)を瞬殺し、藺相如(りんしょうじょ)の十傑の一人である趙峩龍(ちょうがりゅう)の配下である徐林(じょりん)も話にならないレベルで瞬殺されるなど、敵国大将軍級の配下である手練れの武将はもはや相手にならない。その後、趙峩龍も討ち取り戦局を大きく有利にしている。 そして、 鄴攻めのクライマックスでは遂に最強の宿敵である龐煖を打ち破った。龐煖との激闘後、生死の境を彷徨い羌瘣の秘術により命を救われることとなったが、それを踏まえても龐煖を超える強さを発揮したと言える。そんな信の強さの根拠となる点としては以下が挙げられる。 蕞城の防衛においてキングダム史上最強の一人であろう龐煖に致命的な一撃を与え、その後朱海平原にて討ち取った 武闘派を含めた将軍級の首級を数多く上げている(慶舎(けいしゃ)、輪虎(りんこ)、趙峩龍 など) 廉頗に匹敵する強さを持つ尭雲(ぎょううん)と互角に戦い、王騎を彷彿とさせると言わしめる 魏火龍七師で最も武闘派の凱孟(がいもう)と互角に戦っている 比較対象となる武将との戦いぶりを見ても、信が既に単騎でも大将軍級の強さに成長していることが伺える。 武力ランク:SS 【主な首級】馮忌(ふうき 趙 将軍 @馬陽攻防編)、輪虎(魏 将軍@山陽攻略編)、万極(趙 将軍@合従軍侵攻編)、霊凰(れいおう 魏 大将軍 魏火龍七師@著雍攻略編) 、慶舎(趙 将軍@黒羊丘侵攻戦編)、岳嬰(趙 将軍@鄴攻略戦編)、趙峩龍 (趙 将軍@鄴攻略戦編) 、龐煖(趙 三大天@鄴攻略戦編) […]

【選抜!美女TOP10】キングダムの女性キャラで最も美しいのは?1位はやはりあの美女!?

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム 16巻(原 泰久) 集英社出陣する六大将軍・摎 熱い漢たちの激戦を描く漫画「キングダム」。その中にも華やかで強く印象的な女性キャラクターの存在が物語をさらに彩る。最も美しい上位10人をランキング 強さ、頭脳、信念、それに加え可憐さ、美しさ、可愛さ、色気を兼ね備えた魅力的なキングダムの女性キャラクター達。そんな美女の存在が乱世を彩り、物語をさらにおもしろくさせる。またそれにまつわるストーリーも感動目白押し。キングダムの美女たちの中でも神10を徹底選抜!あなたの推しメンは? 第10位 楚 宰相「媧燐(かりん)」 知略と強さに匹敵する圧倒的な色気。Sっ気。キングダム史上最強の肉食女子! 合従軍編で楚国の第二将を担い、春申君(しゅんしんくん)が暗殺された楚国の丞相に就任するなど、キングダムの女性の中でも武力と知力とリーダーシップを兼ね備えながら、美人で持ち前のナイスバディーで圧倒的な存在感を漂わせる。ユーモアもあるが失敗は許さない厳しさや敵に容赦しない冷酷さもあり、その過激な性格と色気にドMにはたまらないキャラクターだ。 そんな媧燐だが、物語の中で幼少期に戦場で弟と生き別れたという悲しい過去があることを回想するシーンが描かれている。これが何かの伏線になっているのかもしれない。自身の過去に触れられる事を極端に嫌がる媧燐だが、そんな経験が媧燐の強さにつながっているのかも知れない。 美しさ:★★★★☆ 可愛さ:★☆☆☆☆ 色気:★★★★★ 性格:★★☆☆☆ 第9位 秦 後宮 宮女「陽(よう)」 嬴政(えいせい)の正室である向の親友である陽!その天心爛漫な可愛さと、芯の強さに魅力されること間違いなし! 秦国の後宮で宮女をしている陽。とても可愛い容姿ではあるが秦王の嬴政からはなかなかお声がかかず、子供の頃からの親友であるどちらかというと地味な向が嬴政に気に入られる。それでも向が嬴政と結ばれたことを自分ごとのように喜び興奮する純粋な陽の姿は読者をグッと魅了する。 嬴政が加冠の儀を迎え際に毐国のクーデターにより咸陽が落城し後宮へ敵襲が迫った時も向と嬴政の嫡子である麗を守るため、自ら命を張って敵を食い止めようとする。信が間に合い敵を掃討した事で助かるが、可愛さだけでなく信念の強さを見せる陽の姿に心を揺さぶられる。 信の将来の嫁には羌瘣(きょうかい)や河了貂(かりょうてん)という魅力的な女性が周りにいるものの、信に救われて胸キュンだった陽とくっつくのもアリなのでは?と思わされる存在である。 美しさ:★★☆☆☆ 可愛さ:★★★★☆ 色気:★★☆☆☆ 性格:★★★★☆ 第8位 趙 闇商人「紫夏(しか)」 嬴政に秦王としての使命を諭した美しき闇商人「紫夏」。その美しすぎる生き様に感涙必至! 秦国の王族でありながら趙国に人質にとられ不遇の幼少期を送っていた嬴政。呂不韋の策略により秦王となった 荘襄王の嫡子として趙国を脱することなったが敵国の次期国王を狙い趙国の刺客が嬴政を殺害しようと追う。 それを救ったのが趙の闇商人であった紫夏であった。紫夏の手引きで関所を越えていくがとうとう刺客に追いつかれてしまう。 幼少期の凄惨な記憶がトラウマとなり痛みを感じなくなってしまい、秦に多くの命を奪われた趙の怨恨に囚われ我を失った嬴政に紫夏は”誰よりも痛みを知っているあなたは誰よりも偉大な王になれる”と生きて王になることを諭す。そして紫夏の命を懸けた奮闘により嬴政は生き残り、紫夏は息を引き取ることとなる。 紫夏のように強く、思いやりがあり、美しい凛とした女性との出会いが嬴政の中華統一の志を生み出した源泉になったといえる。そんな紫夏はキングダムの物語の中でも読者を強く魅了する存在であった。 美しさ:★★★★☆ 可愛さ:★★☆☆☆ 色気:★★★☆☆ 性格:★★★★★ 第7位 魏 紫伯許婚「紫季歌(しきか)」 最愛の人を想い続け、悲運の死を遂げた美女紫季歌。悲劇の愛に心が揺さぶられる! 魏火龍七師であり中華最強の槍術の持ち主であった紫伯(しはく)の血の繋がらない妹であった紫季歌。父の怒りを買い、紫伯との引き離すため魏火龍の猛将であった太呂慈(たいろじ)の妻となることを強要される。 太呂慈に過去の紫詠(しえい 当時の紫伯の名)との関係をいとわない代わりに自分への愛を誓うことを迫られるが、自分が愛す人は紫詠ただ一人と譲らず斬り殺されてしまう。自らの命に代えてでも、愛した人を絶対に裏切らない強い信念を持った一途な姿に感極まる。 私が愛するのはこれまでも これからも 紫詠ただ一人です 紫季歌( 出典:キングダム (原 泰久) 集英社 ) 紫季歌を失い怒り狂った紫伯は太呂慈他、それに加担していた魏火龍のうち3人を葬り乱世の歴史から一時姿を消すこととなる。 美しさ:★★★★☆ 可愛さ:★★★☆☆ 色気:★★★★☆ 性格:★★★★☆ 第6位 秦 成蟜夫人「瑠衣(るい)」 一時はクーデターを企てた成蟜(せいきょう)を支え続けた美女「瑠衣」。想いの強さと深い愛情に感極まる! 合従軍侵攻を防衛後、趙に攻められた屯留の迎撃に向かったのがキングダムの序章で竭氏に推され嬴政の王座奪還を目論みクーデターを起こした王弟成蟜であった。成蟜は改心し、最愛の妻である瑠衣の故郷でもある屯留の防衛を買って出た。しかし、それは嬴政の失墜を狙った呂不韋(りょふい)の謀略であり、成蟜は反逆者の濡れ衣を着せられてしまう。 屯留の城主代行である蒲鶮(ほかく)により牢獄へ監禁されていた瑠衣を救出するため成蟜は奮闘する。信が成蟜の救出に屯留へ辿り着くも、成蟜は既に瀕死の重傷を負っていた。 普段は素直でない成蟜であったが死に際、瑠衣に「あの時から ずっとお前にほれている」と想え、瑠衣はそれに応えるシーンは感涙ものである。瑠衣はその美しさも去ることながら、強い信念を持ち成蟜の一番の理解者であり、成蟜を支え愛し続け、成蟜亡き後離反すると思われていた成蟜陣営の多くの有力者を維持し嬴政を援けることとなるが、それが瑠衣の人柄を物語っている。 王族の妻にして、美しさと強さを兼ね備えた瑠衣はキングダムの女性キャラクターの中でもとても魅力的な存在であった。 美しさ:★★★★☆ 可愛さ:★★★★☆ 色気:★★★☆☆ 性格:★★★★★ 第5位 秦 六大将軍「摎(きょう)」 女性にして六大将軍の一人を担う武勇と美貌を兼ね備えた摎!あの王騎すら魅了した理由は!? 秦の六大将軍のうち唯一の女性であり、武人ながら比類ない美しさを誇った摎。女性として武勇を誇るきっかけとなったのは、実は当時の秦国王であった昭王(しょうおう)の子供であったが、身分の関係から王騎(おうき)の召使いとしてその存在を隠されていたことにあった。摎は王騎から戦いを教え込まれ、共に乱世を駆け巡る武将になった。 摎は王騎を尊敬しつつ、好意を感じ、王騎と100の城を落としたら結婚するという約束を信じてどんどん強くなっていく。 そんな摎へ王騎も愛情を感じ、とうとう最後の1つの城を残したところで武神龐煖(ほうけん)の前に討死してしまう。 怒り狂った王騎は龐煖を瀕死に追い込むも生き残り、この出来事が今後の王騎と龐煖の因縁の一戦につながることとなる。 王騎と共に前線の武将であった昌文君(しょうぶんくん)が摎の生着替え中に遭遇するというお約束シーンもあり武将ながら女性としての色気もあることを見逃せない。 美しさ:★★★★★ 可愛さ:★★★☆☆ 色気:★★★★☆ 性格:★★★★☆ 第4位 秦 飛信隊 軍師「河了貂(かりょうてん)」 キングダム序盤から信を支える山の民の生き残り河了貂。男と振る舞い生きてきた男勝りな河了貂だが成長につれて超かわいい女子になる! 実写版映画キングダムでは人気タレントの橋本環奈がキャストを務めるなど実はアイドル級にかわいかった河了貂。軍師になるため昌平君(しょうへいくん)の養成機関から飛信隊に戻ってきた際には壁も釘付けになる程女性としての魅力を備えていた。 魏火龍凱孟(がいもう)との戦いの際に河了貂が捕虜となってしまった時に、我呂(がろ)が信へどういう関係なのか?と問うと信は「共に戦い続けてきた絶対に見捨てられない妹のような存在」と言うが、物語序盤から信を支え信へ強い想いを抱いている河了貂と信との関係がどうなっていくのかは気になるポイントである。 女性ながらに軍師として非凡な才能を発揮する河了貂の今後に期待。 美しさ:★★★☆☆ 可愛さ:★★★★★ 色気:★★★☆☆ 性格:★★★★☆ 第3位 秦 ”美姫(びき)”「太后(たいごう)」 嬴政の母にして秦国の後宮を牛耳る太后。かつて美姫と呼ばれた中華随一の美貌を持つ! 嬴政の母であり、 先代の荘襄王(そうじょうおう)の后である太后。かつては邯鄲の宝石”美姫”と呼ばれるほどの美しさを持った趙国の稀代の美女であったが、元恋人である呂不韋の処世の策略として荘襄王の后となったことで敵対関係にあった趙国人民に疎まれ、嬴政と共に不遇の時期を送ることとなる。 趙を脱出し秦国後宮に確固たる権力を持つも、当時の暗い過去から美姫と呼ばれた頃の面影は無くすが、それでも去勢された宦官が性的衝動を感じるほどの美しさは衰えることは無かった。 その後呂不韋が送り込んだ男娼である嫪毐(ろうあい)と結ばれ子を授かった事で平穏な余生を望むも、嬴政の加冠の儀に乗じて秦を乗っ取ろうとした呂不韋の謀略により嫪毐と秦王宮へ謀反を起こすも平定され反逆者として断罪される。 秦国の遺恨となるため嫪毐との子を処刑することへ必死に命乞いをするが、嬴政夫人である向(こう)からなぜその愛情を嬴政には向けられなかったのか?と問われるシーンは胸を打つものだった。 美しさは圧倒的ナンバーワンであったが、その悲痛で数奇な運命から人相が変わってしまった美姫は3位にランクイン。 美しさ:★★★★★ 可愛さ:★★★☆☆ 色気:★★★★★ 性格:★★☆☆☆ 第2位 秦 飛信隊副官「羌瘣(きょうかい)」 蚩尤としての強さも去ることながらその美しさに溜息の羌瘣! 巫舞を操り圧倒的な個の強さを持つ羌瘣。比類なき強さとは裏腹な美しい姿に飛信隊の男たちも骨抜きな存在。飛信隊の副官として信と共に戦場の前線で戦い、信にとって無くてはならない相棒である。信のピンチを幾度と無く援けてきた羌瘣だが、信も羌瘣を守り抜く強い想いを持っており、それを感じれる場面には毎回感極まる。 姉である羌象(きょうしょう)の仇である蚩尤幽連(ゆうれん)との決戦も、蛇甘平原から共に戦ってきた信とその仲間達が、敵討ちだけを生きがいにして生きてきた羌瘣の帰る場所を作ったことで羌瘣は幽連に打ち勝つことができた。 信への想いは人一倍強く、敵討ち後に飛信隊へ戻ってきた際には信との子を作ることを宣言するなど、河了貂という気になる存在もいる中、今後の信と羌瘣の関係の行く末には目が離せない。 美しさ:★★★★★ 可愛さ:★★★★☆ 色気:★★★★☆ 性格:★★★★★ 第1位 山の民「楊端和(ようたんわ)」 山の民を率いる猛者である女王である楊端和!強さだけでなく美貌も比類なき存在! 嬴政の中華統一の理念に感銘し、キングダムの序盤から事あることに嬴政の窮地を救ってきた楊端和。王弟反乱の時も、合従軍侵攻で蕞を防衛する時も、趙国への鄴攻略の際にも、秦国の存続には楊端和の存在が無くてはならない。 軍を率いる知略や個の武勇、信念の強さも中華の裂将を凌駕する驚異的な強さを持ち合わせながら、その美貌も圧倒的である。鄴攻略戦においては秦国の将軍として秦軍の一角を担い、従軍した壁(へき)将軍をメロメロにしている。 映画キングダムでは超正統派美人女優である長澤まさみが演じるのも頷ける強さを持ち合わせたまさにキングダム史上もっとも美しい女性といっても過言ではない。 美しさ:★★★★★ 可愛さ:★★★☆☆ 色気:★★★★★ 性格:★★★★ 番外編:トップ10に入らなかったもののキングダムを彩る美女たち 趙 李牧軍武将 「カイネ」 李牧の腹心であり若き軍師にして凛とした強さと美しさを持つ武将のカイネ。同じ女性軍師として河了貂のことを気にしている。合従軍編の蕞城攻防戦の時はお互いの命を救う。 魏 桓騎軍武将 「黒桜(こくおう)」 桓騎軍の紅一点であり弓の名手でもある妖艶な美女の黒桜。桓騎軍には珍しい冷静沈着な知力をもった女性武将。桓騎の不敵な魅力に虜になっている。 山の民 メラ族 「キタリ」 山の民でありメラ族のキタリ。趙国の鄴攻略において山の民の一人として従軍するが、最愛の兄であるカタリを戦場で亡しメラ族の族長としての使命を受け継ぐ。キタリの檄により、壁は値千金の武功を上げることとなる。 以上、キングダムを彩る美女TOP10でした。信の結婚相手になるのが誰になるのかも気になるところですが、これからも女性キャラクターたちのストーリーと活躍に期待です!

【名勝負TOP15】キングダム胸アツ・納得のベストバウトを徹底ランキング!

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム 30巻(原 泰久) 集英社龐煖に討たれた麃公が信に送ったメッセージ 激戦からの勝利。あの将軍の死。漫画「キングダム」で繰り広げられる全ての戦闘シーンを徹底分析し感動の上位15場面をランキング ”強き者をさらに強き者が倒し、歴史は塗り替えられる。だから乱世はおもしろい。” それぞれが背負った想いをぶつける武将たちの熱き戦い 。キングダムの世界を彩る様々な名場面の中でもやはり心揺さぶられるのは歴戦の列将達の決戦シーンを紹介。 全戦を時系列で見たいアナタは「【キングダム 全勝負①】ALL戦闘シーン54戦を最新まで紹介![はじまりから合従軍編まで]保存版・常時更新」をご覧ください! ※物語のあらすじと共に紹介しているのでネタバレを含みます。 第15位 秦 千人将「信」vs 趙 将軍「万極」合従軍侵攻編 @函谷関 対趙軍(27巻) 万極(まんごく)は過去長平の戦いによって秦軍六大将軍だった白起(はくき)が趙の40万人にのぼる捕虜を生き埋めにした際の生き残り。万極軍も遺児たちで構成され、秦への強烈な恨みから虐殺を繰り返してきた。 万極との戦いが名シーンなのは、秦が中華統一を果たすまでには人が人を殺める乱世が続き、その中で自分も含め誰しもが恨みにかられ万極のようになってもおかしくないと信が感じ、そういったジレンマにも打ち勝ち、信念を曲げない決意を示すところにある。 違う!! 俺だって身内を殺された。だがてめェみてェにはなってねェお前には、たまたまそこから引き上げる人間が周りにいなかっただけだたまたま運が悪かっただけだお前は憐れな奴だこんな気色悪ィ怨念や亡霊共をしょいこまされちまって、こいつらの重みでお前はぶっ壊れちまったんだよ分かってんのか万極、一番呪われちまったのはお前自身なんだぞ! てめェの痛みはしょってってやる だからお前はもう楽になりやがれ!! 秦 千人将 信(出典:キングダム 27巻(原 泰久)集英社) 捻じ曲がった恨みの感情を源泉に戦う万極へ、戦争孤児で下僕だった信は同情し、憐れみながらも討ち取る。信は万極の死に際、秦将として二度と長平のような惨劇は起こさないと誓う。これ以降も中華統一の過程にある乱世の裏腹に正義の定義は何か考えさせられる印象的な戦いであった。 【結果】○ 信 vs 万極 × 第14位 秦 大将軍「麃公」vs 魏 大将軍「呉慶」蛇甘平原の戦い編 @蛇甘平原 対魏軍(5-7巻) 呉慶(ごけい)vs麃公(ひょうこう)の決戦が名シーンである決め手は、天下の大将軍を夢見る信が始めて参加した戦で繰り広げられた大将軍同士の一騎討ち、即ちキングダムのストーリーの中で初めて描かれた大将軍同士の一騎打ちであるということ。 かつて甲という国を趙に滅ぼされた亡国の王族であった呉慶。秦の六大将軍や、趙の三大天と渡り歩いてきた魏国の魏火龍七師の一人であり、他の6人と異なり唯一生き残っていた知略にとんだ大将軍。他国の侵略に凄惨な過去を持つ呉慶は、秦国からの侵攻に知略を忘れ激情にかられ、個の武では圧倒的に勝る麃公に対し一騎討ちを仕掛け善戦するも最後は麃公の前に討ち取られてしまうのであった。 本能と武勇で戦う麃公将軍の姿は、王騎(おうき)に並び信が敬い道標となる将軍像となり、キングダムの世界に無くてはならない猛将の一人と言える。 【結果】○ 麃公 vs 呉慶 × 第13位 秦(嬴政)「信」vs 秦(王弟)「ランカイ」王弟反乱編 @咸陽 王宮本殿 対秦王弟陣営(4-5巻) ランカイとの戦いが名シーンであるのは、無名の下僕であった信がここまで朱凶・ムタ・左慈という数々の刺客に打ち勝ち、強力な怪物であるランカイをまで倒してしまうというポテンシャルを見せ付ける一戦であるという点。 山の民の決死の援護と、壁からの剣を信じろという檄を受け、高く舞い上がった信がランカイの背後から刃を突き刺し、致命傷を負ったランカイは戦意を失う。 信の活躍により王弟成蟜のクーデターは鎮圧され、信と嬴政との中華統一へ向けた乱世の物語が始まることとなる。 【結果】○ 信(バジオウ・タジフ・シュンメン) vs ランカイ × 第12位 秦 軍総司令「昌平君」vs 毐国 将軍「ワテギ」 嫪毐の乱編 @咸陽 対毐国軍(40巻) 嬴政の加冠の儀による王宮の虚をついた毐国のクーデターである嫪毐(ろうあい)の乱編にて最も印象的だったのが、昌平君(しょうへいくん)が呂不韋(りょふい)の四柱ではなく軍総指令として秦国の窮地を救うため自ら打って出たこと。昌平君がただの軍師ではなく、圧倒的な武勇を持ち、敵将ワテギを瞬殺するシーン。 長年にわたる秦国内での秦王嬴政陣営と相国呂不韋陣営との権力抗争は、嬴政が加冠することで終焉を迎えるところだったが、最後に呂不韋が画策した謀略は毐国の謀反に乗じて嬴政陣営を倒すことであった。 信は樊琉期(はんるき)を討ち取り、嬴政の嫡子を護ることに成功するも王宮には秦国へ恨みを持つワテギが生き残っていたが、直前に呂不韋陣営から離反した昌平君が屈強な私兵と共に王宮へ参上し、自らワテギを討ち取ったことで呂不韋の思惑は打ち砕かれることとなった。 【結果】○ 昌平君 vs ワテギ × 第11位 秦 百人将「信」vs 趙 将軍「馮忌」馬陽侵攻編 @馬陽 対趙軍(12巻) 信が憧れる六大将軍である王騎から「飛信隊」という名をもらい、王騎の策略と信の持ち前の強さが知略に富んだ武将である馮忌(ふうき)を討ち取ったシーンは、キングダムのストーリーの中でも”初めて信が将軍級の首級を取った”印象的な場面だった。 蛇甘平原の戦い以来、三大天龐煖(ほうけん)擁する趙軍との戦いとなった馬陽侵攻編は、信が参戦した二回目の大戦であった。陣地や多くの兵を倒すことより一人の有能な武将を討ち取るべきだとする王騎の策略において、遊撃隊の任を受けた飛信隊が仲間達と決死の突撃で馮忌軍本陣を急襲し、最後は信の力が馮忌の知略を超え敵将を討ち取ることに成功するのであった。 【結果】○ 信 vs 馮忌 × 第10位 秦 千人将「信」vs 趙 三大天「龐煖」合従軍侵攻編 @蕞 対趙軍(33巻) 合従軍編の佳境。咸陽の喉元まで差し迫った蕞での攻城戦において、秦王嬴政自らが鼓舞により蕞の民は兵士として戦い耐えし趙を跳ね返したものの最後に現れたのが武神「龐煖」。 馬陽にて戦った際に深手を負い、自らを救出してくれた同郷の尾到(びとう)を亡くしたという因縁の相手であり、直前に尊敬する大将軍の麃公を殺した仇でもある龐煖に対し、信は「超えなくてはならない相手」として一騎討ちに挑む。 馬陽では歯が立たなかった龐煖に対し、龐煖には麃公が与えたダメージがあるものの互角に戦い、最後は致命傷になりかねない一撃を龐煖の胸に突き刺すことに成功する。しかし、龐煖は退かず戦うも、山の民の出現に壊滅状態に陥った李牧が撤退の命令に従い龐煖も退却し両者は決着がつかず、戦は秦が勝利することとなる。 【結果】△ 信 vs 龐煖 △ 第9位 秦 将軍「蒙武」vs 楚 将軍「汗明」合従軍侵攻編 @函谷関 対楚軍(29巻) 蒙武(もうぶ)と汗明(かんめい)との一騎討ちが名シーンであるのはキングダム史上類を見ないほどの壮絶な武と武の激突であるという点。合従軍編で初めて秦と楚の武将との対決が描かれたが、蒙武の武勇を目の当たりにする一戦であった。六大将軍の一人である王齕(おうこつ)を敗走させたほどの猛将である汗明に一歩も引かない蒙武。お互い腕の骨が飛び出る程の打ち合いを見せる。しかし、加勢に入った蒙武の息子である蒙恬(もうてん)が汗明に斬られ致命傷を負い、それに激情した蒙武はとうとう汗明を討ち取る。 汗明に討たれ瀕死の蒙恬へ、蒙武の家臣が最期の言葉をかけてあげてくださいと言うが、蒙武は「その程度で死ぬ倅ではない」と息子の強さを信じる父親としての一面も見せる将軍蒙武の姿に感極まるシーンだった。 【結果】○ 蒙武 vs 汗明 × 第8位 秦 大将軍「張唐」vs 韓 大将軍「成恢」合従軍侵攻編 @函谷関 対韓軍(28巻) 合従軍の侵攻に対し、国門である函谷関を防衛する老将「張唐(ちょうとう)」。長きに渡り秦国の忠臣として祖国に仕えた将軍へ、韓軍の総大将である成恢(せいかい)は姑息にも毒を浴びせ長く持たない体とする。死を覚悟した張唐はこの戦地を最期と定め、桓騎(かんき)の奇襲と共に成恢の本陣へ迫る。 毒を合理的な戦術だと言う成恢であったが迫りくる張唐を前に背を見せて逃走を図るも、数々の戦場を渡りぬいた張唐はその姿に憤り成恢を一刀両断する。 成恢との戦いの前夜、桓騎に「なぜ秦国の武将をしているのか?」という問いに対して「武将だなんだと偉そうにしているやつより戦が抜群に強いからだろ。秦がどうなろうが知ったことではない」と返されるも、桓騎の知略と武力を認め死に際には「秦国一の武将になれ。秦を頼むぞ」と言い残し絶命する。馬上から崩れ落ちる張唐を「調子が狂うじじいだ」と漏らしながらも落馬せぬよう掴み、敬う振る舞いを見せる桓騎。 張唐vs成恢戦が印象的であるのが、国を守り続けた老将と国に執着のない若い武将との心を交流を感じる名シーンであるからと言える。 【結果】○ 張唐 vs 成恢 × 第7位 秦 四千人将「王賁」vs 魏 大将軍「紫伯」著雍攻略編 @著雍 対魏軍(37巻) 著雍攻略戦において蛇甘平原にて絶命した呉慶を最期に途絶えたと思われていた魏火龍七師のうち霊凰(れいおう)・凱孟(がいもう)・紫伯(しはく)の3人が生き残っており秦軍に対峙する。その中でも、最愛の女性であった紫季歌(しきか)を太呂慈(たいろじ)に殺されるという私怨にかられ魏火龍のうち太呂慈・晶仙(しょうせん)・馬統(ばとう)の3人を一人で葬った、中華最強と思われる槍術使いの紫伯が王賁(おうほん)の前に立ちはだかる。王賁は初戦こそ紫伯に敗走するものの、翌日には私怨のみで戦い続け生への執着を感じない我流の槍術をあやつる紫伯を見切り、正統な槍術で急所を貫き紫伯を討ち取る。 信・蒙恬と共に若手の秦軍武将の中でもとりわけ気高い王賁。中華に名を刻む大将軍になるにはここで紫伯を討ち取ることに意味があると発起し、最強の槍手である紫伯を討ち取ったことで、王賁の槍術が中華最強水準であり、あらゆる猛者に渡り歩ける武力を持っていることを証明する一戦であった。 【結果】○ 王賁 vs 紫伯 × 第6位 羌族「羌瘣」vs 幽族「幽連」 @趙国 蚩尤決戦(34巻) 最愛の姉であった羌象(きょうしょう)の仇討ちを遂げることだけのために生きていた羌瘣(きょうかい)は、秦国が合従軍に勝利した後、姉の仇である幽連(ゆうれん)の居場所を突き止め趙国へ向かう。 羌族の生き残りである羌明(きょうめい)の手引きで幽連と対峙するが、祭で生き残った幽連は実妹を殺め蚩尤として生き残り真の強さを得ており、その強さは羌瘣の想像を超えるものだった。幽連を倒す唯一の方法は、巫舞を意識が戻ってこれない深さまで落とし今までにない強さを発揮することだったが、それは昏睡に陥り自身の死を意味するものだった。しかし、飛信隊の仲間たちの存在が意識をつなぐ光となり、とうとう羌?は深い巫舞で覚醒し幽連を討ち取ることに成功する。 信と飛信隊の仲間達との出会いを通し自分の居場所を見つけた事で幽連を倒す強さを得ることとなった。羌瘣は幽連の亡骸を隠すことで、次の蚩尤を決める祭が行われないようにし、羌象へ精一杯生きることを近い信の元へ帰るのだった。 【結果】○ 羌瘣 vs 幽連 × 第5位 秦 大将軍「蒙驁」vs 魏 大将軍「廉頗」山陽攻略編 @山陽 対魏軍(22巻) 秦の大将軍、また蒙武の父であり蒙恬の祖父でもある「白老」の異名を持つ老将の蒙驁(もうごう)。凡庸な武将と評されるものの安定し堅実な戦い方で多くの武功を残してきた蒙驁が魏国山陽攻略の総大将に抜擢された際に対峙したのが、過去一度も勝てなかったという因縁を持つ宿敵である廉頗(れんぱ)であった。 魏へ亡命前に趙の三大天であった圧倒的武勇と知略を誇る廉頗の出陣に焦る蒙驁であったが、信の「じーさんに一発逆転の好機が生まれたってことだろ?」という不安を意に介さない一言に感化される。 若い頃にケンカで一度も勝てなかった相手がいたとするそしてじじィになった今 なんとその相手ともう一度ケンカをすることとなったしかも相手はじじィになっても老い衰えるどころか逆に脂の乗った絶頂期ときておる化物じゃ フォッフォ深刻じゃろ 秦国 大将軍 蒙? 悩み意味が全っ然わからんだってそれは この期に及んでじーさんに”一発逆転”の好機が生まれたって話だろ!ケンカってのは最後に立ってた奴の勝ちだ次勝って勝ち逃げしてやれよ!そうすりゃじーさんの総勝ちだ! 秦国 三百人将 信   秦軍は副将の王翦(おうせん)・桓騎の活躍もあり善戦するが、廉頗は自ら背後より蒙驁の本陣を急襲し、両者は一騎討ちとなる。武力の劣る蒙驁であったが、奮起し廉頗と互角に戦う。これまで秦の六大将軍や趙の三大天と同じ時代を生きてきたものの、そういった列将に比較し目立たなかった蒙驁が、最後の最後で凄まじい武力と熱い想いを抱いて戦う姿はとても胸を打たれる対決シーンであった。 結果蒙驁は腕を落とされる深手を負うが、桓騎が魏軍の本陣を落とし、王翦が無傷で睨みを利かせたことにより魏は降伏することとなり蒙驁率いる秦軍は見事勝利を掴む事となる。 […]

【キングダム 全勝負②】ALL戦闘シーン57戦を最新まで紹介![鄴攻略編まで]保存版・常時更新

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム 44巻(原 泰久) 集英社本能型の静かなる智将 趙大将軍の慶舎を討ち取る信 漫画「キングダム」で繰り広げられる全ての戦闘シーンを回顧シリーズ第二弾! あの激戦から感動の名シーンまで全巻から全ての戦いを最新巻まで紹介。 敵も味方も想いを乗せて戦う武将達。キングダムの世界で繰り広げられる全ての戦闘シーンを信少年時の一巻から最新巻まで余すことなく紹介している本シリーズですが、本記事は合従軍以降を掲載。新たに登場したつわものたち、紀彗(きすい)・慶舎(けいしゃ)・尭雲(ぎょううん)や毐国(あいこく)の反乱など数々の列将が繰り広げる戦い57戦(更新時現在 コミック57巻まで)のうち合従軍編後から最新の鄴攻略編までの戦いをストーリーに合わせて紹介します。 ※合従軍編まで(~33巻)の戦いは【キングダム 全勝負①】ALL戦闘シーン57戦を最新まで紹介![はじまり合従軍編まで]をご覧ください! 幕間 蚩尤決戦 全勝負(34巻) 40:○ 羌族「羌瘣」vs 幽族 「幽連」× @趙国(34巻) 姉の仇を討ちに飛信隊から抜け羌瘣(きょうかい)。元羌族である羌明(きょうめい)の手引きで現 蚩尤(しゆう)の幽連(ゆうれん)の居場所をつかみ、姉である羌象(きょうしょう)の恨みを晴らすため、とうとう幽連と対峙することとなる。 20人以上の仲間を引き連れ羌瘣を討ち取ろうとする幽連だが、羌瘣の巫舞の前に次々と倒される。卑怯な手を用いて勝ってきた幽連だったが祭で実妹を殺め蚩尤としての真の強さを得たその強さは羌瘣の想像を超えるものだった。 幽連を倒す唯一の方法は、巫舞を意識が戻ってこれない深さまで落とし今までにない強さを発揮することだったが、それは昏睡に陥り自身の死を意味するものだった。しかし、飛信隊の仲間たちの存在が意識をつなぐ光となり、とうとう羌瘣は深い巫舞で覚醒し幽連を討ち取ることに成功した。羌瘣は幽連の亡骸を隠し、死んでいないことにすることで祭という殺し合いの歴史を終わらせた。 羌象の仇討ちのためだけに生きてきた羌瘣だったが、信と出会ったことで帰る場所を見つけたことで今までにない深さの巫舞により幽連を討ち取った。孤独だった羌瘣にとって飛信隊の仲間の存在が姉の仇を討つ上でとても重要であったことが分かるワンシーンだった。敵討ちを達成した羌瘣は、これ以上に飛信隊にとって重要な副官となる。 王弟謀略編 全勝負@屯留(34巻 – 35巻) 合従軍迎撃後、趙軍が屯留へ侵攻しする。秦軍は主要地の防衛で列将不在だったため王宮では呂不韋(りょふい)が蕞の時のように嬴政(えいせい)が出陣すればいいと軽々しく放言し政陣営にひんしゅくを買うが、謀反失敗後に改心していた成蟜(せいきょう)の妻である瑠衣(るい)の故郷でもある屯留へ迎撃に向かうこととなった。 成蟜軍は趙軍をあっさり迎撃したが、それに成蟜が違和感を感じながら入城すると瑠衣の姿はなく蒲鶮(ほかく)という城主代行が現れる。すると成蟜が率いてきた将軍龍羽(りゅうう)が裏切り成蟜は投獄されてしまう。蒲鶮は屯留の民に、成蟜こそ正当な王家の後継であり王宮を奪還すると吹聴し、王宮には成蟜が謀反を起こしたと伝わる。呂不韋は討伐軍を送るが嬴政はそれが謀略と怪しみ、信へ成蟜を救出するよう伝令を送る。討伐軍として壁(へき)が派遣されるが、離反した龍羽軍が昧広率いる趙軍が迎撃するも飛信隊が合流し昧広は敗走し龍羽は屯留へ撤退する。 41:○ 秦国 王弟「成蟜」vs 秦国 城主代行「蒲鶮」× @屯留(35巻) 成蟜は見張りを諭して牢獄から抜け出し、瑠衣を救出するが、途中で蒲鶮の襲撃に合い瑠衣を逃がして蒲鶮に相対する。 飛信隊は屯留を持ち前の強さで早々に落城させ、成蟜が謀略に陥れられたことを確信し急いで救出に向かいう。成蟜は蒲鶮兵の攻撃を何度も受け満身創痍であったが、とうとう蒲鶮を斬り捨てる。信と瑠衣が成蟜のもとに辿り着くが、既に成蟜は深手を負っており、信と瑠衣へ最後の言葉をかけて絶命する。 過去、反乱を起こし嬴政を失墜させようと企てた成蟜が政が描くの中華統一の道に感化され、嬴政率いる秦国と妻の瑠衣のために命を懸けて戦う姿に心が揺さぶられる王弟謀反編。秦国正統の王族として政へ国を託した成蟜は、過去因縁の相手である信へ自分が政の”剣”であり”盾”である存在であることを忘れるなと諭し、瑠衣には「あの時からずっとお前にほれておる」と伝え、瑠衣も「・・・知っています」と応える。成蟜の不器用ながらも国や妻を愛して散った最期に心を打たれる印象的な場面となった。 対魏 著雍攻略編 全勝負@著雍(36巻 – 37巻) 中華統一を目指す秦は中華進出のための新たな要所である著雍を騰軍が侵攻していた。それに対し魏軍は呉鳳明(ごほうめい)を総大将とした大軍で迎撃し、謎の三軍が次々と秦の拠点を落城させていく。 騰(とう)は王翦(おうせん)に援軍を求めようとするが王賁(おうほん)が私情をはさみつつも趙軍を防衛する王翦軍の軍を薄くするべきではないと制止し、魏軍の布陣に3点の弱点を見出し、それを同時刻に3つの主攻が攻め落とすことで勝てる望みがあると見立てる。その策を騰が採用し、録嗚未(ろくおみ)軍、玉鳳隊、飛信隊が主攻として出陣する。謎の3軍は、過去秦の六大将軍や趙三大天に肩を並べる強さを持っていたが既にこの世を去ったと思われていた魏火龍七師のうち霊凰(れいおう)・凱孟(がいもう)・紫伯(しはく)の3人であった。 42:△ 秦国 四千人将「信」vs 魏国 大将軍「凱孟」△ @著雍(36巻) 信が凱孟の激しい攻撃に互角に戦い抜き、河了貂(かりょうてん)の策によって羌瘣隊が本隊から離脱し本陣へ向かう。それにより飛信隊は凱孟軍に包囲されるが、前日に河了貂が援軍を要請していた隆国軍が加勢したことで荀早は撤退を決断し凱孟軍は退くこととなる。 各国の猛将に肩を並べる魏火龍の凱孟。信も大将軍級の一撃を受け強さを確信する。ただ、王騎・廉頗ですら凱孟の一騎討ちは避けたと言うほどの強さを持っていると自負するも、信に避けたのではなく相手にされなかったのでは?と指摘される。事実、王騎は「あなたは赤ん坊のまま猛牛になった困った人です。無邪気に一騎討ちと言われたも割に合わない。」と相手にしなかった。しかし、「戦は強者が欲望のままに弱者を屠る単なる殺戮の場であり、それ以上でも以下でもない」と言い切り、次までに納得する答えを用意しておけと言い放ち撤退したため、その本当の強さは分からなかった。 43:○ 秦国 四千人将「王賁」vs 魏国 大将軍「紫伯」× @著雍(37巻) 玉鳳隊は初日こそ攻め込んでいたものの、2日目に紫伯が動き出す。紫伯軍に包囲されるが王賁は紫伯に突撃する。しかし王賁は魏火龍紫伯の圧倒的名強さに深手を負い退却を余儀なくされる。翌日も玉鳳隊は紫伯軍と激戦を繰り広げ、王賁は再度紫伯と対峙する。正統な槍術を会得した王賁は、前日の戦いから紫伯が急所を守ろうとしない事に気づき、我流で強くなった紫伯の槍術を型で捉えることができるようになる。紫伯は過去、婚約者であった紫季歌(しきか)を魏火龍の一人だった太呂慈(たいろじ)に殺されたことで世に未練が無くなり生きることに執着せず戦い続けてきたのだった。王賁はとうとう紫伯の槍を見切り、胸に一撃を突き刺し討ち取ることに成功した。 紫伯は魏火龍のうち三人を一人で殺してしまうほどの圧倒的な強さを誇る、まさに中華最強の槍術の持ち主であった。王賁はそんな強敵を見切り打ち勝ったことから、王賁の槍術もまた中華最強レベルになったと言って過言ではない戦いだった。武力だけでなく知力にも長け、リーダーシップも発揮する王賁が、今後の秦国にとって必要不可欠な重要な武将であることを印象付けた。 44:○ 秦国 四千人将「信」vs 魏国 大将軍「霊凰」× @著雍(37巻) 王賁の策どおり、三部隊は計画通りに呉鳳明の本陣を急襲する。最後に到着した飛信隊の羌瘣が総大将の天幕に押し入り呉鳳明を斬り捨てるも替え玉であった。 呉鳳明の軍略の師でもある魏火龍の霊凰も同様に退却するが、今からでも手薄な騰の本陣を落とせば形勢を逆転させれると画策するも、そこに信が追いつき襲い掛かる。信はどちらが総大将である呉鳳明か判別できず斬る相手を迷っていると、咄嗟に呉鳳明は霊凰に対し「鳳明様お逃げをっ」と声をかけ、信は呉鳳明と勘違いし霊凰を討ち取る。その間に呉鳳明は逃走。 霊凰の配下にどういうことだと詰め寄られるも、呉鳳明は「これからの戦国を魏が勝ち残るためだ。これからは魏軍総司令の自分が上官になる。口を慎め。」と言い放ち、逃げ切るのだった。これにより魏軍は全軍敗走し秦軍が勝利した。 恩師の死すら厭わず、魏国の将来を見据えて生き延びた呉鳳明。秦の六大将軍や趙の三大天のように乱世で名を馳せた魏火龍七師。その次世代を担う魏の智将は生き残り、趙の李牧と並び今後秦国の脅威になるであろう未来を伺わせる著雍の対魏戦となった。 【著雍攻略編 総括】 結果:秦の勝利 → 騰 大将軍になる信の首級:霊凰(魏火龍七師 大将軍) 武功で五千人将に王賁の首級:紫伯(魏火龍七師 大将軍) 武功で五千人将に 対毐国 毐国の乱編 全勝負@咸陽(37巻 – 40巻) 政はとうとう22歳の加冠の儀を迎えたことで、嬴政を倒し自らが秦国国王に成り上がると目論んでいた相国呂不韋と国王嬴政との権力闘争も最終局面を迎えていた。呂不韋最後の謀略は、大后と呂不韋が送り込んだ男娼である嫪毐(ろうあい)が秦国中原に毐国という新国家樹立を企てたことに乗じ、加冠の儀で嬴政不在の間に咸陽へ毐国のクーデターを起こさせ、嬴政を葬り、呂不韋陣営が毐国を討伐することで救国の英雄となり王の座を乗っ取るという筋書きであった。 呂不韋の差し金である虎歴が、秦王宮が毐国を国家反逆の奸賊とし攻めてくるため咸陽攻めをやむなしと扇動し、とうとう毐国は咸陽へ挙兵する。 45:○ 秦国 五千人将「信」vs 毐国 武将「樊琉期」× @咸陽(40巻) 毐国三万の軍勢は呂不韋の手引きで悠々と国門函谷関を通り抜け咸陽をも落城させてしまう。だが、それを察した昌平君が飛信隊へ暗号文で伝令を送り、飛信隊は咸陽防衛のため進軍する。咸陽は毐国武将の樊於期(はんおき)・樊琉期(はんるき)親子が後宮まで攻め入り、王女である向(こう)とその嫡子である麗(れい)の首を狙うが、それを宮女の陽(よう)がかばう。陽が殺されると思われた間際に信が登場し兵を蹴散らし樊琉期の腕を斬りおとして捕らえる。 呂不韋の謀略により幾度と無く巻き起こった秦国内での内乱。最後のクーデターは今までに無い規模の軍勢であったが、成蟜と時のような失敗は許されないと誓った信の迅速な行動と武勇で陽・向・麗は無事救出された。 46:○ 秦国 軍総司令「昌平君」vs 毐国 武将「ワテギ」× @咸陽(40巻) 加冠の儀の最中に呂不韋から離反した昌平君(しょうへいくん)は、咸陽防衛のため屈強な私兵と介億と共に乗り込む。咸陽は未だ秦国に積年の恨みを抱えていた戎籊公・ワテギによって襲撃を受けていた。河了貂は恩師 介億(かいおく)の笛の音に気づき、包雷という戦術に呼応し機転を利かせて後陣の陣形を敷いたことでワテギ軍を包囲し、昌平君は寡兵ながらワテギ本陣に辿り着く。 ワテギは昌平君に突撃するが若いころ蒙武(もうぶ)より強かったといわれる昌平君の一撃になすすべなく討ち取られる。これにより毐国のクーデターは鎮圧され、9年に渡った呂不韋との権力闘争は嬴政陣営の勝利で終わる。 ここまでのストーリーで軍総司令として軍略家の側面だけを見せていた昌平君が、未だ現役の武将として圧倒的武勇を誇ることを示す場面であった。呂不韋陣営の四柱として脅威であった昌平君が大王陣営につき、その武勇と知略が今後の秦国にとって大きな力になることを証明する印象的な一戦であった。 対趙 黒羊丘侵攻戦編 全勝負@黒羊丘(41巻 – 45巻) 呂不韋が失脚し秦国の実権を握った嬴政は本格的に周辺諸国の統一に乗り出す。楚攻めを目論むも長らく楚国を司ってきた春申君(しゅんしんくん)が暗殺され丞相に媧燐(かりん)が着任したことを聞いたことにより矛先を趙の黒羊丘に改める。桓騎(かんき)率いる五万の軍勢が黒羊丘侵攻に出撃し、飛信隊も桓騎軍に編入することとなり、戦で虐殺や略奪を厭わない桓騎から「大人の戦いを覚えていけ」と忠告される。 47:○ 秦国 副官「羌瘣」vs 趙国 副官「劉冬」× @黒羊丘(42・44巻) 密林地帯の黒羊丘では5つの丘の占拠が勝敗を分けるが、飛信隊はもっとも重要な中央の丘を奪い丘の先に前線を敷くよう命じられる。しかし、紀彗軍副官の馬呈(ばてい)・劉冬(りゅうとう)に策略に欺かれ作戦に失敗してしまう。桓騎は中央丘の占拠を防ぐため、雷土(らいど)隊・ゼノウ隊を送り込むも慶舎(けいしゃ)の策にはめられ岳嬰(がくえい)軍に包囲され敗走する。 一方で敵前線より奥に隊を進めて羌瘣は劉冬の夜営地を発見し、仲間に制止されるも単騎で襲撃する。首尾よく劉冬のもとに辿り着くが、罠にかかり、劉冬に一太刀浴びせるものの深手を負い崖から転落してしまう。その後、黒羊丘に点在する村の老婆に命を救われ、紀彗が城主をし、黒羊丘の先にある離眼城で過去起きた、紀彗・馬呈・劉冬の3人の悲劇の生い立ちを聞かされる。 その後、劉冬は慶舎との乱戦の際に加勢に入ったところを足止めに来た羌瘣に敗れる。羌瘣は離眼城の悲劇を絶対に起こさせないと誓うのであった。 いつも冷静で知略に富む羌瘣がリスクを犯しても飛信隊のために武功を上げようと覚悟を決めて討って出るが劉冬が一枚上手であった。武勇を誇る紀彗筆頭とした馬呈・劉冬がこれまで趙軍の戦いに現れなかった訳や、夜営地で3つの人形を大切に持って感傷に浸っていた劉冬の姿。黒羊丘戦がこれまでの戦とは異なる、ただ勝ち負けでは無いことを匂わせるワンシーンであった。 48:○ 秦国 五千人将「信」vs 趙国 将軍「慶舎」× @黒羊丘(43-44巻) 緒戦の失敗を取り戻そうとする飛信隊であったが川の向こうに陣を張る馬呈に苦戦する。河了貂の策略と渕(えん)さんの責任感により馬呈の裏をかき退却させることに成功する。それにより中央の丘を奪うための絶好の状況が訪れた桓騎軍であったが、桓騎は両軍の期待を裏切りあえて何もしなかった。 それに痺れを切らした慶舎軍が飛信隊を襲撃する。蜘蛛のように敵を絡め取る慶舎の本能形の知略を桓騎が読んでおり飛信隊を囮とし、自ら動き出した慶舎をゼノウ軍が急襲する。紀彗軍の加勢があり難を逃れた慶舎であったが、信がリスクを問わず慶舎本陣へ突撃する。屈強な慶舎軍を攻め、羌瘣が劉冬を足止めし信は慶舎との一騎討ちとなる。見かけとは裏腹に武力も強い慶舎であったがとうとう信の前に斬り捨てられた。 あらゆる策略で桓騎軍を大いに苦しめた慶舎であったが、全く動揺しない桓騎の心理戦の前に討って取られるのであった。信の武勇と、桓騎のセオリーを無視した異端的な軍略、相反する二人の戦い方が黒羊丘の勝利につながった。しかし、総大将を討たれながらも戦局としては五部であり、慶舎の腹心である岳嬰と強力な武勇を誇る紀彗軍が反撃の機を伺う。その後、黒羊丘の村を全滅させ虐殺した屍を紀彗に送りつけ”離眼城ではこれ以上の虐殺をする”と脅し紀彗を撤退させる事で桓騎軍が中央丘を取り秦軍が勝利する。残虐的な方法で趙を退かせたが結果的に秦軍の人損は見積もりより大幅に減るのであった。 【黒羊丘侵攻戦 総括】 結果:秦の勝利 信の首級:慶舎(将軍) 武功は羌瘣の同士討ちにより無功になり五千人将のままに 対趙 鄴攻略戦編 全勝負@朱海平原 他(46巻 – 55巻) 本格的に中華統一を目指す嬴政。 咸陽では蔡沢(さいたく)の根回しにより斉王と李牧が咸陽に訪れ、嬴政は斉王の密会する。統一後の中華は「人」ではなく「法」により統治し、王も法の下に入ることは小事であると言い放つ嬴政に斉王は納得し、その想いがこれからも変わらなければ国を明け渡すと約束する。 その後、李牧から「七国同盟」こそ無血で戦争を無くす方法だと提案されるも、そんな不完全な同盟は長続きしないと反論。それを宣戦布告と受け取った李牧は、まず滅ぶのは秦国であると宣言して咸陽を去るのだった。 しかし、統一までの15年という猶予の中で趙への侵攻に必要な期間は予測を上回るものだった。昌平君が出した結論は趙の王都邯鄲の喉元にある鄴の陥落。その総大将に抜擢されたのは、知略と武勇に富んだ将軍である王翦(おうせん)であった。王翦は兵糧運搬を用いて趙を欺き進軍する。李牧は秦が国門である列尾を超え鄴を狙っていることに勘付くが、普通であれば秦が圧倒的に形成が不利になる鄴へ進軍する秦に対し 「秦は正気か!?」と驚愕する。 趙の国門である列尾は飛信隊と楊端和(ようたんわ)率いる山の民の猛攻を前に容易に陥落する。その手応えのなさを不信に思った王翦は列尾が意図的に落ちやすく設計されていることに気付く。それは裏を返せば奪還しやすい城であり、秦軍が列尾を通過後に奪い返されることで補給路と退路を絶たれ鄴を落とす前に兵糧が切れて全滅する可能性があるという事であった。 王翦は鄴を事前に偵察すると攻城戦では落ちない完璧な城であると判断し戦略を切り替える。王翦は鄴までの道中にある小城を次から次へと落城させ、民を難民とし鄴へ向かわせ、結果鄴は多数の難民を収容して門を閉ざす。それを桓騎軍が包囲し睨みを利かせることで鄴を兵糧攻めとしたのだった。それにより主戦場は残る主要な地である閼与と遼陽となり、楊端和軍に閼与を任せ、残る全軍を遼陽にある朱海平原へ進軍させる。これより秦対趙の兵糧合戦は、鄴を囲む桓騎軍と閼与を攻める楊端和軍、そして朱海平原を侵攻する王翦軍が同時進行で戦いを繰り広げる事となった。 49:× 秦国 将軍「麻鉱」vs […]

【キングダム 全勝負①】ALL戦闘シーン57戦を最新まで紹介![はじまりから合従軍編まで]保存版・常時更新

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム 11巻(原 泰久) 集英社輪虎と激戦を繰り広げる信 漫画「キングダム」で繰り広げられる全ての戦闘シーン(はじまり~合従軍編まで)を回顧! あの激戦から感動の名シーンまで全巻から全ての戦いを紹介。 敵も味方も想いを乗せて戦う武将達。一騎討ち。勝利。討死。移ろい続ける群雄割拠の時代に生まれた全ての戦闘シーンを信少年時の一巻から最新巻まで余すことなく紹介します。主人公である信(しん)をはじめ王騎(おうき)、龐煖(ほうけん)、麃公(ひょうこう)、蒙武(もうぶ)、廉頗(れんぱ)など歴史を彩る数々の名将が繰り広げる戦い57戦(更新時現在 コミック57巻まで)のうちはじまりから合従軍編までをストーリーに合わせて紹介します。 ※合従軍編以降の戦いは【キングダム 全勝負②】ALL戦闘シーン57戦を最新まで紹介![鄴攻略編まで]をご覧ください! 王弟反乱編 全勝負(1巻-5巻)@秦国王宮 下僕ながらも天下の大将軍を夢見る主人公「信」と幼馴染の「漂(ひょう)」。ある日、2人が剣の訓練をしているところを通りがかった王宮の文官である昌文君(しょうぶんくん)から漂へ仕官の打診がくる。下僕が王宮に仕官するなど考えられない時代、その真相は秦王である嬴政(えいせい)と生き写しであった漂を影武者として利用するため登用したのだった。 そんな漂が信の目の前に瀕死の状態で現れる。漂は死に際に共に天下の大将軍に成り上がろうと信へ告げ、黒卑村の川の合流地点の地図を信に託し絶命する。 1:○ 秦国「信」vs 朱凶「徐完」× @黒卑村(1巻) 信は漂の地図を頼りに川の合流地点で嬴政と出会い、嬴政の暗殺をするため追走したきた暗殺者朱凶(しゅきょう)の徐完(じょかん)と相見える。 人生で初めて敵と闘うこととなった信だが、漂との訓練で得た強さと、政の檄に覚醒し朱凶徐完を斬り伏せ致命傷を負わせる。徐完は信へ命乞いをするが、政がトドメを刺す。 初めての実践にして強敵を打ち破った少年の強さに、信の強さの可能性を感じさせる一戦であった。 2:○ 秦国「信」vs 越(ベッサ族)「ムタ」× @秦王の避暑地(2巻) 黒卑村で出会った河了貂(かりょうてん)と共に、信と政は政の家臣である昌文君との合流地点としていた秦王の避暑地にたどり着いた。そこへ新たな刺客であるベッサ族のムタが襲い掛かる。ムタの殺気に押される信であったが政の檄を受けムタの殺気に打ち勝ち致命傷を与える。 ムタが絶命の際に政を毒吹き矢で殺害しようとした瞬間に合流した昌文君に斬り伏せられる。辛うじて生きており河了貂はムタの吹き矢を手に入れる。 満身創痍で秦王の避暑地に辿り着き休息も束の間ムタに急襲されたものの返り討ちにした信の個の強さのポテンシャルを感じさせる一戦だった。 3:○ 秦国「信」vs 秦国 高級武官「左慈」× @秦王宮 右龍の回廊(4巻) 朱凶やムタの襲撃は、丞相竭氏(けつし)が主導し王弟「成蟜(せいきょう)」が引き起こしたクーデターであった。 道中で楊端和(ようたんわ)率いる秦国の西にいる異民族である山の民を味方につけ王宮に戻った信と政。王宮の朱亀の間まで辿り着いた一行のうち信と河了貂、壁は本殿にいる王弟成蟜を討ち取るためが右龍の回廊を進むが、そこには竭氏配下の高級武官左慈(さじ)が待ち受ける。 山の民を次々と斬り捨て、壁に深手を与えた武力で上回る左慈に苦戦し太刀を受けながらもカウンターで一閃を見舞い斬り伏せる。 下僕の少年だった信がこれまで闘った朱凶やムタなどと違う正統派の武力を持つ左慈をも返り討ちにしたことで、この先将軍への道を歩むであろう信の可能性を見通す一戦となった。 4:○ 秦国「信」& 山の民「バジオウ・タジフ・シュンメン」vs 秦国 「ランカイ」× @秦王宮本殿(4-5巻) 右龍の回廊を突破し王弟がいる本殿に辿り着くが、そこには王弟成蟜が珍種の猿の赤子として買い恐怖で飼い慣らしたランカイが立ちはだかる。その圧倒的なパワーに信も山の民も攻めあぐねるも覚醒したバジオウがランカイを攻め立て形勢を覆す。壁に「剣を信じろ」と檄を受けた信が山の民の協力を得て、ランカイの背中に剣を突き刺しランカイは戦意を喪失する。ランカイを倒され逃げ出した竭氏をバジオウとシュンメンが斬り捨てる。 キングダムの中でも際立って異色なモンスター級のランカイと相対し絶体絶命だった信が、山の民との連携で討ち取ったことで強力な敵にも相見まえる信の強さを感じさせる一戦であった。これにより玉座を狙った成蟜の目論見は崩れ落ちる事となる王弟反乱編でのハイライトとなる。ここで今後も秦の強力なパートナーとなるバジオウ・タジフ・シュンメンの強さ垣間見せる戦いでもあった。 5:○ 秦国 大将軍「王騎」vs 秦国 高級武官「魏興」× @秦王宮 朱亀の間(5巻) 朱亀の間に逃げた成蟜が肆氏(りし)へ竭氏の死を伝えられた束の間広間に王騎が現れる。馬上の魏興(ぎこう)が王騎に詰め寄り王騎の首を狙うも、地上の王騎に瞬殺される。嬴政の器を確かめにきた王騎であったが、自らの道を見据えた嬴政の可能性を感じ撤退する。竭氏を失い嬴政に襲い掛かった成蟜を嬴政が捻じ伏せ王弟のクーデターは終結する。 秦王としての嬴政の可能性と、今後信に大きな影響を与える大将軍王騎の人間性が垣間見える王弟反乱編の最後のシーン。 【キングダム王弟反乱編・総括】 結果:秦(嬴政)の勝利信の首級:徐完(朱凶)、ムタ(ベッサ族)、左慈(秦高級武官)、ランカイ(成蟜が飼い慣らした怪物) 信・初陣編 全勝負(5巻-7巻)@蛇甘平原 王弟反乱鎮圧後、秦軍は魏軍を侵攻する。大将軍を目指す信は戦争での武功を上げるため兵卒として魏軍戦に参戦することとなる。秦国は大将軍の「麃公」総大将とし、魏は魏火龍七師に名を連ねる知将「呉慶(ごけい)」が迎え撃つ。 6:○ 秦国「信」vs 魏国 武将(中華十弓)「黄離弦」×× 秦国「縛虎申」vs 魏国 副将「宮元」× @蛇甘平原 (6巻) 信が配属された4軍は丸城に入城するはずだったが先に呉慶の攻めを受け陥落。蛇甘平原に合流し、特攻で攻める千人将縛虎申(ばっこしん)の部隊に配属された信は、澤圭(たくけい)の率いる伍での初陣で暴れまわる。 魏の戦車隊も破壊し隊長級2人の首級を挙げた信は騎馬し、副将宮元(きゅうげん)の待つ丘に縛虎申と共に急襲する。信が中華十弓の黄離弦(こうりげん)が放つ矢を打ち返し討ち取り、縛虎申が宮元と刺し違えるも絶命の間際で宮元の首を取り相打ちとなる。 信の初陣にして大きく活躍を見せる。縛虎申と共に副将を討ち取る成果を挙げ、同じ伍に所属していた羌瘣(きょうかい)の人並み外れた強さが見える緒戦となった。信は縛虎申の身を呈した戦いぶりと、退路を絶たれた時に出現した秦国六大将軍王騎との触れ合いで、大将軍の大きさを肌で感じることとなる。 7:○ 秦国「信」vs 魏国 将軍「麻鬼」×○ 秦国 大将軍「麃公」vs 魏国 将軍「朱鬼」× @蛇甘平原 (7巻) 総大将自ら魏の本陣に突撃した麃公を追い王騎から借りた馬で敵陣へ突っ込む信。将狩りの異名を持つ呉慶の腹心である将軍麻鬼(まき)・朱鬼(しゅき)に突然現れた信が襲い掛かり麻鬼を討ち取る。その流れで麃公が朱鬼を切り捨てる。 普通であれば初陣の一歩兵が勝てるはずもない呉慶配下の麻鬼・朱鬼に一騎で襲い掛かり麻鬼を討ち取った信。将軍級の武将と渡り歩ける強さを早くも見せつける印象に残る一戦となった。 8:○ 秦国 大将軍「麃公」vs 魏国 大将軍「呉慶」× @蛇甘平原 (7巻) 魏火龍七師の一人である大将軍呉慶と一騎討ちとなった秦国大将軍の麃公。趙に滅ぼされた亡国の王族であった呉慶は知略を持って常に冷静な軍略家であったが私怨に駆られ激情するも、それを麃公の武が捻じ伏せ呉慶に引導を渡す。 それぞれの特色を持った大将軍同士が一騎討ちをし、国同士の雌雄を分かつというキングダムの世界観を大きく反映した一戦だった。戦に勝利するということを目の当たりにした信に大きく影響を与えることとなった。 【信初陣編(蛇甘平原)・総括】 結果 : 秦の勝利信の首級:黄離弦(中華十弓)、麻鬼(将軍) 百人将へ格上げ 政暗殺編 全勝負@秦王宮(8-10巻) 王弟成蟜のクーデターを鎮圧し、魏軍への侵攻も成功した秦国であったが、王宮内には丞相の「呂不韋(りょふい)」が自ら王座につくことを目論んで嬴政の命を狙っていた。未成年である嬴政の立場は王宮内でもまだまだ弱く、中華統一を実現するには敵国だけでなく国内にも倒すべき相手が存在するのであった。 9:○ 秦国 百人将「信」vs 秦国(呂不韋)の刺客堅仙× @秦国王宮(8巻) 秦の王都咸陽にて、王座を狙った秦国の丞相呂不韋が嬴政を暗殺するためあらゆる刺客を送り込む。過去成蟜の配下だったが味方となった肆氏が信をかって嬴政の守備のため信を王宮に送り込む。王宮で刺客のひとつである堅仙(けんせん)と相対するが戦を経て強くなった信はたちまち堅仙7人を切り捨てる。 暗殺集団である号馬を複数まとめて相手にしても軽々と7人を討ち取ってしまう信。蛇甘平原での戦を経て強くなった信の実力を窺い知れる戦いだった。 10:○ 秦国 百人将「信」vs 秦国(呂不韋)の刺客 羌瘣・朱凶・号馬× @秦国王宮(9巻) 蛇甘平原で共に戦った羌瘣が嬴政の首を狙った刺客として信と相対する。嬴政を守る信は羌瘣の異様な強さに圧倒されながらも、その太刀筋を確かめながら戦い、羌瘣の剣には殺気がないことを感じる。羌瘣の呼吸が尽きた時に朱凶と号馬が現れ、羌瘣との斬り合いで手負いの信が羌瘣の呼吸が整うまで足止めをする。 呼吸の整った羌瘣が号馬を次々と切り捨てるが途中で呼吸が途切れ絶体絶命と思った時に昌文君と壁が雪崩れ込み号馬を討ち取り、一人残った号馬が嬴政に襲い掛かるが河了貂に吹き矢を喰らった隙に嬴政が切り捨て暗殺は失敗に終わる。 戦を経てさらに強くなった信と、それを上回る人間離れした強さを見せる羌瘣。ここでは敵同士であった二人が、今後魂の交流を重ね、無くてはならない心強い存在になっていくとはこの時はまだ想像できなった。嬴政も王にして武勇を持つこと見せつけた。 結果 : 嬴政陣営の勝利信の首級:号馬ら刺客 対趙 馬陽攻防編 全勝負@馬陽(11-16巻) 韓を攻めている隙に、趙軍から要地である馬陽を攻められた秦。急遽偏成した迎撃軍を、攻めを得意とする武将である呂不韋の四柱である蒙武ではなく、これまで謎のベールにつつまれていた最後の六大将軍である秦の怪鳥・王騎に託すこととなる。 11:○ 秦国 将軍「蒙武」vs 趙国 千人将 「剛乱」× @馬陽(12巻) 蒙武は不服ながらも王騎軍の副将となり前線に立つ。中央軍を任された蒙武は敵将李白の軍へ討って出ると重装騎兵を擁した千人将剛乱(ごうらん)が立ちはだかるも、蒙武の圧倒的な武力の前にあっさりと討ち取られる。 呂四柱の一人であり、嬴政の国内での脅威でありながら秦国の武将の要となる蒙武の比類なき武力の前には重装騎兵の力も全く歯が立たず、蒙武の力を印象付ける戦いとなった。 12:○ 秦国 百人将「信」vs 趙国 将軍「馮忌」× @馬陽(12巻) 王騎から飛信隊の名をもらい独立友軍となった信は馮忌(ふうき)軍の横陣を狙い隊を2つに分け決死で馮忌の本陣に辿り着くものの馮忌は隊を後退させ距離を計るが干央軍の数騎が本陣に迫る。王騎の術中にはまったことを悟った馮忌が反撃に出て干央を討とうとした束の間、信が馮忌の背後に飛び入り一閃を放ち馮忌を斬り捨てる。 わずか二戦目の百人将信のポテンシャルをかった王騎の策がはまり信は将軍を討ち取るという武功を立てることができた。王騎に認められ将軍への道を切り拓く信の成長を臨むハイライトとなる一戦だった。 13:△ 秦国 百人将「信」vs 趙国 三大天「龐煖」△ @馬陽(13-14巻) 趙軍の本陣が退き、追走した飛信隊も含めた秦軍の夜営地に突然趙軍総大将である龐煖が単騎で出現する。夜営地の守備兵や飛信隊のメンバーを次々と殺戮していく龐煖に怒った信が立ちはだかるがその圧倒的な力になすすべなく吹き飛ばされ、合流した羌瘣が巫舞で加勢する。 その最中、趙軍の将軍万極(まんごく)軍に夜営地が襲われ絶体絶命となったが一方秦軍の干央(かんおう)軍が追いつく。息を吹き返した信は飛信隊の仲間に一斉に龐煖へ槍を投げるよう指示し、それを龐煖がかわす隙を見て懐に入り斬り付け討ち取ったように見えたが致命傷に至らず失敗し、信は矛で突かれ気絶する。失敗に唖然とする干央を背後から万極が刺し殺す。龐煖にトドメをさされそうになった信を澤、尾平(びへい)、尾到(びとう)が決死で信を守り森に逃げる。 万極軍に追走されるも逃げ切り信は生き残るが、初陣から戦場を共にしてきた同郷の尾到が深手を負い息絶えてしまう。 常軌を逸した強さを発揮する龐煖の前になすすべがない中、信が命懸けで立ち向かう。龐煖にダメージを与えたことで信の強さが底知れないことを感じされる戦いであったが、ここまで信を支えてくれた尾到が「お前は大将軍になれる」と言い残し討死する。 […]