日本のオンラインカジノサイト選びのポイント

オンラインカジノの世界は、多彩なゲーム、魅力的なボーナス、そして便利な支払い方法により、多くの人々を惹きつけています。しかし、そのすべてが楽しめる最適なサイトを見つけることは、時に難しい挑戦となり得ます。本記事では、kajinocasino.com がオンラインカジノサイトを選ぶ際に考慮すべき主要なポイントを詳細に解説し、あなたのオンラインカジノ体験を次のレベルへと導きます。 信頼性と安全性 最も重要な要素の一つは、オンラインカジノの信頼性と安全性です。優れたオンラインカジノは、信頼できるライセンスを保持し、第三者による公正なゲームの監査を受けています。また、最新の暗号化技術を使用してユーザーのデータを保護することも重要です。 ライセンスと規制 オンラインカジノがどの国または地域のライセンスを取得して運営されているかは、そのサイトが信頼できるかどうかを判断する上で重要なポイントです。マルタゲーミングオーソリティやイギリスギャンブルコミッションなど、厳格な基準で知られる機関からのライセンスは、高い信頼性の証です。 セキュリティ対策 個人情報と金融情報のセキュリティは、オンラインでプレイする際に最も重要な考慮事項の一つです。SSL暗号化技術を採用し、定期的なセキュリティ監査を実施するカジノを選ぶことが重要です。 ゲームの種類と品質 オンラインカジノを選ぶ際のもう一つの重要なポイントは、提供されるゲームの種類と品質です。幅広いゲーム選択肢を提供するサイトは、様々なプレイヤーの好みに合わせることができます。 ソフトウェアプロバイダー トップクラスのソフトウェアプロバイダーからのゲームは、優れたグラフィックス、面白いゲームプレイ、公平な勝利のチャンスを保証します。NetEnt、Microgaming、Playtechなどの名前を探しましょう。 ライブディーラーゲーム ライブディーラーゲームは、オンラインカジノ体験にリアルな要素を加えます。本物のディーラーとのインタラクションを楽しめるため、多くのプレイヤーにとって魅力的な選択肢となっています。 ボーナスとプロモーション オンラインカジノが提供するボーナスとプロモーションは、サイト選びの大きな決め手となります。しかし、表面的な魅力だけでなく、利用規約をよく読み、実際に利益を得ることができるオファーを見極めることが重要です。 ウェルカムボーナス 新規プレイヤーに提供されるウェルカムボーナスは、そのサイトを試すための素晴らしい機会を提供します。しかし、賭け条件や有効期限など、細部に注意を払う必要があります。 ロイヤルティプログラム 長期的なプレイヤーに対する報酬としてのロイヤルティプログラムやVIPクラブも、優れたオンラインカジノの特徴です。これらのプログラムは、定期的なプレイヤーに対して、追加のボーナス、キャッシュバック、その他の特典を提供します。 支払い方法 利便性の高い支扅い方法の提供は、オンラインカジノサイトを選ぶ上で欠かせない要素です。多様な支払いオプションを提供するサイトは、より多くのプレイヤーのニーズに対応できます。 クレジットカードと電子財布 クレジットカード、電子財布(eウォレット)、銀行振込など、様々な支払い方法をサポートするカジノを選ぶことが重要です。これにより、自分にとって最も便利な方法で資金を預けたり引き出したりすることができます。 仮想通貨のサポート ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を受け入れるカジノは、匿名性とセキュリティを重視するプレイヤーにとって魅力的な選択肢です。仮想通貨は、迅速かつ手数料の低い取引を可能にします。 カスタマーサポート 優れたカスタマーサポートは、オンラインカジノサイトの品質を示す重要な指標です。質問や問題が発生した場合に、迅速かつ効果的に対応できるサポートチームがいることは、プレイヤーにとって安心感を提供します。 24時間サポート 質の高いオンラインカジノでは、24時間365日、メール、ライブチャット、電話など複数のチャネルを通じてサポートを提供しています。これにより、いつでも疑問や問題を解決することができます。 まとめ 日本のオンラインカジノサイトを選ぶ際には、信頼性と安全性、ゲームの種類と品質、ボーナスとプロモーション、支払い方法、カスタマーサポートの5つの主要なポイントを考慮することが重要です。これらの要素を総合的に評価し、自分に合った最適なサイトを選ぶことで、オンラインカジノの世界を存分に楽しむことができるでしょう。  

【第一回キングダム総選挙:結果!】全206キャラの頂点は?意外な順位と結果分析、支持率・オッズ換算も

キングダムの濃厚なストーリーを彩る206人の個性的なキャラクターから人気ナンバーワンが遂に決定!ヤングジャンプ公式の人気総選挙の結果の上位30キャラクターを紹介 ヤングジャンプが主催した漫画キングダムの人気キャラクター総選挙。本誌に付属したハガキによる投票と特設サイトからのネット投票の総得票数で2020年5月28日発売のヤングジャンプ6/11号で遂に結果が発表されました。 集まった総投票数は168,105票。 その結果から様々な読者から愛されるキングダムのキャラクターたちの姿が見て取れます。得票数による支持率とオッズと共に、結果を分析していきます。 ちなみに本記事の著者が投票したキャラは、頭脳と武勇を合わせ持つ秦軍総司令・右丞相「昌平君」でした。 第30位 ~ 第21位 第30位 秦 飛信隊「楚水(そすい)」898票 本誌:54位、ウェブ:26位、総合30位古くから飛信隊を支える安定の副長 得票数:898票、支持率:0.5%、オッズ187.2倍 元下僕の出生で密かに飛信隊の活躍を応援していた千人将郭備隊の兵。秦が蒙驁を筆頭に山陽で魏の廉頗と戦った際、郭備が輪虎に暗殺されたことで、飛信隊に配下の700兵と共に入隊し、それ以来の飛信隊を支える安定した副長として活躍している。 信が輪虎を破った際も、捨て身の活躍を見せるなど、その勇猛っぷりは目を見張り、多くの個性的な列将がいる中で30位にランクインするなどファンからの根強い人気を持つ武将だ。 第29位 秦 成蟜夫人「瑠衣(るい)」957票 本誌:17位、ウェブ:47位、総合29位最後まで王弟成蟜を愛し信じ続けた強く美しい女性 得票数:957票、支持率:0.6%、オッズ175.66倍 夫である成蟜(せいきょう)より人気順位が高かった瑠衣。咸陽のクーデターを鎮圧された後、改心した成蟜。妻瑠衣の故郷である屯留で起きた戦を平定するため進軍した際に、呂不韋の策謀により暗殺されてしまう。 夫の死に際、成蟜を愛し続けていることを伝える一途な姿と、成蟜亡きあと味方の諸侯を嬴政(えいせい)陣営に迎えるなど、周囲の信頼も厚い優しく強く美しい印象的な女性キャラクターだ。 第28位 秦 飛信隊「松佐(しょうさ)」1,011票 本誌:29位、ウェブ:28位、総合28位飛信隊きっての頼れる兄貴キャラ 得票数:1,011票、支持率:0.6%、オッズ166.2倍 郭備兵や麃公兵など歴戦の兵を加えて拡大する飛信隊の中でも平民から従軍しているにも関わらず頼りがいがあり槍の使い手である松佐。王騎から飛信隊という名を授けられた馬陽において、百人将の信と共に戦った時からの古参だ。 戦に恐れる新兵にも目線を合わせ、後ろ姿を見せる、リーダーシップと良識に溢れた頼れるキャラクターだ。しかし、趙攻略での朱海平原にて仲間を助けるため奮死を遂げてしまう。 第27位 趙 李牧軍「カイネ」1,083票 本誌:18位、ウェブ:34位、総合27位敵国のキャラでも読者に愛される女武将 得票数:1,083票、支持率:0.6%、オッズ155.2倍 若くして李牧の信頼する腹心であり知性に溢れる女性武将だ。 総選挙ではほとんどキャラが秦国にも関わらず、1000票を超える得票を得た趙国のキャラ。河了貂は昌平君の軍師学校に通っていた際に初めてカイネと出会ってから、何度か戦場で出会うが、敵ながらお互いを敬い心を通わす姿に、読者も愛着を持ってしまうのだろう。 蕞の攻防戦では、城壁から転落しそうになるカイネを河了貂が助け、カイネは趙に亡命するよう持ちかけるなど絆が描かれている。 第26位 魏 大将軍「廉頗(れんぱ)」1,099票 本誌:33位、ウェブ:25位、総合26位元趙国三大天の一人 圧倒的武勇を誇る廉頗 得票数:1,099票、支持率:0.7%、オッズ152.9倍 元趙国の三大天であり、勇猛あふれる将軍廉頗。同じく元三大天であり故人の藺相如(りんしょうじょ)と「刎頸の交わり」という故事の元となった史実でも実在の将軍だ。 趙王の冷遇により魏へ亡命した後に初めての戦となった蒙驁(もうごう)率いる秦軍との山陽の戦いでは圧倒的な勇猛さと仲間想いの姿、豪快さ、潔さ、敵ながら強い魅力を持ったキャラクターだ。 第25位 秦 飛信隊「仁(じん)」1,174票 本誌:14位、ウェブ:52位、総合25位本誌投票で人気だった弓の名手 得票数:1,174票、支持率:0.7%、オッズ143.1倍 飛信隊の新メンバー選抜で圧倒的な弓の使い手として登場した仁淡兄弟の兄である仁。父は中華十弓に名を連ねる蒼源。 趙攻略の際には怖気づく弟を尻目に活躍し、河了貂が窮地に陥った際には命を投げうって救出した勇気あるキャラクターだ。その後弟の淡も兄を救うため覚醒する。その可愛らしいルックスとは裏腹に戦での勇敢な活躍により特に本誌アンケートでは高い支持を得た。 第24位 秦 飛信隊「那貴(なき)」1,199票 本誌:54位、ウェブ:21位、総合24位桓騎軍から飛信隊に入隊したニヒルだが熱いイケメンキャラ 得票数:1,199票、支持率:0.7%、オッズ140.2倍 残忍冷酷な桓騎兵の中では珍しく良識を持った男。尾平が桓騎兵にそそのかされ民の宝玉を盗んでしまい、飛信隊を追放され桓騎兵に暴行されていた際もそれをかばうなど思いやりがある一面を持つ。 黒羊丘攻略編にて飛信隊に一時編入した際に、飛信隊の価値観に共感し自ら志願して飛信隊に入隊し、隊を支える貴重な存在となる。キレると桓騎の腹心で蛮勇の雷土よりおっかないと自負していることから、強さも一線を画しているだろう。 第23位 秦 千人将「オギコ」1,397票 本誌:28位、ウェブ:22位、総合23位キングダムきっての色物キャラがランクイン 得票数:1,397票、支持率:0.8%、オッズ121.9倍 桓騎がおもしろいからという理由で千人将にしている、キングダムの中でもきわめてユニークな愛されキャラクターであるオギコ。キングダムを代表するギャグ担当が本誌でもウェブでも安定的な人気を見せた。 合従軍編では国門函谷関から見事敵に1矢を浴びせる事に成功した笑 第22位 秦 「漂(ひょう)」1,405票 本誌:23位、ウェブ:23位、総合22位今でも信と想いを共に、天国から大将軍を目指す 得票数:1,405票、支持率:0.8%、オッズ119.6倍 下僕の幼少期に信と共に天下の大将軍を目指した信の大親友である漂。王弟謀反の際に、秦王嬴政と瓜二つであったことから王の身代わりとして命を落とす。強く、知性に溢れ、勇敢で、信の強さを誰よりも認めている存在であった。 今でも信が天下の大将軍を目指す心の礎となっており、コミック第一話で命を落としているがファンから根強い人気を誇っている。 第21位 秦 将軍「録嗚未(ろくおみ)」1,664票 本誌:52位、ウェブ:15位、総合21位王騎の想いを継ぐ元王騎軍第一軍長 得票数:1,664票、支持率:1.0%、オッズ101倍 王騎に絶大な信頼を得ていた元王騎軍第一軍長。秦を代表する大将軍に匹敵する勇猛さをもった熱い男。ウェブ投票で高い支持を得る。 王騎の副官である騰に次いで王騎軍を支え続けた強さを誇る勇将。騰のボケにツッコミを入れるユーモラスな場面もファンの心を掴んでいる。 第20位 ~ 第11位 第20位 秦 左丞相「昌文君(しょうぶんくん)」1,795票 本誌:29位、ウェブ:16位、総合20位秦王嬴政を支え続ける名家臣 得票数:1,795票、支持率:1.1%、オッズ93.6倍 王弟謀反から嬴政を支え続ける昌文君。かつては王騎と共に戦場を渡り歩いた名武将。呂不韋との権力闘争にも嬴政を支え続け、嬴政の加冠後には軍総司令である昌平君と共に丞相に着任した秦国を支える名臣だ。王騎からも武人時代に気骨のある男と一目置かれていた。 内政では治水事業で秦を豊かにするなど、戦以外にも嬴政にとってなくてはならない存在であり、ファンからの支持も高いキャラクターであると言える。 第19位 秦 六大将軍「摎(きょう)」1,811票 本誌:13位、ウェブ:24位、総合19位六大将軍唯一の女性で王騎の元婚約者 得票数:1,811票、支持率:1.1%、オッズ92.8倍 六大将軍の一人で最強の女性将軍である摎。強さと美しさを兼ね備え、王騎の婚約者。 昭王の妾の子供であったことから王騎に引き取られたが、王騎に憧れ、100個の城を落としたら王騎と結婚をするという約束をするも、100個目を目前にして龐煖に襲撃され討死してしまう。 そんなエピソードと、健気さ、美しさ、強さからファンを魅了する女性キャラクターだ。 第18位 趙 三大天・宰相「李牧(りぼく)」2,018票 本誌:16位、ウェブ:20位、総合18位これまで最も秦を苦しめる宿敵 得票数:2,018票、支持率:1.2%、オッズ83.3倍 王騎を討ち取った馬陽から、直近の朱海平原の戦いまで幾度となく秦軍を苦しめた趙国最大の宿敵である李牧。 その高い知略と甘いマスクとは裏腹に、秦の将軍を瞬殺するなど武力も圧倒的なキングダムの敵国キャラの中でも圧倒的な存在感を示す。 一方で、愚王である趙王からは冷遇されながらも、健気に国を守ろうとする姿は共感・同情する面も多い。 第17位 趙 闇商人「紫夏(しか)」2,329票 本誌:12位、ウェブ:19位、総合17位今でも嬴政の心の礎となっている尊い存在 得票数:2,329票、支持率:1.4%、オッズ72.1倍 趙国の人質となっていた嬴政が秦国の世継ぎとなることが決まった際に、趙国脱出を助けた女闇商人。 秦を恨んでいた趙の民から凄惨な迫害を受けていたことで心を失っていた嬴政を救い、嬴政が中華統一を志すキッカケとなった強い信念を持った女性。 命を投げうって嬴政を守った感動的なエピソードは、今でもキングダムファンの心を掴んで離さず、秦以外の国のキャラクターでは第二位にランクインした。 第16位 秦 千人将「亜花錦(あかきん)」2,411票 本誌:9位、ウェブ:18位、総合16位ミステリアスだがここぞという時に活躍する武将 得票数:2,411票、支持率:1.4%、オッズ69.7倍 序盤からのキャラクターを差し置いて、本誌投票ではなんとTOP10にランクインした人気キャラクターの亜花錦。 朱海平原で王翦(おうせん)軍の亜光(あこう)軍に属する千人将として登場した。 「ギギギギ」という口癖と強烈なルックスの半面、戦略眼に長け、味方のピンチを救い困難なミッションをさらっとやってのける有能な武将。 能力は高いが、元悪童で性格難から千人将どまりの無名の実力者として描かれ、玉鳳隊の関常(かんじょう)からも亜光軍で最も死ぬには惜しい逸材と評されている。 第15位 魏 将軍・廉頗四天王「輪虎(りんこ)」2,454票 本誌:45位、ウェブ:13位、総合15位幾度となく信を苦しめた勇将輪虎 得票数:2,454票、支持率:1.5%、オッズ68.5倍 ウェブ投票で圧倒的な支持を得た、廉頗四天王の中でも最強を誇る勇将輪虎。龐煖を除くと、かつて主人公の信を最も苦しめた最大のライバルであると言える。 その少年のようなルックスとは裏腹に圧倒的な強さを持ち、戦争孤児だったところを廉頗に拾われてからそれを天命として廉頗の剣となり前線で戦い続けてきた姿は、主人公の信と重なる点も多く、それが多くの支持を得た所以かもしれない。 第14位 秦 将軍「王翦(おうせん)」3,055票 本誌:10位、ウェブ:14位、総合14位戦わずして勝つ 秦軍を支える類まれなる智将 得票数:3,055票、支持率:1.8%、オッズ55.3倍 「絶対に勝てる戦にしか興味が無い」と豪語するミステリアスな智将である王翦。趙攻略では秦軍の総大将に抜擢されるなど嬴政・昌平君からの信頼も厚い。現場の武将で李牧の策略に対応できる唯一の将軍であると言える。 一方で自らが王になることを目論んでおり、朱海平原では李牧に投降して共に新たな国家の建国することを打診するなど、今後の動向が気になるところだ。 第13位 秦 大将軍「麃公(ひょうこう)」4,226票 本誌:25位、ウェブ:11位、総合13位信が憧れた本能型の大将軍像 得票数:4,226票、支持率:2.5%、オッズ39.7倍 秦軍の列将の中でも最も猛々しく、戦場で生き抜いた男の中の男である麃公。信の初陣では総大将を務め、信の描く大将軍像に大きな影響を与えた。 六大将軍に入る実力を持っていたものの王都への招集を断り続け、戦場の前線で生きることを貫いた。咸陽を守るため龐煖との戦いの死に際に、信に送った言葉の数々はファンの胸を打った。 第12位 秦 飛信隊「河了貂(かりょうてん)」4,303票 本誌:5位、ウェブ:17位、総合12位物語序盤から信を支え続ける女軍師 得票数:4,303票、支持率:2.6%、オッズ39倍 […]

【キングダムで英語】キングダムの名シーンを通して覚える英語② 胸アツの名言を英語バージョンでご紹介

サムネイル画像: 作画引用・出典 キングダム英語版 (原 泰久) 集英社 日本だけでなく全世界で読まれているキングダム!物語で登場する名言の英訳をご紹介!日常で言えたらかっこいい!? キングダムの名シーン・名言の英訳を通して英語を勉強するシリーズ第二弾。今回は比較的短文の名言を英語でどう言うかを海外版のコミックを抜粋してご紹介! 第一弾の記事はこちらからどうぞ キングダム名言集 英語ver. 「いいな 信!! 託したぞ!!」漂(1巻) 「いいな 信!! 託したぞ!!」 Do you hear me,xin?! I’m entrusting this to you! Do you hear me=分かったか?entrust=委託する “Do you hear me”(分かっているか?/いいか?)”Can you hear me”(聞いているか?)など、そのまま投げかけに使えるセンテンスは日常で使う頻度が高いため覚えておくと便利だ。 「俺を天下に連れて行ってくれ。」漂(1巻) 「俺を天下に連れて行ってくれ。」 Take me with you across the world. Take me with you =俺も(あなたと共に)連れて行ってくれ across the world =世界中に “Take me with you”は一緒にどこかへ連れて行ってほしい際にそのまま使えるセンテンスとして活用頻度が高い語彙だ。 「奴らの見た夢を現実のものに変えてやれよ!!」信(3巻) 「奴らの見た夢を現実のものに変えてやれよ!!」 Then turn dreams they had into a reality!! turn ●● into a reality=●●を現実に変えるdreams they had =彼らの持っていた夢 「戦は”数”じゃねェ ”人”だ」信(9巻) 「戦は”数”じゃねェ ”人”だ」 Battles aren’t about numbers. They’re about the people. ○○ is/are not about ●●, ○○ is/are about ●●○○は●●じゃない、○○は●●だ そのまま単語を入れ替えて使えそうなセンテンス。 「全軍 前進」王騎(11巻) 「全軍 前進」 All troops. Advance. troops=軍隊advance=前進 ビジネスシーンにおいても何かをスタートさせる際に行ってみたいパワーのある一単語”Advance”。 「共に中華を目指しましょう 大王」王騎(16巻) 「共に中華を目指しましょう 大王」 Let us aim for all of china together, your majesty. Let us aim for ●●=●●を目指しましょうall of china =中国全土your majesty=陛下(君主に対する尊称) リーダーがビジネスにおいてメンバーと共に共通目的を目指すメッセージを伝える際に”Let’s aim for~”は使えるイディオムだ 「だってそれは この期に及んで一発逆転の好機が生まれたって話だろ!」信(19巻) 「だってそれは この期に及んで一発逆転の好機が生まれたって話だろ!」 ‘Cause isn’t this your chance to make a huge turn-around!? ‘Cause(Because) isn’t this~ =これは~ではないのか? your chance to make~ =~するあなたの好機 huge turn-around […]

【キングダムで英語】キングダムの名シーンを通して覚える英語①「蕞の民に語る嬴政のスピーチ」英語バージョンを解説

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム英語版 (原 泰久) 集英社 日本だけでなく全世界で読まれているキングダム!その英語バージョンを紹介し、名シーンを通して英語を勉強しよう! 日本の漫画文化は海外でも高い評価を得ている。ドラゴンボールやワンピースといったような人気漫画をはじめキングダムも海外の言語に翻訳されて出版されている全世界で愛される漫画の一つだ。 この記事ではキングダムの名シーンがどのように英語に翻訳されているかを通して英語を勉強できるよう解説している。 まずは、合従軍侵攻編にて秦王の嬴政が蕞の住民に語り掛けた名シーンにおける嬴政の全編スピーチの英訳を通して英語の語彙を学んでみよう! 蕞での嬴政のスピーチ英語ver. I am EI SEI the king of QIN.(秦王嬴政である。) 「秦王嬴政である。」 I am EI SEI the king of QIN. QIN=秦 king of QIN=秦王 「よく聞いてくれ、蕞の住民よ。」 Hear me well, o peaple of SAI. o peaple のoは呼びかけ o(~よ) peaple of SAI(蕞の住民) 「知っての通り、六十万規模の合従軍が函谷関に迫り交戦中である。」 As you all know,we are currently embroiled in battle with the 600000 strong coalition army at KANKOKU pass. embroiled in battle 戦いに巻き込まれる=交戦coalition(連立した) army(軍)=合従軍  「兵士の奮闘により、函谷関は何とか持ちこたえそうだ。」Due to the valiant efforts of our soldiers, we have somehow managed to hold KANKOKU pass. valiant(勇敢な) efforts(努力)=奮闘 somehow(何とか) managed to hold(保持することができている) 「だが、敵の別働隊三万が南道に入り、もはや咸陽の喉元であるこの蕞に迫っている。」However enemy detachment of 30000 troops has slipped into the southern passage and is already closing in on this city of sai,the last line of defence before KANYOU. detachment(分離した) troops(軍)=別動隊the last line(最終ライン)=喉元 「敵軍を率いているのはあの趙三大天李牧と龐煖だ。」The enemy army is led by RIBOKU and HOUKEN of the ZHAO three great heavens. led(導く) ZHAO=趙 three great heavens=三大天 そして、咸陽にはこれを迎え撃つ準備がない。 However… KANYOU has not prepared itself to conbat […]

【キングダム検定】マニアも唸るキングダムクイズ初級~上級編

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 キングダム好きのキングダム好きによるキングダム好きのためのクイズ検定!キングダムのストーリーから厳選した問題の数々を、難易度に合わせてご用意しました 企業経営者から芸能人までキングダム好きを公言する人たちは多数。その奥深いストーリーに魅了されたキングダム通たちを唸らせる検定を難易度別に作成。是非チャレンジください。 【自称キングダム好き限定】キングダム検定 -初級編 1/2- キングダム好きを自称するファンなら8割は正解したいキングダムマニアクイズその①。 ⇒ キングダム検定 -初級編 1/2-にチャレンジする 【自称キングダム好き限定】キングダム検定 -初級編 2/2- キングダム好きを自称するファンなら8割は正解したいキングダムマニアクイズその②。 ⇒ キングダム検定 -初級編 2/2-にチャレンジする 【キングダムマニアに贈る】キングダム検定 -中級編 1/2- キングダム好きを自称するファンでも少してこずるかも。キングダムマニアクイズ中級編その①。 ⇒ 【キングダムマニアに贈る】キングダム検定 -中級編 1/2-にチャレンジする 【キングダムマニアに贈る】キングダム検定 -中級編 2/2- キングダム好きを自称するファンでも少してこずるかも。キングダムマニアクイズ中級編その②。 ⇒ 【キングダムマニアに贈る】キングダム検定 -中級編 2/2-にチャレンジする 【天下のキングダム厨】キングダム検定 -上級編 1/2- 超熱狂的キングダムマニアに贈る難問集。キングダムマニアクイズ上級編その① ⇒ 【天下のキングダム厨】キングダム検定 -上級編 1/2-にチャレンジする 【天下のキングダム厨】キングダム検定 -上級編 2/2- 超熱狂的キングダムマニアに贈る難問集。キングダムマニアクイズ上級編その② ⇒ 【天下のキングダム厨】キングダム検定 -上級編 2/2-にチャレンジする

【え?実は弱い?】キングダムに登場する疑惑のハッタリ武将たちを徹底分析

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 勇猛で屈強な武将が活躍する国民的漫画キングダム!その風貌や発言から「こいつは強敵では!?」と読者をドキドキさせるも、実は思ったより弱かった・・・という残念な武将も登場する。そういったキャラクターも物語を彩る重要な存在!? 戦ってみるまでその本当の強さは未知。多くの武将たちが主人公信をはじめ秦国の将軍たちを葬り、苦しめ、敵ながらにその強さや知略にハラハラさせられるのもキングダムの魅力の一つである。 一方で、エピソードや発言・言動と比較し、いざ相対したら「あれ?」と思うほどあっさり討ち取られてしまった武将や、その強さに疑問を感じる武将の存在がいるのも事実。 無論、主役側の強さを引き立たせるためのストーリー上の脚色や、全50巻を超える物語の登場タイミングによって描かれ方が異なるため単純な比較はできないとは思うが、今回はそんなちょっと残念な登場人物たちにフォーカスして紹介する。 天下最強を自称する秦の高級武官「左慈(さじ)」 たしかに強かった・・・!王弟反乱鎮圧への最大の脅威だった!が、「天下最強」?? 物語序盤、王弟成蟜(せいきょう)の反乱においてランカイのような怪物を除いて最も強い武人として描かれていたのが成蟜の後ろ盾である丞相竭氏(けつし)の配下である高級武官の左慈であろう。映画キングダムでは漫画と異なりランカイではなく左慈が最後の敵となっている。 竭氏陣営の中でも圧倒的に強く人斬り番長と異名を持ち、自らを天下最強と評する自信家だ。 山の民の力を借り、咸陽の王宮にたどり着いた嬴政と信。信は成蟜討伐のため本殿に続く隠し通路である右龍の回廊を進むがそこに待ち受けるのが左慈であった。勇猛な山の民をバッタバッタと斬り捨て、壁(へき)と信を唖然とさせる。 信をかばった壁は左慈に損傷を与えるも深手を負わされ瀕死に。 攻めあぐねる信を尻目に左慈はこう息巻く。 「剣は力。剣は速さ。共に最上を極める俺は天下最強だ。」 秦国 高級武官 左慈(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) しかし壁の与えたダメージと信の執念により徐々に動きが鈍り、それを信が見切ったことで最後は信と刺し違えて絶命する。 とにかく自信家の左慈だったが、自らの動きが鈍っていることにも信に斬られたことも気づかず、結局まだ14~15歳くらいの信に見切られ討ち取られた。 信の強さのポテンシャルが高いことを裏付けるが、まだ戦の経験もなく王騎(おうき)や麃公(ひょうこう)のような大将軍との交わりもない信に勝てなかった左慈は天下最強には程遠い強さであったと言わざるを得ない。 同じ時代に生きている、武神龐煖(ほうけん)は当然ながら同国の将軍蒙武(もうぶ)、楚の汗明(かんめい)、当然王騎や麃公・廉頗(れんぱ)などの歴代の列将には到底敵わないであろう。 そういった意味では左慈は物語最初のハッタリキャラであろう。 【結論】天下最強ではない 魏火龍七師の最期の生き残り”知略”の大将軍「呉慶(ごけい)」 秦の六大将軍・趙の三大天と渡り歩いた魏火龍最後の生き残りである呉慶!その強さは最大級の脅威だったはず・・・!? 信の初陣で登場したのが魏の総大将呉慶。秦の六大将軍や趙の三大天という強力な将軍たちと中華を渡り歩いた、魏火龍七師という7人の大将軍のうちの一人である。しかもその最後の生き残りであるという呉慶は、魏火龍の中でも最も強い武将なのでは?と想像してしまう。 それに相対したのが秦の大将軍麃公。「本能型」の麃公と「知略型」の呉慶の対決として両雄譲らない激戦が繰り広げられる。 信らの活躍もあり、麃公は呉慶の本陣に辿りつき一騎打ちとなる。 武力より知略で戦ってきた呉慶は、一騎打ちでは麃公に勝てる見込みはなく、持ち前の知略による立て直しも図れない。元々亡国の王族であった呉慶はその不遇の過去から激情にかられ、智を捨て武で麃公に立ち向かい、多少は巻き返すも、最後は麃公の前に一刀両断されてしまう。 六大将軍や三大天と渡り歩いた将軍が、戦略で負け一騎打ちに持ち込まれ、最後は私怨にかられて無謀に麃公に挑み、歯が立たずあっさり葬られた姿を見ると、「本当に魏を代表した大将軍だったのか?」と疑わざるを得ない死に際であった。 【結論】知略型にしては無謀で弱い 六大将軍を超える実力を持つと自負する蛮将「渉孟(しょうもう)」 王騎を老いぼれ呼ばわりし、趙の三大天の筆頭候補と自負し、新世代の中華に君臨すると豪語するが・・・! 元六大将軍であり、ここまで謎のベールに包まれていた大将軍王騎の復帰戦である馬陽での趙との攻防戦。蒙武の圧倒的な攻めや、王騎から飛信隊の名を授かった信が敵将の馮忌(ふうき)を討ち取るなど活躍するが、蒙武が軍師趙荘(ちょうそう)の策にハマり窮地に陥る。 それに伴い王騎自らが前線に出陣するが、そこに立ちはだかったのが趙将の渉孟であった。王騎軍長の鱗坊も一度やりやった際に渉孟の強さを知り、激しく警戒する。 渉孟は自らを、超大将軍級の実力者だけが称号を得られる趙の三大天になる実力を持ち、時代が時代であれば秦の勇将六大将軍をしのぐ実力も持ち合わせると自負し、相対した王騎に引導を渡すと豪語する。 あの王騎が自分から目の前に現れたよ ククク本当に老いとは悲しいね奴は今自分がどれほど危険な状況にあるのか少しも分かってないあるよ その実力を疑う余地はない しかしその時代に私はいなかった 皆思いしるがいいね この私が六将を超える化け物であることを特に武力だけならあなたなど私の足元にも及ばない王騎過去の遺物とはさよならね これからこの私が中華全土の戦場に君臨する!! 趙国 将軍 渉孟(出典 キングダム (原 泰久) 集英社) 息を巻き王騎に相対するが、その刹那王騎に真っ二つにされてしまう。「え?あ ブヒ」という最後の言葉を残し、自分の死を理解する間もなく瞬殺されてしまった。 圧倒的なビッグマウスと裏腹に瞬殺された豚キャラの渉孟は、キングダムでも類を見ないブーメランキャラとして、ある意味ファンから愛されている。また、衰えない王騎の強さを印象付けた。 【結論】口だけ達者な豚キャラ 六大将軍を寄せ付けなかったと語る魏火龍七師「凱孟(がいもう)」 実は生き残っていた魏火龍の一人である凱孟。六大将軍すら戦いを避けたことを誇るが、本当はたいして強くなかった・・・?? 魏火龍の生き残りは呉慶だけだと思われていたが、実は紫伯(しはく)・霊凰(れいおう)・凱孟の3人が生き残っており、秦へ襲い掛かる。その中でも圧倒的な武力を誇る凱孟が信に前に立ちはだかった。 ユニークで豪快なキャラクター性や、河了貂を捕虜にした際の会話からすると人情味もある憎めない敵将だ。 また、戦に対して強い持論を持つ、生粋の武人でもある。 戦に”光”などない ”意義”だの”夢”だのと語るのは無知なバカ共をかき集める為のただのまやかし戦は強者が欲望のままに弱者を屠(ほふ)る単なる殺戮の場それ以上でもそれ以下でもない 魏国 魏火龍七師 大将軍 凱孟(出典 キングダム (原 泰久) 集英社) 過去その強さから秦の六大将軍も戦いを避けたと自負し、信との一騎打ちシーンでの攻撃力からしてもその強さは確かであると言える。 しかし、王騎が凱孟と対面した際に「あなたは赤ん坊のまま猛牛になった困った人、戦う割に合わない」と相手にされてなかったことや、信も戦いを避けられたのではなく相手にされなかったのでは?と図星をつくような指摘をされている。 河了貂の策により撤退したことで、真の強さは明らかにならなかったが、紫伯を除き意外とあっさり葬られていった魏火龍の面々からすると、他の超大将軍級の列将と比較し弱いのでは?と疑ってしまう。 今後、信の前に立ちはだかることを期待したい。 【結論】列将に相手にされなかった赤子の猛牛? 大将軍級の剛将を自負する楚の将軍「臨武君(りんぶくん)」 大国である楚の将軍は中華の”大将軍級”。まともに戦いたかったら墓場から王騎でも連れてこいと豪語する自称剛将だったが・・・ 合従軍侵攻編において趙に並び大編成で秦に襲い掛かる楚軍。その中でも圧倒的大将軍の汗明から絶対的な信頼を受け、全軍の先陣を切ったのが臨武君だ。 開戦前に元王騎軍長の同金(どうきん)を葬り、開戦後も同じく元王騎軍長の録嗚未を追い詰める強さを見せる。 その際に自らの強さを誇り、大国の楚で将軍になるのは、秦で将軍になるのと格が違う。自らをまともに相手にできるのは王騎くらいだろうと豪語する。 クッ 将軍級だと?笑わせるな 秦の山猿が将軍を語るな 貴様らと楚では”将軍”の意味が違うのだ大国 楚で将軍になることがどれ程のことか貴様らは理解っておらぬ!貴様らと楚では国土の広さが違う故に人の数が違う!つまりは競い合う底辺の数が違うのだ 楚国 将軍 臨武君(出典 キングダム (原 泰久) 集英社) 録嗚未の救出に入った騰と交戦すると、武者震いし秦にも面白い男がいるではないかと舌を巻く。しかし、今までその程度の敵は幾度となく打ち砕いてきたと、自らの強さを疑うことはない。 確かに強い・・・だがな 俺は楚将まで上り詰めて来た男だ 幾度も幾度も貴様のような強者を打ち砕いて来たわァ 楚国 将軍 臨武君(出典 キングダム (原 泰久) 集英社) 何度も楚の将軍の強さが天下の大将軍級であると主張するが、結果的に騰の前に全く歯が立たず瞬殺されてしまう。 王騎と戦場を駆け巡っていた騰が、臨武君を上回る大将軍級の強さを持っていたことは疑いようはないが、騰に全く敵わなかった臨武君は中華の大将軍級の強さがあったか疑わしい。無論、騰が仕えた最強の王騎とまともに渡り歩けたとは到底思えない。 故に大口が先行した、残念な武将の一人として印象付けられてしまっただろう。 【結論】楚の将軍も、ただの将軍だった 合従軍で韓の大将を担った毒兵器使いの大将軍「成恢(せいかい)」 毒の研究に自らの肉体を犯し、毒を用いて秦軍を陥れた韓の将軍成恢。最後は熱き老将に背後から真っ二つ・・・! キングダムのストーリーで未だにあまり描かれていない韓軍。そんな中でも合従軍編で韓が従軍した際に総大将を担ったのが成恢だ。成恢は国門函谷関を守る張唐軍へ毒兵器を放ち、秦軍を苦しめ、老将の張唐大将軍も猛毒により余命いくばくの身体になってしまう。 もともと美男子であった成恢だったか、自らの肉体を犠牲にしてまでも毒兵器を開発し、戦に効率的に勝利するために毒を活用し尽くすという非情な合理性をもった男だった。 成恢の毒攻撃で混乱した函谷関は陥落寸前であったが、桓騎の奇策により張唐は地上に降り立ち、成恢本陣にたどり着く。 張唐の急襲を受けた成恢は、その非情な性格とは裏腹に張唐の迫力に怖気づき、張唐に背を向けて逃走するもあっけなく張唐に一刀両断されてしまった。 キングダムの中でも特異な将軍であった成恢。毒以外に全くいい所がない残念な将軍であった。 【結論】毒だけに頼っていたヘッポコ将軍 軍神楽毅(がくき)の戦術を熟知し、燕を守った救国の英雄 大将軍「劇辛(げきしん)」 李牧を見抜く戦術眼。趙の三大天に入るポテンシャルを持っていた勇将。しかし、最期が残念過ぎた・・・! 中華の西部に秦の六大将軍、中央に趙の三大天、東部にはかつて軍神と呼ばれ後世にも語り継がれる燕の楽毅が存在したことで中華が力関係が均衡していた。 そんな楽毅の戦をその目で見て盗み・記録し・再現することができた劇辛は、もともと趙国の武将であり、そのまま趙にいれば三大天に入っていたと言われるほどの実力者。金に買われ燕に移ったが、その強さにより国を守った救国の英雄として燕に君臨していた。 趙と燕が戦った際には楽毅譲りの戦略眼で李牧の策略をも読み切り、李牧の本陣へ迫る。 しかし、そこに相まみえたのが武神・龐煖であった。劇辛は若かりし頃、出生地の趙の馬陽周辺に武神と自称する求道者という輩が村に悪さをするので、何人か切り殺したと語り、だから龐煖のようなのには慣れていると豪語する。 龐煖との互角の戦いを期待したかったところだったが、結局龐煖の一撃により瞬殺されてしまった。 知略も武力も折り紙つきの強さを誇る劇辛だったのだろうが、龐煖相手にはなすすべなく、ここまでの触れ込みと対照的にとても残念な最期であった。 これまで王騎や麃公、信も龐煖と一騎打ちを演じたが、勝てなくもそれなりに龐煖と渡り歩いた。それからすると瞬殺された劇辛の強さには少々疑問が残ることとなった。 【結論】救国の英雄だったが、ただの将軍級? 咸陽陥落を阻止するための最後の障壁・ 戎籊公(じゅうてきこう)「ワテギ」 嬴政の戴冠を阻んだ毐国(あいこく)のクーデター。陥落寸前の咸陽での最後の強敵が異民族戎籊の王ワテギだったが・・・! 嬴政が成人し国家運営の全権を得ることで本格的な中華統一の道が拓かれる加冠の儀。それを阻止したかった丞相呂不韋(りょふい)の策謀により、太后とその愛人である嫪毐(ろうあい)が企てた毐国の反乱。 信が急遽救出に向かい反乱軍の将軍を討ち嬴政の嫡子を守るも、咸陽はワテギの入城により陥落寸前まで攻め込まれる。それを迎撃に向かったのが普段は前線に出ない軍総司令の昌平君であった。 昌平君が放った包雷という陣に退路を無くすワテギに対し部下は退却を進言するが、「最強の男が王になる、今の王の俺を信じるか?」問いかけ、包雷へ唯一の対策となる主攻への突撃に打って出る。 包雷を読む知略を持ち合わせ勇猛な戎籊の王ワテギだったが。昌平君はそれを蛮勇だと吐き捨て、追う手間が省けたとして正面からぶつかっていく。 そしてワテギとの一騎打ちになった瞬間、昌平君は容易くワテギの首を刎ねてしまった。 昌平君は若き頃蒙武より強かったという逸話があるほどの勇将であったが、これまで前線に出なかったためその強さは未知。しかし信も驚愕するほどの強さを持ち合わせる武将であることが分かる印象的なシーンだった。 異民族戎籊の王として最強の男と自負し、部下を鼓舞したワテギであったが、あっけない幕切れとなった。 【結論】戎籊の王は大したことなかった 以上、キングダムの疑惑のハッタリ武将たちでした。戦った相手の強さによって相対的に描かれていることから、必ずしもここで紹介した武将が弱かったかというとそうでもない可能性もあるものの、触れ込みや言動から比較して残念な最期を迎えたキャラクターたちだったと言えます。

【キングダム好き経営者まとめ】キングダムをビジネスの教科書として活用する業界のリーダーたち26名を一挙紹介

サムネイル画像: 作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 キングダムを愛するあらゆる企業の経営レイヤーのビジネスパーソンたちをまとめ 様々な業界のベンチャー起業家や経営者・実業家からビジネスの教科書として活かせる評される国民的人気漫画キングダム。紀元前の中国、それぞれの個性と戦略を持った7つの国家が群雄割拠する乱世の時代が経営社会に置き換えれる点が多く、 中華統一というビジョンを掲げる若き国王と、下僕から天下の大将軍に成り上がるという目標をもった主人公信のピュアなマインドが経営者・起業家の心を揺さぶるのであろう。 今回はそんなキングダムを経営の役に立て愛してやまない経営レイヤーのみなさんを会社や運営サービスの紹介も合わせてまとめた。 株式会社リンクアンドモチベーション 取締役 麻野 耕司 さん(※参考記事取材当時) ※現:People Tech Studios 代表 / Knowledge Work CEO まずは、BUSINESS INSIDERのこちらの記事でインタビューを受けている3社のボードメンバーのみなさん。 【参考リンク】キングダム経営論。ハマる経営者たちが「一番売れてるビジネス書」愛を熱トーク 人事コンサルティングや人材開発の定量可視化サービス”モチベーションクラウド”などで有名な株式会社リンクアンドモチベーション。 社内でもキングダムが推薦図書とされ、ビジネスを学ぶツールに一つとなっているという。 今だ一国も平定できておらず戦争を続ける中、秦王 嬴政が斉王 建王に統一国家を法治するビジョンを語り、事実上の降伏を約束するシーンは、現代のM&Aを彷彿とさせると語る。 競合企業へあってもビジョンやメリットを共有することで戦わずして取り込むことは、優れた経営者の戦略であるという。 株式会社CRAZY 代表取締役 森山和彦 さん ブライダル事業や企業のアニバーサリーイベント等を通した人事コンサルティングを独自のクリエイティビティで行う稀有な企業。 飛信隊の古参で信と同郷の尾平が、侵攻した敵国の村民から略奪・凌辱を繰り返してそれを正当化する桓騎軍と比較し、飛信隊は心が潤っているから満たされていると語るシーンが、現代の経済成長で人の心を満たす時代は終わり、その次の生きる意味・働く目的の必要性を説く。 株式会社Ginco CEO 森川 夢佑斗 さん 仮想通貨に特化した次世代の資産管理インターフェースを提供する、ブロックチェーン技術などを駆使した先端のフィンテック企業。 下僕から大将軍を目指す信は、現代の起業志望の学生に重なり、キングダム自体がスタートアップの成長ストーリーを彷彿とさせるという。 株式会社オトバンク 代表取締役 社長 久保田 裕也 さん 日経のデジタルベンチャー系メディア 日経XTRENDのこちらの記事でインタビューを受けているこちらの3社のボードメンバーのみなさん。 【参考リンク】企業成長の極意が凝縮 漫画『キングダム』が若手経営者の必読書に 書籍を音声コンテンツで提供する日本語オーディオブックのリーディングカンパニー。audiobook.jpを運営する企業。 経営論・組織論の哲学として孫氏や孟子に立ち返ることがあるが、人間臭いキングダムはより実践的な参考になると論ずる。 アソビュー株式会社 代表取締役 CEO 山野 智久 さん 休日に行きたい様々な国内のアクティビティーや体験・ワークショップを検索・予約できる情報メディアサイト「アソビュー」を運営する企業。 マネジメント理論を集約したビジネス書としての学びが多く、ストーリーそのものがベンチャー企業の成長物語に通じると語る。経営者仲間の中ではバイブルとのこと。 akippa株式会社 代表取締役社長 CEO 金谷 元気 さん 個人宅やマンションなどの空き駐車場をアプリで事前予約・決済ができるシェアリングエコノミーサービスakippaを運営する企業。 会社の経営陣はみな読んでいてボードメンバー同士の共通言語として機能すると評する。 株式会社FABRIC TOKYO CEO 森 雄一郎さん 日経ビジネスのキングダム経営学シリーズでは多くのスタートアップ経営者が経営に役立てていると語る。 【参考リンク】若き起業家が語り尽くした「僕たちは『キングダム』で経営を学んだ」 クラウドをはじめとしたオンラインの次世代テクノロジーを活用し生産と消費を直接結びつけるオーダースーツ販売。大量生産時代のアパレル業界を低コストにカスタムオーダーが楽しめるサービスを運営。 僅か14歳足らずで弟のクーデターで国を追われた嬴政が中華統一のビジョンを本気で掲げている点を重ね、スタートアップ経営者がビッグマウスでも自らを信じ、賛同者・協力者を増やして突き進む姿勢が大事だと論ずる。 秦の強力な敵国である趙軍のトップ李牧ですら「あなたのような王に仕えたかったと」と言わしめる嬴政の凄さはベンチャー経営者に勇気を与えるとのこと。 株式会社タウンWiFi(現:GMOタウンWiFi株式会社)CEO 荻田 剛大さん スマートフォンを地域に存在するフリーWi-Fiスポットに自動接続するアプリと、その接続情報を元にマーケティングにフィードバックするデータ分析サービスを提供する企業。 嬴政が連載を重ねるごとに成長を遂げ、ビジョンを叶える方法を模索し弱音を吐かずに諦めない姿。自らのビジネス経験と照らし合わせ、最終的なビジョン達成のためには最初の発想に固執せず柔軟に手段を変えていってもいいと感じるという。 株式会社スクールウィズ 代表取締役 太田 英基さん 世界32ヵ国、約4000校の語学学校/教育機関の情報が集まる国内最大級の留学・語学学校の検索サイトSchoolWithや日本語を学びたい留学生に日本語学校の口コミを提供するメディアNihonGO!などを運営。留学・語学教育とテクノロジーをかけあわせたサービスを提供している。 敵国の宰相である李牧が同盟を打診してきた際に、十分すぎる条件に対して趙の主要な城を1つおまけしてくれないか?と持ちかける呂不韋の図々しさと交渉力に、こういった人間が会社に一人でもいると相当助かると評する。 株式会社ミツカリ 代表取締役 表 孝憲 さん 早期退職の抑止などを目的とし、応募者の人物像と企業・組織の風土との相性を定量的に判定しミスマッチを防げる採用適性検査サービスミツカリを運営する企業。 キングダムで描かれている世界観はスタートアップ経営の状況と似ている。同じようにキングダムに登場するキャラクターたちが危機に直面し、それに果敢に挑み乗り越えようとする姿に励まされると語る。 株式会社空 代表取締役CEO 松村 大貴 さん ホテルや旅館の市場分析の効率化から価格設定の最適化を支援するPricetechサービスであるMagicpriceを運営するテクノロジー企業。 嬴政が好きで、嬴政と自分の間にあるギャップを埋めようとする想いが糧になっていると語る。 また、呂不韋のように媚びずにビジョンのためには全体最適を考える器の大きさもスタートアップに重要な資質であるかもしれないとのこと。 ライフスタイルアクセント株式会社 代表取締役 山田 敏夫 さん 【参考リンク】『キングダム』主人公に学んだ、困難でも信念を貫く強さを持つこと 中間マージンをカットし、工場直結で消費者にファクトリーブランドのアパレルプロダクトを届けるファッションブランド「ファクトリエ」を展開。テクノロジーを活用しアパレルの流通を改革し、よりよい品質のプロダクトをよりよい価格でユーザーへ届けている。 意として自分の大好きなキングダが経営にどう生きているか考えたことはなかったが、改めるといくつかのシーンに後押しされたと振り返る。 信の飛信隊における言動からリーダーとしての信条を明確にすることや、大切な判断を自らの勇気で決断する重要性を学んだと語る。 株式会社マネーフォワード 代表取締役社長CEO 辻 庸介 さん 【参考リンク】『キングダム』飛信隊が教えてくれた強い”混合チーム”のつくり方 登録している銀行口座やクレジットカードのアカウント情報などから家計簿を自動作成し、お金の流れや資産状況を見えるかするアプリ「マネーフォワードME」を運営するフィンテック企業。その他、貯金や投資など資産形成をサポートするメディアやアプリなどお金にまつわる様々なサービスを提供。 登録している銀行口座やクレジットカードのアカウント情報などから家計簿を自動作成し、お金の流れや資産状況を見えるかするアプリ「マネーフォワードME」を運営するフィンテック企業。その他、貯金や投資など資産形成をサポートするメディアやアプリなどお金にまつわる様々なサービスを提供。 株式会社識学 代表取締役社長 安藤 広大 さん 【参考リンク】『キングダム』秦国王に学ぶ、法(ルール)で人を統治する重要性 組織マネジメント理論「識学」を用いて経営・組織コンサルティングやセミナー、分析や学習のウェブサービス、M&Aサービスなど様々なビジネスサービスを提供する企業。 識学のメソッドの観点からキングダムを読んでいるという安藤氏。それに当てはめると信のような前線に命を投じて圧倒的な強さを誇るチームは、トップが誰よりも営業実績を出している状況であるため本来は第一線から離れて部下の育成や環境づくりが重要と、自らの失敗経験から語る。一方で嬴政が法によって中華統一後の治世を図るシーンや李斯が法は人の願いと語る姿には共通点があるという。 株式会社東京プライズエージェンシー 代表取締役社長 三浦 崇典 さん 【参考リンク】『キングダム』は個の力で生きる時代の必読書だ インターネットやスマートフォンの普及で斜陽産業となった書店業界の中でひときわ個性を放ち、読書を通した新しいライフスタイル提案や体験型の店舗運営で拡大する天狼院書店を運営。 好立地に出店する大手書店チェーンと比較し、住宅地の一角に第一号店を出店した自分たちはキングダムでいう山の民に似ていると語る。人通りが多い場所ではない分、あえて足を運んでくれるお客さんを作らなくてはいけない課題の中で、他の書店にはない個性を発揮できたという。 株式会社ソラコム 代表取締役社長 玉川 憲 さん 【参考リンク】ソラコム社長が告白、『キングダム』を読んで起業を決意した IoT向けの無線通信プラットフォームをグローバルに展開するIT企業。多様な産業に活用され、これからも急速に拡大していくIoTデバイスの足回りを安定的かつセキュアに支える。 ”キングダムでは信が戦で命をかけて戦功を挙げて大将軍に近づいていくが(友人は死にまくり)、スタートアップで命をかけて戦っても死にはしないwと思った”と創業当時の心境を語る。 ecbo株式会社 代表取締役社長 工藤 慎一 さん […]

【リーダー必見】キングダムがビジネスに役立つの10の要素を知り経営・出世に役立てろ

サムネイル画像: 作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 経営者やビジネスパーソンが仕事に役立つと評するキングダム!それはなぜか?そこに隠される10の理由・要素を解説。 世の中のビジネスパーソンから絶大な支持を得るキングダム。その背景には紀元前の中国、春秋七雄と呼ばれた7つの国家が群雄割拠する乱世の時代において、 中華統一という大義を掲げる若き国王と、戦争孤児の下僕だった主人公が天下の大将軍への成り上がりを夢見るストーリーが、現代経済を生きるビジネスパーソンに共感でき学べる点が多いところであろう。 経営者、起業家、役員・幹部のようなリーダーシップ・カリスマ性を発揮しなくてはならない人たちや、将来の処世を目標とする若手も含め様々な立場の人々に勇気と知恵・信条・考え方を教えてくれるキングダムの物語に含まれる、ビジネスに役立つ10の要素を解説する。 キングダムがビジネスに通じる10の要素 経営や組織運営において必要な様々な要素が存在するが、キングダムの物語でそこに通じる点は以下の10個であろう。 ビジョンの共有 信条の共有 動機付け 発信力 処世 戦略 右腕 人材配置 組織階層 経営と執行の分掌 経済社会でリーダーと呼ばれる人たちには命題的な要素が多いと思うだろう。それらをエピソードを交え1つ1つ見ていきたい。 1.ビジョンの共有 なぜやるのか?なんのためにやるのか?組織のトップがメンバーへその先の展望や理想を落とし込み、共感を得ることは、組織運営上非常に重要な要素である。 キングダムでは主人公の一人である秦国の若き王嬴政(えいせい)が、これまで誰も成しえなかった中国を統一国家にすることをビジョンとして語る場面が幾度となく登場する。500年以上続く血で血を洗う乱世を、中華統一という方法で終結させ平和をもたらすという展望を持ち、それがただの夢ではなく実現するための明確な手段や考え方も同時に持っている。 それを信じることができ、共感できるからこそ、秦国の武将・官僚たちは身を挺して行動する。 代表的なエピソードとして、物語に序盤に弟のクーデターによって王宮を追われた嬴政が山の民の女王楊端和(ようたんわ)へ協力を打診しに行った際に志を語り協力を得るシーンや、7国のうちの一国である斉の王ですら共感させ、味方につけるシーンがある。 また、主人公の信は自らを王の金剛の剣であると喩え、嬴政のビジョン実現のために戦っていることを自負する。 もともと王宮内の権力闘争の敵であった丞相呂不韋(りょふい)の筆頭家臣であった秦軍総司令の昌平君(しょうへいくん)も嬴政のビジョンに共鳴した一人だ。 嬴政が成人し権限を持つ前にそれを阻止したかった呂不韋は、太后をそそのかしクーデターを謀るも、昌平君は呂不韋から寝返りそれを鎮圧する。それにより呂不韋の権力は失墜する。 嬴政の確固たるビジョンに共感し、多くの仲間が共通目標を実現していくため協力していく姿を通してビジョンの共有が組織を動かすうえで非常に重要であると気づく。 2.信条の共有 信条とは、正しいと信じている価値観や考え方である。キングダムの時代背景は、現代の基本的人権に基づいた法治社会と異なり、権力構造もまちまちで無秩序や横暴も存在する時代だ。 1に記述したビジョンの共有においても、その手段の是非によっては人それぞれの価値観において相容れないこともある。 例えば嬴政が中華統一をビジョンとして掲げるが、その手段を呂不韋は「金」だと語る。金、つまり経済が人を治めると。それに嬴政は人の「光」だと反論する。また、後に斉王には「法」のもとに国家を治めるべきだと語る。一方で趙の李牧(りぼく)が7国同盟を提案するが、嬴政は現世代がこの世を去った後の時代にそれが継続する保証がないと、武力での統一を掲げる。将来の平和のために、一時的な武力の行使は是と語るのだ。 また信条を共有する代表的なシーンとしては、魏を攻める桓騎(かんき)の軍に信を大将とした飛信隊が従軍した際に、飛信隊の尾平が略奪と繰り返していた桓騎兵にそそのかされて敵国の村民の宝石を盗んだことが露見し隊を追放されてしまう。 信の初陣から、信を支えてきた尾平。その後、信は尾平へ自分が描く理想の大将軍像を語り、自らの信条のために隊の仲間へ色々と我慢させて申し訳ないと謝罪するが、尾平はそんな信の考え方に惚れているからこそみんな自分の意思で信と戦っているし、潤っていると伝え、絆が深まるのだった。 自らが正しいと信じる価値観を伝え、仲間がそれに共感するからこそ、ブレずに行動でき、ビジョンの実現を近づけるということを学ぶことができる。 3.動機付け 人を動かすためには何を行動の源泉にするのか?という動機付け(インセンティブ)が重要となる。特に経営や、組織マネジメントに関わるビジネスパーソンにおいては命題的なテーマだと言えるだろう。キングダムのストーリーの中には、いかにして人を率いて人が動くのか?という動機付けにまつわるエピソードが多く存在する。 主人公である信が百人将だった時代から数々の修羅場をくぐり抜けてきた古参の忠臣である渕(えん)は、魏の著雍を攻める際に困難な戦局で非常に重要なミッションを任される。他の武将と比較し凡庸な渕の抜擢を不安視しる声があるなか、古くから信を支えてきた責任感から、渕はそれを決死でやってのける。 また、同じく同郷で初陣から信と共に戦っていた尾平は、桓騎軍に従軍した際に桓騎兵が侵攻した敵国の村民から略奪や凌辱を繰り返す姿を目の当たりにする。桓騎兵は命をかけて戦っているのだから役得であると無法行為を正当化する。 結果そそのかされて尾平は飛信隊ではタブーであった盗みを働いて隊を追放されてしまうのだが、その後信と会話の際に飛信隊は心が潤っているから略奪や凌辱なんて必要ないんだ・みんな自分の選択と意思で信についていってるんだと語る。 同じ戦場でも自分がつかえる人間の信念への共鳴する人もいれば、金や欲望を満たすことを動機とする人もいることが垣間見える場面だ。 楊端和の右腕であるバジオウも、幼少期に楊端和に命を救われたことで楊端和を守り続けると決め、趙の遼陽攻略の際に絶体絶命になった楊端和を命をかけて窮地から救う。同じく、戦争遺児だった輪虎(りんこ)も、廉頗(れんぱ)に拾われたことを天命と信じ、自らを「廉頗の剣」と語りあらゆる戦場を戦い抜いてきた。 一方で、王弟成蟜(せいきょう)が飼い慣らした怪物ランカイは、子供のころから成蟜に恐怖を植え付けられて調教され成蟜の言うことはなんでも聞くようになり、信を阻む強敵となる。しかし、信に致命傷を与えられたことで最後は戦意を喪失して言う事を聞かなくなり、恐怖というインセンティブが継続しないことを物語っている。(ちなみにランカイはその後山の民に引き取られ、蕞の防衛戦では秦を守る力となった) 人が動く動機には大きく「恐怖・欲望・信念」と言われるが、あらゆる方法で動機付けをするシーンを通して、マネジメントへの学びを得られるだろう。 4.発信力 将来の展望、正しい価値観、人が行動するための動機、組織運営においてあらゆる要素を満たしていても、それを人々の前で力強くアウトプットできるかが重要である。言葉にして伝える。リーダーにとって必須スキルだ。 キングダムではさまざまな場面で強い発信力を持ったリーダーたちを描いている。 代表的なエピソードは、敵国5ヶ国が結集して秦を攻めた合従軍侵攻戦において、秦の都咸陽の目前にある蕞(さい)という城が趙軍に攻められた場面だ。蕞の陥落は事実上の秦国の敗北を意味する絶体絶命の戦局に、蕞は決定的に兵力が足りていなかった。最後の手段として王である嬴政自らが蕞に出向き、兵士でない一般の民へ共に戦うよう鼓舞する。 戦場に出たことのない民たちは最初は戸惑うも、王の強いメッセージに心を打たれ共に戦うことを決心する。民に語り掛ける嬴政の力強さ・言葉のチョイス・納得感、人を動かすための発信力の重要性を知ることができるシーンだ。結果、多数の民が命を落としたものの蕞を守り切り母国を守った。 秦王嬴政である よく聞いてくれ蕞の住民よ咸陽には敵を迎え撃つ準備がないつまりこの蕞が敵軍を止めることが出来る最後の城だ もう一度言う蕞 ここで敵を止めねば秦国は滅亡する 恐ろしいのは分かる敵は屈強でこちらは老人・女子供も多い戦えば多くの血が流れ多くの者が命を落とすであろうだが、そなたらの父もまたその父親も同じように血と命を散らして今の秦国を作り上げた 今の生活はその上に成り立つ降伏すれば敗れればそれらは全て無に帰し、秦の歴史はここで途絶える秦人の多くは虐殺され生き残った者も土地を奪われ列国の奴隷になり下がるであろうそなたらの子もまた次の子も それを止められるのはそなた達だけだ 秦の命運を握る戦場に共に血を流すために俺は来た530年続いてきた秦の存亡をかけた戦いだ必ず祖霊の加護がある これまで散っていった者達も必ず背を支えてくれる最後まで戦うぞ秦の子らよ 我らの国を絶対に守り切るぞ! 秦国 国王 嬴政 ※一部割愛(出典 キングダム (原 泰久) 集英社) 秦を代表する大将軍である王騎は、苦境において部下へいつも以上の実力を発揮するようコミットをさせる。しかし、後ろにはいつでもこの王騎がついていると自信をもたせる。 この声を聴く王騎軍の兵士に言い渡します 敵の数はおよそ十倍 ならば一人十殺を義務づけます敵十人を討つまで 倒れることを許しません皆 ただの獣のと化して戦いなさい いいですか ここから王騎軍の真骨頂ですこの死地に力ずくで活路をこじあけます 皆の背には常にこの王騎がついてますよ 秦国 大将軍 王騎(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) 王騎のカリスマ性に多くを学んだ信も、上述の蕞防衛において、民が力の10割のうち20を出したのだから実力の20を出せと伝える。ただ自分は100を出すとけしかける。 はっきり言って民兵達は十持ってるうちの二十を出しきっただったら俺達は十持ってるうちの三十を出すちなみに俺は百を見せてやる! 秦国 武将 飛信隊リーダー 信(出典 キングダム (原 泰久) 集英社 ) 普段は明るく天真爛漫な若手武将で楽華隊を率いる蒙恬も、部下たちに自分の人柄を活かした発信をして部下を鼓舞する。隊の長所を伝えながら壮絶な決戦へ覚悟させ、長所を評し自信を持たせ、最後には「宜しく頼むよ みんな」とシリアスかつにこやかに伝える。 楽華隊!この隊の長所は気高く冷静な戦い方と血みどろの泥臭い戦い方両方ができることだそして今日は 後者だ知ってのとおり こういう乗りは好きじゃないがやっぱり 俺たちにしかできなことが 今目の前にある 今日はひどい死闘になるぞ悪いが宜しく頼むよ みんな 秦国 武将 楽華隊リーダー 蒙恬(出典 キングダム (原 泰久) 集英社) みなそれぞれがもった個性とカリスマ性を活かして、強いアウトプットをして人を動かすのだった。 5.処世 キングダムは、職位や立場に言及するシーンが多い。戦争孤児から大将軍を目指す主人公信だけでなく、ライバルの若武者たちも様々な功績を上げ、切磋琢磨しながら少しずつ出世を果たしていく姿が、経済社会の出世レースに通じる点が多いからかもしれない。 また、「何人を率いているのか?」、「どこまでの責任を負っているのか?」「どうすればその職位たる器なのか?(ただ強ければいいという訳ではない)」など職位に対する指標の明確さが描かれている点も、物語の中で処世が大きな要素を占めていることが分かる。 将軍を目指す信が、先に昇格した同世代の王賁や、臨時で将軍を任された同じく同世代の蒙恬を羨んだり姿に感情移入する。だが、その後信自身も将軍代理を任され見事勝利を掴むなど、追いつけ追い越せの出世劇を見せる。 天下の大将軍になるという明確な目標を持ち、着実に歩みを進める若手武将たち。それぞれの個性を活かしたオンリーワンの中に、唯一無比のナンバーワンを目指す姿に、リーダーを目指すビジネスパーソンの共感を呼ぶ。 6.戦略 キングダムがビジネスに通じる要素として、単なるバトル漫画でなく、あらゆる戦局で細かく戦略を描いている点がある。そのため武将だけでなく、軍師が繰り広げる頭脳戦も数多く描かれている。 ビジネスにおいても、人のスキルや能力を活かし、競合他社の弱点をつき、成功を掴むためには考え抜かれた戦略が重要となる。 例えば秦の将軍王翦(おうせん)は、「私は絶対に勝てる戦にしか興味がない」と豪語するように、いつも緻密に状況を把握し秦軍を勝利へ導く天才。武将にして知略で敵を追い詰める王翦は、敵将と一騎打ちをするシーンはキングダムの物語で一度も描かれていない。勝算なき戦いはしないというのは古代の兵法家である孫氏の兵法に通じる。 王翦が敵国趙を侵攻する上で要所となる難攻不落の鄴(ぎょう)城を攻略するために用いた作戦は、武力ではなく難民を誘導して鄴を兵糧攻めに遭わせるというものであった。全体戦略において圧倒的不利だった秦だったが、鄴が兵糧攻め遭うことで趙と形勢を互角に持ち込む。 一方で残虐で冷酷な将軍桓騎は敵を精神的に追い込む心理戦や、予測を上回った奇策で次々と敵将を葬る。趙の黒羊丘を攻略する際には、侵攻した土地の村人を虐殺し、その亡骸を勝利のネックとなっていた敵の勇将紀彗(きすい)に見せつけることで心理的に追い込み撤退させ、秦の損耗を最小化させ勝利した。 単に武力だけでなく、戦略により形勢を有利に持ち込んだり、戦わずして勝つなどあらゆる戦略で戦いを勝利へ導く点は、その手法の是非はともかくビジネスにも通じると言える。 7.右腕 経営においてリーダーは孤独である。自らの責任において選択・決断をしなくてはならず、組織下からはあらゆる経営判断材料が提示されるが、その是非の判断は最終的にリーダーの責任のもとで結論を出さなくてはならない。 だからこそ、トップに人生をコミットして有能な右腕として存在するナンバー2の存在は非常に重要となる。キングダムの名将たちにも有能な右腕の存在が描かれるシーンが多い。 その最たる例が、秦の六大将軍王騎の右腕を担い、共に戦場を渡り歩いてきた騰だ。 ユーモラスで個性的なキャラクターの騰だが王騎から絶大な信頼を得ており、部下からの信頼も厚く、王騎は死に際に軍の全権を騰へ委譲する。また、王騎の傍らで乱世を渡り歩いてきた経験を自らも自負している。騰の存在が王騎軍の強さを支えてきたことは間違いない。 また、山陽の攻略戦においては信を苦しめた勇将の輪虎。戦争遺児で死にかけていたところを廉頗に拾われた彼もまた廉頗の右腕として自らの人生を廉頗の剣として生きることにコミットし活躍する。 楊端和におけるバジオウ、藺相如(りんしょうじょ)における趙峩龍(ちょうがりゅう)・尭雲(ぎょううん)らも重要な右腕として描かれ、信にとっても羌瘣は自らにコミットしてくれている大事な右腕だろう。 8.人材配置 組織運営において、それぞれの適性や強みに合わせて人の配置を采配していくいわゆる適材適所は非常に重要である。有能な人材も適所に割り当てなければ強みが死んでしまう。 キングダムでは数々な困難な局面が訪れる都度、それに見合った人材を割り当てるシーンが描かれている。 例えば、韓を攻めていた秦はその隙をついて趙に馬陽を攻め込まれる。その迎撃に際して、嬴政と昌平君は圧倒的な武力を持つ蒙武を総大将にする思いきや、王騎を総大将に任命した。攻めが得意な蒙武に対して、迎撃戦のような守りが重要となる戦には守功双方を担える王騎が適任だと判断したのだった。結果、副将として従軍した蒙武は敵陣へ武力による突撃を図った末に謀略に嵌り絶体絶命の窮地に陥ることとなった。王騎は蒙武の救出に入った結果死すものの、秦は趙を退けることに成功する。 また山陽の武功により千人将へ昇格した信だったが、これまで隊の采配を担ってくれていた羌瘣が姉の仇討のために隊から離れていた間に全く戦に勝てなくなり降格の憂き目にあう寸前に陥っていた。そこに軍師学校で経験を積んだ河了貂が隊に戻ってきたことにより、河了貂の指揮によって成果を取り戻す。信の個の強さだけで武功を上げてきた訳ではなかったことが浮き彫りとなった。 多くの戦の中で、盤上の武将たちをそれぞれの個性に合わせてどう配置するかというシーンが描かれるキングダムの物語の中で、成果のために人材配置がいかに重要かを学ばされる。 9.組織階層 組織組成において階層構造をいかに形成するかが非常に重要となる。適切な組織階層が、教育や理念・戦略の連鎖・浸透を助ける。 物語の中で組織階層の構造が最初に語られるのは、信の初陣で魏と対決した蛇甘平原の攻略戦だ。国中から広く集められた兵卒たちは5人一組の伍を作り、その中のリーダーが伍長となり4人を率いる。伍を20組結集した100人を率いるのが百人将となり、そこから3人の百人将から形成される300人を率いる三百人将、千人将という具合に、武功に応じて率いる隊の規模が大きくなる。王弟のクーデターを鎮圧した際に共に闘った壁が千人将であることに末端の兵卒として従軍した信は驚くが、意に介さずに結果を出して一回の戦で百人将へと出世を果たす。 組織階層に対応して重要となるのが人事制度であるが、キングダムでは漫画の中で戦が終わる都度、「論功行賞」という武功の評定が王宮で行われ、武功に応じて財宝や土地・爵位・職位が与えられる。現代社会においても企業の人事・給与報酬査定により出世や基本給や賞与が評定されるシステムと同じであるから、ビジネスパーソンはキングダムの物語に共感を覚えるのだろう。また、羌瘣が同士討ちをした黒羊丘では、その罪を上官である信が咎められ、敵大将軍の慶舎(けいしゃ)を討ったものの懲戒処分として昇格を保留された場面も現代企業の評価制度・就労規則などに通じる。 信は下僕の出身ながら56巻の段階で将軍の前の五千人将まで上り詰めており、昇格する都度、武力だけでなく統率力や人材配置の術・人心掌握術などリーダーたる資質を高めていき、隊の中でもその考え方が連鎖浸透して隊全体が強化されていく姿が描かれている。信と同世代の王賁率いる玉鳳隊、蒙恬率いる楽華隊も、リーダーの昇格に応じて隊全体の組織階層が伸長し強い組織に変遷していく姿が描かれ、あらゆる角度から組織形成への学びを得ることができる。 そういった組織階層の重要性が多く語られるため、キングダムはビジネスパーソンに支持を受けるのだろう。 10.経営と執行の分掌 歴史活劇の漫画は戦場という現場での出来事ばかりにフォーカスすることが多いが、キングダムでは現場にいない王宮での出来事も多く描かれている。敵国の侵攻、攻略、またクーデターのような内部紛争、窮地が訪れる都度王宮の大臣や官僚たちが王と共にいかに対応するかを協議する姿や、その中にも内部の権力闘争によるジレンマも共に描かれる点は、現代経済の企業経営においても重なる部分が多い。 合従軍が侵攻してきた時にはいかに国防するかを王宮の武官たちが昼夜を問わず寝る間を惜しんでシミュレーションする姿が描かれていたり、中華統一のための趙国を降伏させるための戦略を軍総司令の昌平君が死に物狂いで考える姿なども印象的だ。昌平君は唯一の攻略策と思われた戦略を総大将の王翦へ授け、現場での不測の事態は王翦の現場判断に委ねる。実際に想定外の事態が起こるも、王翦はその知略を発揮し、現場レベルで代替戦略を打ち立てて趙を苦しめる。こういった運営サイドと執行現場との信頼関係・柔軟な対応は、経営と執行の分掌によるバランスの理想形であると言える。現場を無視した経営の押し付けや、執行の独走が起きると、組織全体の均衡が崩れて事態は失敗方向へ向かってしまう。 さらにビジネスパーソンからして胸アツな点は、王宮に留まる武官たちがいざという時には現場へ降りて戦い、そして圧倒的に強いというところだろう。嬴政の加冠の儀に乗じて咸陽で謀反が起きた際は陥落の瀬戸際で司令官の昌平君が配下の手練れと共に戦場へ出撃し、敵将のワテギを瞬殺し、信たちを驚愕させるシーンがある。現場でも現役武将に引けを取らずに戦える姿が、単なる机上論で戦略を講じている訳ではない根拠にもなるし、現場の信頼を掴む。 武官だけでなく文官も国力の向上に寄与している姿も物語の中で描かれている。元武官の昌文君は国内の治水事業に成果を出し、老臣の蔡沢は外交力で合従軍が発起した際には秦の真逆に位置する斉を辞退させたことで合従軍が戦力を秦へ一極集中できない状況を作ったり、最終的には王同士の会談をセッティングして他国の平定の暁には斉の自主降伏の密約を取り付けるのだった。こういった戦以外の国家運営努力においても王である嬴政を中心に実施されていることが描けれている点も、キングダムの魅力の一つだろう。 以上、キングダムがビジネスパーソンを魅了する10の要素でした!特に組織のリーダーやマネジメントに携わる人には学びが多い点がある程度ご理解いただけたかと思いますが、かいつまんで紹介しているため、ぜひ本編を実際に読んでもらいたいと思います。楽しく読めるビジネス本という観点からあらゆる立場のビジネスパーソンにおすすめです。

【5分で分かる】キングダムの全あらすじを最新刊(62巻)まで超ざっくり一気に説明

サムネイル画像: 作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 超人気漫画キングダムのストーリーを超短時間で理解できるよう説明! 今でもファンが増え続けているキングダムだが、まだ見たことのない人は60巻を超えるロングストーリーを読み切るにはなかなか時間がかかる。この記事ではそのシナリオを超ざっくり振り返り、なるべくわかりやすく説明する。 弟に反逆されるが鎮圧する(1-5巻 王弟反乱編) 漂(ひょう)という幼馴染と大将軍を夢見る戦争孤児の主人公信(しん)の前に王宮の偉いおじさんの昌文君(しょうぶんくん)という人が来て、王様とすごく似ていた漂を影武者にするため連れて帰る。実は王様の弟の成蟜(せいきょう)が反逆して国を乗っ取ろうとしていたのだった。 結局、漂は王様の身代わりに死に、信は逃げてた王様である嬴政(えいせい)に出会う。 政を追う暗殺者を次々と信が倒して、途中で河了貂(かりょうてん)という子供を仲間にして、国を取り戻すため山の民に協力をお願いしに行くが断られて殺されそうになるが、政が中華統一をする志を語ると、山の民の女王楊端和(ようたんわ)が協力してくれる。 山の民と王宮に戻り、成蟜の飼っていたランカイという怪物を倒して国を取り戻した。 信が初めて戦に行く(5-7巻 対魏 信初陣@蛇甘平原編) 大将軍になりたい信は出世するため兵士として敵国の魏と戦う戦争に行く。そこで麃公(ひょうこう)というめっちゃ強い将軍が総大将をしていた。麃公は敵の総大将の呉慶(ごけい)という魏で強い上位7人のうちの一人を割とあっさり倒す。信は初めての戦なのに敵を倒しまくったので、100人を兵士率いる部隊の大将(百人将)になる。また、そこで羌瘣(きょうかい)という謎に強い女の子に出会う。 政を暗殺者から守る(8-10巻 政暗殺編) 呂不韋(りょふい)という実質秦で一番偉い大臣が王様になりたくて、王を殺そうと暗殺者を送り込む。暗殺者には羌瘣もいたが、結果的に羌瘣とも協力して暗殺者を倒して王を守る。 王騎大将軍と一緒に趙と戦う(11-16巻 @対趙 馬陽攻防編) 敵国の趙が攻めてきたので、王騎(おうき)という秦で一番強い大将軍と一緒に迎え撃つ。信は王騎から飛信隊という名前をつけてもらい敵将を討ち取る。 蒙武(もうぶ)という秦で王騎の次に強い将軍が活躍するも趙の策にハメられて、助けに行った王騎の前に龐煖(ほうけん)という中華で一番強い武人が現れて一騎討ちに。龐煖は昔王騎の婚約者の摎(きょう)を殺した時に怒った王騎に殺されかけたのでリベンジしにきたのだった。 王騎が龐煖に勝つ寸前に、敵が姑息にも王騎へ矢を放ち、その隙をついて龐煖が王騎を倒して瀕死に。龐煖は横槍が入ったのに興ざめして立ち去る。 瀕死の王騎は信に大将軍とはなんぞや?を色々教えて自分の使っていた矛をプレゼントして死ぬ。秦は防衛に成功する。 信は敵将を討ち取った功績で三百人将に昇格。 魏を攻めにいき、老将の蒙驁が気合いで戦う(対魏 山陽攻略編 17-23巻) 趙と戦わない条約を結んだ秦は、その隙に魏を攻めに行くが、もともと趙で一番強くて今は魏の将軍である廉頗(れんぱ)が出てくる。蒙驁(もうごう)は廉頗に一度も勝った事が無かったので焦るが、副将の桓騎(かんき)や王翦(おうせん)がよく戦い、信も輪虎(りんこ)というめっちゃ強い武将を倒す。 最期は蒙驁と廉頗が一騎打ちして、蒙驁は実力以上の戦いをするも死にかけるが、土壇場で桓騎が敵本陣を落として秦が勝つ。 信は敵将を倒した功績から千人将に昇格。 敵国5ヶ国が一気に秦を攻めてきて絶体絶命(合従軍侵攻編 25-33巻) 趙・魏・韓・燕・楚の五国が一気に秦に攻めてきて、秦は絶体絶命の危機に瀕するが、蒙武や桓騎や老将・張唐(ちょうとう)らの活躍で国門である函谷関を守る。信は万極という敵将を討ち取る。 しかし、その隙をついて趙の李牧(りぼく)が、蕞という攻められたら秦が滅びる重要な城を狙って侵攻する。 それに気づいた麃公が止めにいくが、龐煖が現れて殺される。 蕞は兵士がいなかったが、王様の嬴政が蕞の一般民を鼓舞して兵隊にして一緒に戦い、陥落間際に山の民が助けにきてくれて蕞を守る最後に龐煖と信が一騎打ちするがなんとか防いで、秦が勝つ。 信は蕞を守った功績から四千人将に昇格。 羌瘣が姉の仇を取る(34巻 蚩尤決戦) 羌瘣は姉を騙して殺した幽連(ゆうれん)を倒して仇を取ることを目的に生きていたのだが、居場所が分かって戦いに行く。予想以上に強かったが、信たちと出会って心に居場所を見つけた羌瘣は幽連に勝つ。 王弟成蟜が謀略により死ぬ(34-35巻 王弟謀略編) 呂不韋が成蟜が謀反を起こしたと見せかけて王宮を陥れようとするが、改心していた成蟜が抵抗し、謀略に気づいた信もかけつけ成蟜を助けに行く。しかし、成蟜は息絶える。ただ謀略は失敗し、成蟜の人脈は嬴政につく。 魏の要所を秦が攻める(36-37巻 対魏 著雍攻略編) 秦が魏の要所を攻めにいくと魏でめっちゃ強くて死んだと思われていた7人のうちの3人が実は生きていて立ちはだかる。 信と若手の武将で王翦の息子の王賁(おうほん)と王騎の副将だった騰(とう)が活躍して攻める。 王賁は7人のうち一番強い紫伯(しはく)を満身創痍ながらも倒して、信も7人のうち一番知将の霊凰を倒して秦が勝つ。 信は霊凰を討ち取った功績から五千人将に昇格。 嬴政の成人の儀式に母親と愛人が謀反を起こす(37-40巻 対毐国 嫪毐の乱編) 呂不韋にそそのかされて、嬴政の母親の太后とその愛人の嫪毐が謀反を起こす。謀反で嬴政を殺して、反逆者を鎮圧した呂不韋がヒーローとなり王になるという筋書きだったが、信が救出にいく。 信と軍総司令で呂不韋の部下だった昌平君が呂不韋が裏切って、毐国の武将を瞬殺して嫪毐を鎮圧する。 桓騎が残虐な計略で趙を攻める(41-45巻 対趙 黒羊丘侵攻編) 本格的な趙攻略のために桓騎を総大将として秦が攻める。 趙の総大将慶舎(けいしゃ)の知略と、勇将の紀彗(きすい)に苦しめられるが、桓騎軍がゲリラ戦を駆使し、信はとうとう慶舎を討ち取る。 慶舎の部下の岳嬰(がくえい)と紀彗は巻き返そうとするも、桓騎が趙の村民を虐殺して亡骸のアーチを作り紀彗へ見せしめて精神を追い詰め退かせる。結果 虐殺を許せない信や羌瘣が桓騎と衝突するものの秦が勝つ。 信は敵総大将を討ったものの、内輪モメをした責任から昇格せず。 趙国を降伏させるため、鄴へ侵攻する秦(47-60巻 対趙 鄴攻略編) 秦の中華統一を阻む李牧を討ち、趙国の王宮邯鄲を攻めるため、要地の鄴を攻めめるという非常に困難な戦いに打って出る。趙を欺いた王翦の策略で鄴を難民に溢れさせ、桓騎のスパイが城内に火を放ち兵糧攻めにするも、秦軍自身も兵糧が底をつく。 要地の遼陽を壁と楊端和が落とし、主戦場の朱海平原を秦が勝利すれば邯鄲を落とせるところまできた。 信と王賁はそれぞれめっちゃ強い趙峩龍(ちょうがりゅう)と尭雲(ぎょううん)を倒し、王翦と李牧の本軍がそれぞれ相まみえる最終結成に至る。 信は李牧本陣を王翦本軍主攻と挟撃し優位に立つが、王翦本陣も傅抵と馬南慈に挟撃され危機に瀕す。しかし王賁と蒙恬の救援により乗り越える。 あとは信が李牧を討つだけの構図になるが、そこに現れたのが龐煖だった。これまで何度も秦を恐怖に落とし入れた武神龐煖を信がとうとう打ち破ることに成功し、その激闘で生死の境を彷徨うも羌瘣の秘術により命を救われる。 その後、鄴を陥落させるが兵糧が足りず窮するが、斉の救援により助かった秦はとうとう鄴を手に入れた。凱旋した信は将軍になるため姓を得て「李信」となり、蒙恬・王賁とともに将軍に任命された。 敗走した趙の宰相李牧は処刑されそうになるが、趙の暗君悼襄王が急死し免れる。李牧の能力を深く理解し名君の素質がある太子の「嘉(か)」が王位を継ぐと思われたが謀略により暗君の素質が強い「遷(せん)」が王位に就いたことで李牧は司馬商がいる青歌へ落ち延びた。 幕間の間に呂不韋が自害し、 嬴政との因縁の男が静かに物語から姿を消した。(ただ、死んだと見せかけて放浪の旅に出たと描かれている) 魏と同盟し楚の什虎城を攻める(60-62巻 対楚 秦・魏同盟什虎侵攻編) 秦は完全に趙を攻め落とすための体制を作るため、 秦魏の同盟軍で楚の要地である什虎城を攻め、それを魏に渡すことを条件として 魏と同盟を組む。 什虎に蒙武と騰が、魏の呉鳳明が攻め、什虎城の将軍である満羽(まんう)・千斗雲(せんとうん)と軍司の寿胡王(じゅこおう)が迎え撃つ。 満羽と千斗雲はかつてに楚に対抗し続けた猛将中の猛将であり、若手将軍の項翼と白麗も参戦するが、魏が助攻となる呉鳳明の策略の前に敗走し什虎は陥落する。 それにより秦は3年間の魏との同盟を実現し、趙を滅ぼすための体制を整えた。 幕間では苛烈な祭を潜り抜け、祭をせずに生き残った羌瘣を逆恨みし殺しにやってきた妹の羌礼(きょうれい)が登場するが、羌瘣が返り討ちにし、諭したことで改心し有力な味方として信軍に加わった。 本格的に趙を攻める(62-巻 対趙 邯鄲攻略編) 本格的な中華統一のために、嬴政は六大将軍を復活させる(蒙武・騰・楊端和・王翦・桓騎・空席)。 桓騎を総大将とした秦軍が、新たに将軍となった李信・蒙恬・王賁を擁して攻めに入るが、邯鄲の守護神と言われる扈輒(こちょう)に苦戦する。 以上、キングダムのストーリーの超ざっくり振り返りでした。邯鄲攻略戦の行く末はいかに・・・!

【桓騎の虐殺・奇策録】名将かつ悪将の桓騎がキングダムで起こした奇想天外の策の数々

サムネイル画像:作画引用・出典 キングダム (原 泰久) 集英社 残虐にして色気と魅力を放つ人気キャラクター桓騎。秦軍を勝利に導くも時に虐殺もいとわず敵を追い詰める奇策の数々を徹底解剖・・・! キングダムを語るうえで外せない将軍桓騎(かんき)。多くの戦地で武功をあげるが、そのやり口は時に残虐無比で敵を震い上がらせてきた。 元野盗で首切り桓騎の異名を持ち、多くの荒くれ者を束ねる恐るべき人間だが、人の心理につけこんだ知略や人間味も持ち合わせる。時にユーモラスであり端麗な容姿を持ち、色気を放つ人気キャラクターだ。 そんな桓騎の虐殺劇や奇策を物語と共に紹介しよう。 ※物語のあらすじと共に紹介しているのでネタバレを含みます。 敵兵の目玉を袋詰めして大量に送り付ける・・・!敵に扮して本陣急襲!圧倒的インパクトを残した初登場(20巻~@山陽攻略編) 敵兵の目玉をくり抜く。串刺しにする。初めて明るみになった残虐性は噂通りだった・・・! 蒙驁(もうごう)大将軍の副将として王翦(おうせん)と共に山陽の地で初登場した桓騎。敵の実質的な総大将は元趙の三大天の廉頗(れんぱ)。廉頗四天王として秦を苦しめる知将の玄峰(げんぽう)と介子坊(かいしぼう)。その対応にあたったのが桓騎だった。 ゲリラ戦、心理戦で介子坊を追い詰める 山中で陣を細分化しゲリラ戦を仕掛ける桓騎。討った敵兵の目玉をくり抜き袋詰めして大量に介子坊陣営に送りつけたり、敵兵を串刺しにして見せしめにするなど介子坊を動揺させ追い詰めていく。 魏軍の兵に扮して玄峰本陣へ侵入し、玄峰を討つ 追い詰められる武将の介子坊から軍師の玄峰に指揮を移譲するが、それも束の間、大胆にも魏兵に扮した桓騎が数騎で玄峰本陣に潜入する。寸前にそれに気づいた玄峰が桓騎を弟子にしてやるから寝返れと口説くも、あえなくあっさり首を刎ねられてしまう。 最後は総大将の白亀西を討ち取り蒙驁の窮地を救う 蒙驁と廉頗が秦の本陣で激戦を繰り返し、秦本陣が陥落間際になった際に、魏の本陣から狼煙が上がる。玄峰を討ち取った後に魏の本陣へまたしても魏兵に扮した桓騎が潜入し、形式的に総大将を任されていた白亀西(はくきさい)を討ち取っていたのだ。 桓騎は白亀西へ命乞いしたら助けてやると言うも、白亀西はそれを拒否し、あっさり桓騎に刺殺されてしまう。刺した後も、さっきの威勢はどうしたと、いたぶる姿が桓騎らしい。 結果、王翦軍がほぼ無傷で残っていた点もあり、廉頗はこの戦は詰んだと和睦を申し入れ、秦は勝利を掴む。 初登場にしてその残虐性とゲリラ戦、命知らずで大胆な襲撃策を繰り広げる桓騎は強烈なインパクトを与えた。 国門函谷関の陥落を防いだ桓騎の大胆不敵な計略と、熱き老将の壮絶な最期(28巻~@合従軍侵攻編) 残虐だけじゃない!陥落寸前の函谷関を守った桓騎の勇敢かつ大胆な策に熱き将たちのドラマが 秦国を震い上がらせた5ヶ国連合の合従軍の侵攻。国門函谷関は韓の成恢(せいかい)の毒による攻撃と魏の呉鳳明(ごほうめい)による井闌車と床弩車による攻撃により陥落寸前の危機に瀕していた。 そこで桓騎は門にかけられた井闌車へ煙幕を放ち、火を放たれたと勘違いした敵が混乱するうちにわずか100騎にも満たない兵力で地上に降り立つ。それは、魏軍の兵に扮して敵本陣を急襲するという奇策だった。万一敵に露見すれば絶体絶命の策に味方も不安にかられるが、桓騎は「全部 上手くいく」と微笑む。 桓騎と共に陥落間際の函谷関に釘づけの敵兵は桓騎たちに全く気付かず、毒により死期が迫る老将張唐と共に成恢の本陣に行き着く。 そして、敵の急襲に怖気づき逃げる成恢を毒の影響で絶命間際の張唐が一刀両断し韓軍は崩壊する。桓騎は混乱に乗じて撤退の際にも床弩車を破壊していくなど、国門陥落の危機を持ち前の度胸と知略で防いだのだった。 この出来事の前夜に張唐は桓騎に「なぜ秦国の武将をしているのか?」と問いかける。それに対して「武将だなんだと偉そうにしているやつより戦が抜群に強いからだろ。秦がどうなろうが知ったことではない」と桓騎は吐き捨てる。しかし、張唐は桓騎の度胸・戦略眼に一目置き、絶命の間際に「秦国一の将軍になれ」と桓騎に伝え絶命する。馬上から崩れ落ちそうな張唐を落馬せぬよう掴み、調子が狂うジジィだとつぶやく姿に冷酷ながらも人間味を感じさせるのだった。 蒙驁の弔いと、魏兵を火あぶりの刑に・・・!(34巻) 残虐で冷酷な桓騎だが、副将として仕えた蒙驁には尊敬の念を持っている人情も 合従軍の侵攻を防いだ秦。諸国も損耗の影響が癒えない中、翌年は敵国との大きな衝突はなかった。 そんな中、老将であり長く秦を支えてきた蒙驁が孫の蒙恬らに看取られ亡くなる。 数少ない戦の中で、桓騎は魏の汲を陥落させるが、直ちに降伏しなかった敵兵を火あぶりの刑にし惨殺する。それを副将として長く使えた白老蒙驁へのたむけだという姿に、冷酷ながらも人間味が溢れる姿を見せるのだった。 一方で王翦は魏の慶都を攻め落とすが、一生自分に忠誠を誓う引き換えに命を救うという、両者蒙驁の副将だった同士が敵に対して対照的な対応をする点も、それぞれの個性を見せる象徴的なシーンとなった。 総大将桓騎の残忍性が内輪の衝突にも発展した黒羊丘の戦い。村民を虐殺し亡骸のアーチを作り、紀彗を精神的に追い込む(43巻~@黒羊丘侵攻戦編) 趙への本格的な侵攻の要となる黒羊丘の戦いの総大将となった桓騎と、従軍した飛信隊。そこには戦に対する決定的な考え方の違いが 趙を進行するにあたり要所となる黒羊丘は密林と丘から成る攻略の困難な地形をしており、ゲリラ戦を得意とする桓騎が総大将に任命された。 初めて桓騎とまみえる信だったが、いままで出会った将軍とは異質な雰囲気を放つ桓騎に戸惑う。桓騎は信に大人の戦いを教えてやると意味深な言葉をかける。 秦軍は趙の総大将の慶舎(けいしゃ)と離眼城から出撃した勇将紀彗(きすい)らに苦しめられるが、桓騎配下のゼノウや雷土(らいど)、砂鬼(さき)家などの残虐性に富む元野盗らのセオリーを無視した戦いぶりと、相手の心理を読んだ桓騎の知略により慶舎を追い詰め最期は信に討ち取られる。 桓騎の卑劣な計略により秦は勝利を収める 慶舎の腹心岳嬰(がくえい)は、総大将が討たれたものの戦略的に優位な丘を趙が取っていたため紀彗に抗戦し巻き返すことを進言する。 紀彗は過去離眼城で子供たちを守るために大人たちが虐殺されるという悲劇のトラウマと、その経験から離眼の子供たちを必ず守るという使命を持っていた。 その過去を見抜いていた桓騎は戦地の村人たちを虐殺し、亡骸のアーチを作り紀彗に「離眼城の子供たちにも同じ目に合わせる」と見せしめる。紀彗は勝利より離眼城を守ることを優先し丘を明け渡すのだった。 この出来事を契機に衝突する信と桓騎 紀彗軍の勇将劉冬(りゅうとう)と刺し違え致命傷を負った際に、戦地の村人に命を救われていた羌瘣(きょうかい)は、桓騎軍がその村人たちを虐殺していた場面を目の当たりにし、怒りにかられ軍律で禁止されている同士討ちをしてしまう。 その後、桓騎軍の虐殺と凌辱に激高した信と羌瘣は桓騎と衝突するが、尾平(びへい)が仲裁に割って入ったことでなんとか事なきを得る。 しかし、桓騎兵にそそのかされて尾兵が村人の宝石を盗んでいたことが露見したことで信と仲間割れをしてしまうが、最終的には飛信隊は桓騎軍と違い心が潤っているから虐殺も凌辱も必要とせず共に戦っていけることを再確認し絆を深めるととなった。 虐殺・凌辱・盗み、野営地には娼婦がいて兵卒が宝飾品を身にまとう桓騎軍。命をかけて戦地にいる見返りとして、それらを正当化する元野盗集団の桓騎軍と、共に戦うことを自由意志の中で選び結束する飛信隊。両極端な二人の考え方が如実に表れる戦だった。しかし、桓騎の計略により秦は想定より大幅な損耗で勝利を収めたという事実も同時に存在し、大義を掲げる自国の最小損害のために他国の民衆ですら無残に犠牲にすることの正当性や倫理観の是非を考えさせられる戦いだった。それを含め、桓騎は信へ大人の戦いを教えてやると語ったのかもしれない。 鄴侵攻編では王翦の計略により、鄴城内の兵糧攻めをしたたかに成功させる桓騎。今後のストーリーで残忍かつ人間味がある不敵な魅力を放つ桓騎をはじめ、配下のオギコ、黒桜(こくおう)、摩論(まろん)、雷土らの活躍に目が離せない。

人気記事ランキング

カテゴリ別アーカイブ